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サティヤ・サイババが教える46個の宝石

「スワミ、私たちはいかに行動すべきか教えてください。どのような特質を身に付け、どのような主題を理解すべきか。天の御加護にあずかり、あなたの御前にいるためには、どのような行いをすれば良いかを。最も重要なこれらのこと、本質的なこと、選びぬかれた珠玉について教えてください!」

この燃えさかるような信者の熱い想いから、サティヤ・サイババは、46個の宝石とも言うべき、46の行動の極意を解き明かします。

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「ここでは、非常に重要な行動規範となる厳選された宝石をいくつか紹介します。それらをよく集め、大切にしなさい。それらをよく体験し、実践し、そこから喜びを得なさい。これらの宝石を身につけて、自分を美しくしなさい。」

1. 神聖な愛(プレマ)は、まさに生命の息吹と考えるべきです。

2. すべてのものに平等に現れているプレーマ(愛)、その愛こそが至高の自己(パラマートマ)であると信じなさい。

3. 唯一のパラマートマは、プレーマ(愛)という形で、すべての人の中にあります。

4. 他のすべての愛の形よりも、人の最初の努力は、自分の愛を神に固定することです。

5. 神に向けられたこのような愛は、信愛(バクティ)であり、根本的な試練は、その獲得にあります。

6. アートマの至福を求める人は、感覚的なものの喜びを追い求めてはいけません。

7. 真実(サティヤ)は、呼吸そのもののように生命を与えるものとして、扱われなければならない。

8. 息をしていない体が役に立たず、数分で腐って悪臭を放ち始めるのと同じように、真理のない人生は役に立たず、争いと悲しみの悪臭を放つ住処となります。

9. 真実よりも偉大なものはなく、真理より貴重で、真理より甘美で、真理より永続的なものはないと信じなさい。

10. 真実は、すべてを守る神である。真理よりも強大な守護者はいません。

11. 真理(サティヤ)の化身である神は、真実の言葉と愛に満ちた心を持つ者に、神の御姿を拝する視界(ダルシャン)を与える。

12. すべての生き物への絶え間ない優しさと、自己犠牲の精神を持ちなさい。

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13. 感覚をコントロールし、穏やかな性格で、無執着でいなければなりません。

14. 舌が犯しやすい四つの罪を常に警戒すること。(1)偽りを言う、(2)人の悪口を言う、(3)人の中傷をする、(4)しゃべりすぎる。これらの傾向をコントロールしようとするのが一番大切です。

15. 肉体が犯す5つの罪、すなわち、殺すこと、姦淫、窃盗、飲酒、肉食を防ぐようにしなさい。これらをできるだけ遠ざけることができれば、最高の人生のための、大きな助けとなります。

16. 心が犯す8つの罪、すなわち、肉欲(カーマ)、怒り(クローダ)、貪欲(ロバ)、執着(モーハ)、不忍耐、憎しみ、利己主義、うぬぼれ対して、一瞬の油断もなく、常に注意を払いなさい。これらのものを自分から遠ざけることが第一の義務です。

17. 心の動きは速く、間違った行動を追い求めます。そのように急がせることなく、その時には神の御名を想い出したり、何か良い行いをしなさい。そうすれば、必ず神の恩寵を受けることができます。

18. まず第一に、他人の繁栄に我慢できなくなり、他人を傷つけようとする悪しき傾向を捨てなさい。人が幸せであることを喜びなさい。困っている人に同情し、彼らがの繁栄を願いなさい。それが神への信愛を育む手段なのです。

19. 忍耐は人が必要とする最も大切な力です。

20. 喜びの中で生きたいと願う人は、常に善いことをしていなければなりません。

21. 怒りは愛で、執着は理性で、虚偽は真実で、悪は善で、欲は慈善で、簡単に征服できます。

22. 邪悪な者の言葉に答えてはなりません。自分の利益のために、彼らから大きな距離を置きなさい。そのような人との関係はすべて断ち切りなさい。

23. 自分の名誉や命を犠牲にしてでも、善人との付き合いを求めなさい。善人と悪人を見分けるのに必要な識別力を、神に祝福してもらうように祈りなさい。同時にあなたに与えられた知性を使って、識別するように努力しなさい。

