日記 2024/9/24

三連休明けの鬱屈とした気持ちと共に出社するとメールボックスに同期からメールが来ていた。

タイトルは「退職の件」だった。

タイトル通り、退職することになったということとこれまでのお礼が書かれていた。

僕は今社会人2年目で、当然退職した同期も社会人2年目だ。今どき退職なんて、別に珍しいことでもないだろう。若くして転職なんて言うのはよくあることで、かく言う僕も転職エージェントに会員登録している。

その同期と僕は研修で会ったりしたら雑談する程度の仲であった。
「お前はいつ辞めんの?」
みたいな軽口を叩きあったりしていた。

とは言え、このメールはちょっと衝撃的だった。辞めることは何ら衝撃的ではない。衝撃的に感じたのはメールの体裁だ。

そのメールは三連休直前の金曜日の20時ちょうどに届いていた。言い方を変えると華金で皆が帰った後に届くようになっており、メールを見る頃には親しい人間以外には連絡手段がないという状態になる。どうでもいい人間とはサクッと縁を切ることが可能になっている。

そして、僕のメアドはBCCに入っていた。言ってしまえば、同期全員に送ったのか仲のいい同期に送ったのか分からないようになっている。まぁ、仲のいい同期には事前に言っているだろうし、大方同期全員に送っているのだろう。

大した内容のメールでは無いし、退職する人間はマナーとしてこういうことをするのかもしれない。
ただ、なんと言うか、用意周到であることにちょっとした残酷さを感じてしまった。


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