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スマホ遍路日記(147:四十一番龍光寺〜四十二番佛木寺)

【2023年9月5日(火曜日) Day 161】

 今日は歩数を見てもちょうど札所四十二番佛木ぶつもく寺を打ったところで打ち止めだった。

 このお寺も今は宇和島市内にあるがかつて平成大合併前には旧三間みま町にあった。しかしこのお寺で自分は打ち止めをしたことがあったがその日の宿は宇和島まで戻った覚えがある。というかその時は逆打ちだった。宇和島の町からも適当に近い。

 写真は山門が写っているがこの山門は愛媛県の札所の中でもかなり目立つ部類で県の重文にも確か指定されていたのではないだろうか。

 佛木寺はお参りをするには広過ぎずコンパクトにできている町寺で、境内では時々野菜の即売なども地元の農家の人が行なっていたのではないかと思うが、どうしても三十三番(雪蹊せっけい寺)や三十九番(延光寺)と重なってしまう。多分三十九番ではないと思うのだか重なる。

 このお寺の正面には自動車道路、愛南大洲線が通っていて最寄りのインターは三間ICだ。ここからトンネル数本通過すれば次の札所、四十三番明石めいせき寺の最寄りのインターチェンジにも行ける。しかしこの道路を通すために掘ったトンネルの長さが物語るようにかつては難所中の難所だった。

 車はこの道路ができる前、葛折の険しい道を通らなければならなかった。僕も道路完成前に通ったことがある。

 さらに歩きの人はこの一帯では悪名高い遍路ころがしの歯長はなが峠がひかえていた。その峠の険しさは一部手も使わないと先に進めないと書き記した人もいたらしい。

 残念なことに平成29年の豪雨で遍路道が崩落してしまい今では危険を冒さなければ通れない道になり、代替ルートが示されたのち復旧もされずにそのままの状態で放置されているらしい。

 代替ルートは車と同じ道で峠の歯長トンネルを通過してその先で遍路道に入るらしいが歩きの人にとっては車も通るトンネルには入りたくないだろうし、自分も通ったことがあるがこのトンネルはたしか歩道が無かったと思う。無理やり崩落した遍路道を通っても、歩道のない歯長トンネルを通っても危険なことには変わりはない。因みにトンネルの長さは約500mあり、歩いている時に車と遭遇しない方が珍しいと思われる。

 1日も早く遍路道が復旧される事を願うばかりだ。そしてこの歯長トンネルを抜けると隣の西予市に入る■

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