24. 国家を征服し、世界で名声を得た者は、間違いなく英雄として称えらます。さらに感覚を征服した者こそが、万物の征服者として称えらるべき英雄です。

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25. 善人や悪人がどのような行為をしようとも、その果実は彼らに付きまとい、追い続けます。

26. 貪欲は悲しみしか生みません。満足が一番大切です。充足感に勝る幸福はありません。

27. 誤魔化したりする悪い傾向は、根こそぎ刈り取って捨て去りなさい。許しておけば、人生そのものを蝕むことになります。

28. 損失と悲しみの両方を不屈の精神で耐えなさい。歓喜と成功を得るための計画をし努力しなさい。

29. 怒りに襲われたときは、沈黙を守るか、主の御名を憶念しなさい。怒りを増幅させるようなことを想い出してはいけません。それは計り知れない害をもたらします。

30. この瞬間から、すべての悪い習慣を避けなさい。グズグズしたり先延ばしにしてはいけません。それらは何の喜びにもなりません。

31. あなたのできる範囲内で、まさにみそぼらしい姿をした神そのものである、貧しい人々のために必要な物を満たしてあげなさい。あなたが持っているどんな食べ物でも彼らに分け与え、少なくともその瞬間は、彼らを幸せにしてあげなさい。

32.他人からされたくないと思うことは、決して他人にしてはいけません。

33. 無知のために知らずに犯した過ちや罪は、心から悔い改め、繰り返さないようにしなさい。正しい道を歩むために必要な力と勇気が与えられるよう、神に祈りなさい。

34. 神を求める熱意や情熱を失わせるようなものを近づけてはいけません。熱意がないと、人の力は衰えてしまいます。

35. 臆病に屈してはなりません、至福(アーナンダ)を手放してはいけません。

36. 人に褒められて舞い上がってはいけません。人に非難されて落ち込んではなりません。

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37. あなたの友人の中に、他の人を嫌っている人がいて、争い始めたら、それ以上煽ってお互い憎しみをけしかけてはいけません。愛と同情をもって、これまでの友情を復活するよう助けなさい。

38. 他人の粗探しをするのではなく、自分の欠点を探し、それを根こそぎにして捨ててしまいなさい。自分の欠点を一つでも発見できれば十分であり、それは他人の欠点を何十何百と発見するよりもはるかに良いことなのです。

39. たとえ善行ができなくても、悪い事を考えたり実行したりしてはいけません。

40. 自分の中にない欠点について、人が何と言おうとも、それを気にしてはいけません。自分の中にある欠点については、他人に指摘される前に、自分で直すようにしなさい。自分の欠点を指摘してくれた人に怒りや恨みを抱かず、欠点を指摘されても反論せずに、感謝の気持ちを表すようにしなさい。相手の欠点を見つけようとするのは、あなたにとって大きな間違いです。自分の欠点を知るのは良いことですが、他人の欠点を知ることは何ひとつ良いことはありません。

41. 少しでも時間があれば、いろんな意味ない無駄話をして過ごすのではなく、神を瞑想したり人に奉仕したりすることに活用しなさい。

42. 神は信者よってのみ理解でき、信者は神によってのみ理解できます。他の人はそれらを理解することはできません。ですから、神に関する事柄を、神への帰依心のない人と議論してはいけません。そのような議論は、あなたの献身を減退させてしまいます。

43. もし誰かが間違った解釈であなたに何かを話していたら、言われたことの中の良い点や甘い点だけに耳を傾けなさい。真実のみ評価しなさい。間違った事柄は、全く意味をなさず、至福(アーナンダ)を妨げる原因となるだけです。

44. 一点集中を養いたいのなら、人ごみやバザーの中でウロウロして、あらゆる物をキョロキョロ見ず、目の前の道だけを見て、自分が事故に遭わないようにしなさい。道から目を離さずに動き、常に危険を回避し、他人の姿に目を向けなければ、一点集中はより強固なものになります。

