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スマホ遍路日記(169:四十四番大寶寺〜四十五番岩屋寺 ②)

【2023年9月29日(金曜日) Day 185】

 今日は体調不良でウォーキングもできず、夕方なんとかわんこの散歩で歩いた分で四十五番岩屋寺を打つことができた。

 こんな事はひとつ前の大寶寺を打った時に書くべき事だったが、四十四ヶ寺打ってようやく札所の数では半分の折り返し点を回ったことになる(ただし距離的には四十番観自在寺が折り返し点)。

 岩屋寺は門前から山登りを強いられ、山門に到達するまでに結構な石段を登る。さらに山門から先もひたすら登らされる。こればかりは歩きであろうと車であろうと観光バスであろうと誰もが迎える試練だ。それこそ人の人生を岩屋の登りに例えることもあるという。岩屋の登りはお遍路をしたのであったらこのくらいは経験すべきだ。ただしハンデのある方に無理して登れとも言えないのでどうしてもダメという人は遥拝だけでもすべきだと思う。というのもこのお寺はこの山全体が本尊だからた。(わんこ連れて2度も登っちゃったけどね)

 登った時の達成感はそれなりにあるのは金比羅さまの本殿まで到達した時と同じだと思う。

 僕も何度か岩屋寺には行ったことがあるが、いろんな思い出がここにもある。中には登りの途中で雨が降り始め本殿で身動きが取れなくなり隣にあるはずの大師堂にさえ行けないくらいの雨に降られた事もあった。

 岩屋寺に行けば、大抵のことは思い出になる。他のお寺でもそうだけど岩屋寺での時間はどうしても思い出にしたくなる。そんな場所だ。

 次の札所四十六番浄瑠璃寺はまた大きな峠越えがある。そして次からはもう松山市内に入るのだ。また日々のペースを考えると一週間はきっとかかるだろうと思う。本当にのんびりと巡礼をしてるよなとつくづく思う。一番寺を出発してはや半年、ようやく札所も半分の一つ目を打ったところだ■

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