タチが悪い

少し前に同期が退職した日記を書いた。
同期が1人辞めたところで日々の仕事が変わるわけはなく、同じような毎日が続いている。
まだ会社に勤めている同期とはいつ辞めようかと言うような話をする機会は増えた気はするが、別の会社に勤めている先輩と転職の話をしたばかりだし気のせいだろう。

僕はいつ転職するのだろう。

転職サイトとエージェントは登録しているし、面接もたまに受けている。しかし、面接ではのらりくらりと適当な話をしてしまいがちになる。
面接中に今より酷くなったらどうしようとかそういうことが脳裏をよぎったりするのが原因だろう。原因はそうなのかもしれないが、多分本質はそうでは無い。

結局、僕は転職して今の環境を変えるより、転職する事に伴う全ての手続きを面倒くさいと思っている。面倒くささが勝っているから手を抜いている。本気でやらないようにしている。他よりマシだろ的な理屈で目を塞いでいる。

もっと小さい話だって同じ理屈だ。
会社を休んで得られる幸福より、上司に休みますと報告することの面倒くささが勝っている。
お昼ご飯を食べながら時間を潰すより、お昼ご飯を買いに行くことの面倒くささが勝っている。
人と遊んで楽しむより、人を誘うことの面倒くささが勝っている。

転職とかも含めて、そういうことに対する僕の本心は、何かを変えるのが怖いとか、失敗が怖いとかそんな大それた話じゃない。

きっと、ただただ怠惰なだけだ。
色んなことを考えたくないだけだ。

そのくせ、やらない理由を探す面倒くささは考慮していない。

タチが悪い。

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