45. 師と神に関するすべての疑念を捨てなさい。世俗的な欲望が満たされなくても、自分の信ずる神をけなしてはいけません。なぜなら、欲望と神への帰依との間には、何の関係もないからです。世俗的な欲望はいつか捨てなければならず、神への信念はいつか獲得しなければなりません。このことをしっかりと理解しなさい。

46. 瞑想や祈りがうまくいかなかったり、自分が抱いた願望が満たされなくても、神への信仰を揺るがしてはなりません。信仰を失えば、さらに落胆し、せっかく得た多少なりの平安を失うことになります。瞑想中や神の御名の詠唱中に、がっかりしたり、絶望したり、落胆したりしてはいけません。そのような感情が出てきたら、それは自分の誤った精神修養せいだと受け止めて、正しく行うように努力しなさい。日々の行動やすべての行為において、自動的にこのように振る舞い、行動して初めて、あなたは容易に神の原理を手に入れることができます。ですから、これらの教訓をしっかりと身につけなさい。これら語った甘美な言葉をよく噛みしめて幸せになりなさい。
(サンデーハ・ニヴァリーニ、第7章)


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I’ll give you now some selected jewels, maxims of conduct, that are very important. Collect and treasure them well. Experience them well, put them into practice, and derive joy therefrom. Wear these jewels and beautify yourself.

1. Divine love (prema) should be considered as the very breath of life.

2. The prema that is manifest in all things equally — believe that that love is the Supreme Self (Paramatma).

3. The one Paramatma is in everyone, in the form of prema.

4. More than all other forms of love, one’s first effort should be to fix one’s love on the Lord.

5. Such love directed toward God is devotion (bhakti); the fundamental test is its acquisition.

6. Those who seek the bliss of Atma should not run after the joys of sense objects.

7. Truth (Sathya) must be treated as life-giving as breathing itself.

8. Just as a body that has no breath is useless and begins to rot and stink within a few minutes, so life without truth is useless and becomes the stinking abode of strife and grief.

9. Believe that there is nothing greater than truth, nothing more precious, sweeter, more lasting.

10. Truth is the all-protecting God. There is no mightier guardian than truth.

11. The Lord, who is the embodiment of truth (Satya), grants His vision (darshan) to those of truthful speech and loving heart.

12. Have undiminished kindness toward all beings and also the spirit of self-sacrifice.

13. You must possess control of the senses, an unruffled character, and non-attachment.

14. Be always on the alert against the four sins that the tongue is prone to commit: (1) speaking falsehood, (2) speaking ill of others, (3) back-biting, and (4) talking too much. It is best to attempt to control these tendencies.

15. Try to prevent the five sins that the body commits: killing, adultery, theft, drinking intoxicants, and the eating of flesh. It is a great help for the highest life if these are kept as far away as possible.

16. Be always vigilant, without a moment’s carelessness, against the eight sins that the mind perpetrates: craving (kama), anger (krodha), greed (lobha), attachment (moha), impatience, hatred, egotism, and pride. One’s primary duty is to keep these things at a safe distance from oneself.

17. The mind speeds fast, pursuing wrong actions. Without letting it hurry like that, remember the name of the Lord at that time or attempt to do some good deed or other. Those who do thus will certainly become fit for the Lord’s grace.

18. First, give up the evil tendency to feel impatient at the prosperity of others and the desire to harm them. Be happy that others are happy. Sympathise with those who are in adversity and wish for their prosperity. That is the means of cultivating the love for God.

19. Patience is all the strength one needs.

20. Those anxious to live in joy must always be doing good.

21. It is easy to conquer anger through love, attachment through reasoning, falsehood through truth, bad through good, and greed through charity.

22. No reply should be given to the words of the wicked. For your own good, be at a great distance from them. Break off all relations with such people.

23. Seek the company of good men, even at the sacrifice of your honour and life. Pray to God to bless you with the discrimination needed to distinguish between the good men and the bad. You must also endeavour to discriminate, using the intellect given to you.

24. Those who conquer states and earn fame in the world are hailed as heroes, no doubt, but those who have conquered the senses are heroes who must be acclaimed as the conquerors of the Universal.

