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ひつじの読了録「おうち性教育」


「おうち性教育はじめます  一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方」
著者 フクチ マミ/著者 村瀬 幸浩/KADOKAWA

4人の3~10歳の子どもの親たちの、性にまつわる話を子どもとどういう風にしていったらいいのか、こんな時どうするの?といったモヤモヤを、専門の先生がわかりやすく語ってくれるコミックエッセイです。
性教育についての絵本や指南書はたくさん出版されてきたし、私も色々と読んできました。これは結構、なるほど~ということがいっぱいで、読みやすかった。
自分の体は自分のもの。だから自分で丁寧に扱うし、気持ちいいか嫌かもちゃんと感じる。性を大事にすることは、関係性を大事にすること。恥ずかしがらずに堂々と伝える。場合によっては、どう言うかをちゃんと練習しておく。分筆話して共通認識を持っておく等々。基本が抑えられているから、読んでいてもわかりやすいし、なるほどって思う。
「ちんちん、うんこ」を連呼する幼児への対応から、月経や精通の時の対処、中学生年齢の子へのセックスへの向き合い方までをカバーしていて、目配りが効いているなあと感じる。子どもに関わる全ての大人たちにお薦め。一番は、現役のママたちパパたちに読んでほしいと思う。

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