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その後の日記(6)

 前回の日記で注文をしたと書いたベッドがやって来た。退院してほぼ一ヶ月が経つが病状はお世辞にも良いとは言えない。退院してしばらくは自力でも歩けたし、腰痛があっても寝ていれば痛みを感じなかったのだが、最近では横になった姿勢でも疼痛でつらいし、立てば忽ち激痛に襲われる。以前は毎日散歩にも出られたのが今ではとても起きて歩けない。明らかにひどくなる一方だ。それでも毎週定期診察で撮るレントゲンやCTなどからは悪化は見られないとの所見である。

 これまでの生活を考えると和式の生活が体に良くなく、負担をかけているものだと思っていた。確かにその通りだとは思うが最近では本当にそれだけなのだろうかと考えることも多々ある。そうでなければどうしてここまで腰痛がひどくなったのか自分でも釈然としない。

 これまでの生活は日中できるだけ起きていた。これは入院時からそうしていた。しかし退院後は入院時とは事情も違うのでより一層安静を心掛けるようにしていた。その際に問題となるのが和式の生活である。

 今日ベッドがやってきたことで寝起きは格段に楽にはなった。これを機に座る時間は減らして寝たきりで安静を保つ生活へとシフトしていこうかと考えている。多少の安静から骨の再生を待ち、まずは痛みを和らげる事に専心したい。そのためのベッドでもある。

我が家の狭い部屋には大きすぎた

 現在の僕の病状はもはや脊椎炎ではなく、圧迫骨折と同じような状態だ。内科の問題はすでに治癒に向かい、かなり順調である。腰だけが遅れを取っているのだ。とにかく多少腰痛が和らがないと退院当初はできていたことができないままになってしまう。それでは何のために入院をしたのか、つらい手術を受けたのかわからない。腰椎の再生と治癒にはかなりの時間を要するのはわかっているので「もう一ヶ月経ったのに」とは考えず「まだ一ヶ月しか経っていない」と考えなくちゃいけないのだろう。

 さて、実際にベッドに寝てみると思いのほかマットレスが柔らかく身体か少し沈みがちになる。あれだけお店でいろいろと横になって比べてみたのにこの結果だ。何か敷物か薄い布団でも敷いて調節しないといけない。掛け布団が重くてこれまでもずっと負担に感じていたが、ベッドに重たい掛け布団は思いのほか押し付けられ感が増して息苦しい。これも近いうちに改善が必要。そしていい機会なので枕も変えようかと思っている■

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