25. Whatever acts a good or bad person may do, the fruits thereof follow them and will never stop pursuing them.

26. Greed yields only sorrow; contentment is best. There is no happiness greater than contentment.

27. The mischief-mongering tendency should be plucked out by the roots and thrown off. If allowed to exist, it will undermine life itself.

28. Bear both loss and grief with fortitude; try to find plans to achieve joy and gain.

29. When you are invaded by anger, practice silence or remember the name of the Lord. Do not remind yourself of things that will inflame the anger more. That will do incalculable harm.

30. From this moment, avoid all bad habits. Do not delay or postpone. They do not contribute the slightest joy.

31. Try, as far as possible within your means, to satisfy the needs of the poor, who are really God as poverty. Share with them whatever food you have and make them happy at least at that moment.

32. Whatever you feel should not be done to you by others, avoid doing such to others.

33. For faults and sins committed in ignorance, repent sincerely and try not to repeat them. Pray to God to bless you with the strength and courage needed to stick to the right path.

34. Don’t allow anything to come near you that will destroy your eagerness and enthusiasm for God. Want of eagerness will cause the decay of the strength of people.

35. Don’t yield to cowardice; don’t give up bliss (ananda).

36. Don’t get swelled up when people praise you; don’t feel dejected when people blame you.

37. If anyone among your friends hates another and starts a quarrel, don’t attempt to inflame them more and make them hate each other more; instead, try with love and sympathy, to restore their former friendship.

38. Instead of searching for others’ faults, search for your own, uproot them, and throw them off. It is enough if you search and discover one fault of yours — that is better than discovering tens of hundreds of faults in others.

39. Even if you can’t or won’t do any good deed, don’t conceive or carry out any bad deed.

40. Whatever people may say about the faults that you know are not in you, don’t feel for it. As for the faults that are in you, try to correct them yourself, even before others point them out to you. Don’t harbour anger or bitterness against people who point out your faults; don’t retort, pointing out their faults, but show your gratitude to them. Trying to discover their faults is a greater mistake on your part. It is good for you to know your faults; it is no good for you to know others’ faults.

41. Whenever you get a little leisure, don’t spend it in talking about all and sundry, instead utilise it in meditating on God or in doing service to others.

42. The Lord is understood only by the devotee; the devotee is understood only by the Lord. Others cannot understand them. So don’t discuss matters relating to the Lord with those who have no devotion. Such discussion will diminish your devotion.

43. If anyone speaks to you on any subject with wrong understanding, don’t think of other wrong notions that will support that stand but grasp only the good and the sweet in what was said. True meaning is to be appreciated as desirable, not wrong meaning or many meanings, which give no meaning at all and cause only the hampering of bliss (ananda).

44. If you desire to cultivate one-pointedness, when in a crowd or bazaar, don’t scatter your vision on everything and to the four corners, but see only the road in front of you, just enough to avoid accidents to yourself! One-pointedness will become firmer if you move without taking your attention off the road, if you are constantly avoiding dangers, and if you don’t cast your eyes on others’ forms!

45. Give up all doubts regarding the guru and God. If your worldly desires don’t get fulfilled, don’t blame it on your devotion, for there is no relationship between such desires and devotion to God. These worldly desires have to be given up some day; feelings of devotion have to be acquired someday. Be firmly convinced of this!

46. If your meditation or prayer isn’t progressing properly or if desires you entertain don’t come to fruition, don’t get dispirited with God. If you do, it will discourage you even more and you’ll lose peace, however small or big, that you may have earned. During meditation and chanting, you should not be dispirited, desperate, or discouraged. When such feelings come, take it that it is the fault of your spiritual exercises, and endeavour to do them correctly. You can easily attain the divine principle only when you automatically behave and act in this manner in your daily conduct and in all actions. Therefore, hold on to these maxims firmly. Chew and digest these spoken sweets, which have been distributed and be happy!
(Sandeha Nivarini, Ch 7)

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ラリータムビカ / 後閑千鶴子 (Lalitambika Chizuko,Sivananda Yoga Teacher)
愛と優しさをいっぱいありがとうございます!