スマホ遍路日記(87:三十六番青龍寺〜三十七番岩本寺 ⑧)
【2023年7月2日(日) Day 96】
七子峠を越えて里に降りて来たあたりが今日の写真の場所。この辺りから札所三十七番岩本寺のある窪川あたりまでは四国でも有数の米処でここで作られるお米は「仁井田米」という名前で売られ、高知県内なら大抵の場所で手に入れられるがひとたび県境を越えると手に入れられなくなる。
仁井田米の品種は西日本で多いヒノヒカリとヒエリという香り米が混合されているものとヒノヒカリのみのものがある。香り米は日本でも珍しいと思うのだが高知県では旅館や食堂でもわりと普通につかわれている。我が家も車で巡礼をした時は仁井田米をお土産に買って帰るくらのお気に入りだし、鰹のたたきなどを食べる時はヒエリを混ぜてご飯を炊く(ヒエリだけを通販でも売っている)こともある。
四万十町、平成大合併以前は窪川町と呼んでいたが岩本寺も窪川町内にあるのでだいぶ次の札所には近づいて来たと思う。この先土讃線と並行して進み、駅のある影野、六反地、仁井田を通過すると道の駅がある。近くにはカントリーエレベーターなどもあって否応なしに米処だと知らされる。
道の駅のすぐ先から長い坂を下り、下り切ったあたりが窪川だ。岩本寺へは坂の途中で県道に入るとショートカットができる■