入院日記２　２０２１年３月１５日まで

　先に連載していた入院日記の後四か月ほど自宅療養をしていたが回復がほとんどなく再入院となってしまった。当初再入院は一月初旬に予定されたか、もう少し経過を見ようという事で延期、結局３月にまで伸びた。

　前回は日記をつけていたが今回はつけていない。つらい日々を記録しそれが結果として徒労に終わってしまったからだ。日記などつけなければよかったと今でも後悔している。

　病状は化膿性脊椎炎で壊死した脊椎の再生が思うようにいかなかったことで。ゆっくりと自然治癒を待っていたかったが骨の移植を行うこととなる。

　先の入院時に脊椎に入れていた棒とボルトの位置が再生に影響を及ぼしているらしくまずは除去してボルトの位置を変更。ここまでが今日現在のこと。手術は２回に分け１回目が３月１５日。それまでの間の一週間ほど血糖値コントロールの為に入院をした。

　血糖値コントロール期間はすることもなく、制限食にもすぐに慣れて穏やかな日々を過ごしていた。運動不足を避けるために院内をウロウロ散歩もできた。

　血糖値コントロールも終わる頃にMRI検査が入る。いよいよ内科から整形外科へ転科する準備に入る。

　日曜日には部屋も変わり、月曜日朝９時に手術開始。手術は六時間以上かかり１５時過ぎ終了。とは言っても自分では何も覚えていない。麻酔で眠されて気がついたら全身の痛みと疲労感に包まれて部屋に戻って来た。前回は数日ＩＣＵに入っていたが今回はそれはなかった。しかし今回の方がしんどかったかな。いまだに体がほとんど動かせず、寝返りも打てない。

　部屋の中ではすることもなく音楽を聞いたりClubhouseを聞いたり。気がつけばうたた寝をし、また目が覚めるの繰り返し。明日にはＣＴ撮影の予定が入り、安心するまもなく２回目の手術がやってくる。しかし１回目でこの有様で２回目なんて乗り越えられそうにもないのが本音だ⬛︎