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ハンドメイドの聖夜

【日記#116 2024/12/14(土)☁️】

 パシフィコ横浜で今日と明日「ヨコハマハンドメイドマルシェ」と言うイベントが開催される。毎回妻はこれに参加して、わんこ服を売る店を出している。

 昨晩も明日の朝早いから今日は早く寝ると言って早々に寝てしまったのだが、朝になっても一向に起きてくる気配がない。朝5時半になっても起きてこないので叩き起こし、何とか支度させて、近くの駅まで車で送って行く。

 イベントの出店は自分も妻の手伝いをした経験があるからわかるが、イベントが始まる数時間前から会場に入りお店の設営をする必要がある。ハンドメイドマルシェの場合には、そのための什器をあらかじめ会場に送っておく。当日それを受け取って振り分けられたスペースにお店を設営する。限られたスペースをいかに有効に利用するかはある意味経験がものを言う。

 今回のハンドメイドマルシェでは浦安から義姉が手伝いに来てくれる。僕は家でわんこの世話をし、午後からゆっくり会場に一般客として入る。このイベントは午前中から入るととんでもない目に遭う。そのくらいたくさんの人がやってくる。

 妻を駅まで送った帰り近くのマクドナルドで久しぶりに朝マックを買う。しかし朝マックもだいぶ値上がりしてしまいあまりおいそれと手が出しづらい。

 その後は昨日の転倒の影響で体中が痛くずっと休んでいたが、お昼ごろに重い腰を上げて出かけることにした。パシフィコ横浜の近くの駐車場に車を止め、いざハンドメイドマルシェの会場へ。

 妻はこの日のために先日元町に行った時にわんこ柄シャツを二枚買い、ひとつを義姉に送っていた。今日の二人は似たようなスカートで色だけが辛うじて違う程度。義姉と妻は双子のためこれでパッと見の区別が今日はいつも以上に難しかった。髪飾りが少し違うのでそれで区別する。

 毎度のことながらハンドメイドマルシェはとても楽しいイベントで見ていてワクワクする。ただし欲しいものがたくさんあると言うわけではない。むしろ欲しいものは自分で探さなければいけない。

 物欲がまるでなくなってしまった自分は欲しいものを探すことだけでも一苦労だ。前回は必要なものがあって探していたが、今回はそれもない。

 ハンドメイドマルシェを見ていると、さすがにものづくり天国日本の根幹を見ているような気にさえなる。とにかく大勢の人がいろんなモノを作る。それもクオリティーの高いものだ。それを強く感じる。

 そしていい加減なものもほとんどない。どこかの国の製品のようにすぐ壊れてしまったり、いい加減な作りをごまかしたりするようなことも全くない。製品に対する責任や誠意がまるで違う。ハンドメイド作家の作品は完璧に近いものも多い。そして何よりも一品ものだ。

 こんな物ばかり所狭しと並べられれば、見ている方も気分が上がってくる。

 妻と義姉は出店者なので間隙を縫って会場をあちこち歩き回っていたようだが。僕は限られた時間、痛む体にムチ打ってほぼすべてのブースを見て回った。それでも欲しいものは見つからない。

 今回は閉場が18時だったこともあり、ゆっくりと見て回ることができた。一般として入ったので、閉場時間で外に出て車で待機。しばらく待った後に妻と義姉を車に乗せて中華街へ行く。

 普段中華街はわんこと一緒に行くので、今日はわんこNGのごく普通なお店を探して夕食。まずはいつもお世話になっている外丸繊維工業さんにご挨拶。

 以前この外丸さんに教えてもらったお店に行ってみることに。香港路と中山路の間の裏路地にあるお店でメニューにビャンビャン麺があったので兼ねてから食べたかったこともありビャンビャン麺を食べる。

 因むとビャンビャン麺というのは

ビャンビャン麺

 と書く。こんな漢字は造語だとは思うのだが面白いし話のネタにはなる。できれば日本中ブームになって師走の今年の漢字一文字に選ばれたら面白いだろうにと思うのだが。

 で、このビャンビャン麺。ひと言で言えば長く伸びた「ひっつみ」みたいな感じだ。歯応えも王者の風格を勝手に感じてしまうほどである。

牛肉のビャンビャン麺

 こちらはとにかくスープが逸品だった。これを食べにここに来るだけの価値は十分にある。

辛口ビャンビャン麺

 辛口とは言え上品な辛味でこれにさらにラー油をかけたくなってしまう。辛さは極めて紳士的だった。麺が見えると思うがもはや形容する言葉を探すのが難しい。先ほども書いたように長くなったひっつみである。

 こんな麺がどんぶりいっぱいに入っているために、普通のらぁ麺やうどんのようにササっと食べるのは難しくそれなりの時間がかかる。そのため上の写真の場合、スープが途中で冷める可能性もある。しかしそこはスープが絶品なのでスープからなくなっていく感じだった。

 それに対して下の写真のように汁なしだと最後まで味わうことができる。もしかしたらこれがビャンビャン麺の楽しみなのかもしれない。

 メニューは3人でシェアして食べたので、もう少し食べられるということで、次に大通りにある鵬天閣に行き小籠包も食べた。

 中華街を後にすると義姉を浦安まで送り届け、その後帰宅。家に着いたときには11時を回っていた。

 明日は当初千葉で行われるわんこのイベントに行くぞと妻が言っていたのだが、今日のハンドメイドマルシェがあまりにも楽しかったようで、明日は出店者ではなく一般客としてしっかりハンドメイドマルシェを楽しみたいと妻の方から言ってきた。なので明日もパシフィコに行くのだと思う。という事は明日もわんこは家でお留守番となってしまう■

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