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遺品

【日記#68 2024/10/27(日)☀️☁️】

 去年亡くなった叔母の埼玉の家に遺品があるので少し引き取ってくれと従妹に言われていたので埼玉のみずほ台までわんこも連れて車で出かける。

 今日は衆議院選挙があったので朝起きてまずは投票に出かける。朝早くに投票に行くと出口調査もまだいないので気分良く投票ができる。

 叔母は結婚をせず内縁の夫なる人物(以後おじさんと書く)と長い事暮らしていたが、10年以上前に其の夫なる人物は亡くなり、その後は一人で暮らしていたのだが去年転倒事故で亡くなってしまった。突然あっけなく亡くなったが、其の後の遺産相続がとにかく面倒なことになっている。其の話は控えるが、影響は遠くアメリカに住んでいる日本には来たことのない従兄弟たちにまで及んでいる。

 この内縁の夫なる人物がまだ生きていた時、僕とは共通の趣味があって話がよく合った。それはクラシックだった。おじさんは癌で亡くなったが、コレクションであるCDを僕に譲ると叔母に言っていて、それを叔母もずっと遺していた。

 そんなわけでそんなCDコレクションの中から数枚でももらって行こうと思った。

 叔母の家に行くのも初めてならみずほ台という場所も初めて。叔母の家も遺産整理で従妹が代表で相続の手続きをすすめている。この従妹と会うのだって20年ぶりの事だ。とにかく自分の中にある色々と止まっていた時計が面倒くさそうに動き始めるような感覚を覚える。

 おじさんが遺したCDはざっと見立てただけでも700枚以上はあり、全てクラシックだった。それを一枚一枚見て引き取るかどうするか判断するのだが、その殆どは輸入盤で時間もかかる。ただしおじさんの趣味が自分のものとはだいぶかけはなれていたのもあって比較的仕分けは楽だった。

「遺品」のCD

 こうして叔母の家に遺品を受け取りに行ったがCDを30枚ほどもらって来たくらいで終わった。

 従妹とはその場で別れ、時間もあるので川越に寄ってから帰る。わんこをカートに入れてだいたい観光客が集まるエリアを歩き回った。川越もそれこそ20年近くぶり。妻は初めて来たとのことだった。

 遺品をあれこれと見ていて昼食もまだだったのでお昼を食べたがそれがまたとにかく美味しかった。

門前横丁「宇田川や」のそばと胡麻汁かけ麦飯のセット

  帰りは関越道+圏央道を通って帰って来たがとにかく疲れた。みずほ台へ行くときは第三京浜と環八に川越街道と繋ぎ、わりと近いなと思ったが帰りは大変だった。

 もらって来たCDはベートーヴェンのシンフォニーにショパン、ラフマニノフからカスリーン・バトルまで様々。

 叔母の遺産相続のことに関してはほぼ従妹が進めていて、僕は米国との連絡役をしている。そしてこの件でたまに従妹と電話で話すと大体は「面倒くさいね」という気分になってしまう。まだまだ先はながくなりそうだ■


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