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市役所めぐり

【日記#45 2024/10/04(金)☂️☁️】

 朝五時半くらいに目覚めると悪友Oから長文メッセージが届いていた。

 内容は今月13・14日に手伝ってくれという小田原でのイベントがこの期に及んで急にキャンセルになってしまったところから始まり、そのお詫びと経緯について書かれていた。

 そのイベントとはMSX40周年のイベントだったというのは恥ずかしい話僕も今朝の時点で初めて知った話だ。

 この辺りの詳しい事情もメッセージには書かれているが、それをここで公開は憚られる。各プレスの報じているところに拠ると会場の日本先端工科大学(来年度開校予定)の敷地、元関東学院大学小田原キャンパスの校舎に不備があり危険だったので中心になったと言うのが面向け。

 しかし本当は面向けとは裏腹に殆どそれとは関係ない事情で延期が決まったのだった。それだけ言っておこう。その真相たるや「ざけんな」だ、そしてその「ざけんな」の声を封じようとしているのが建物の不備という面向けである。本当はそこ、全然関係ない。それにこんな形で発表されたら元々の建物所有者、関東学院大学もまさに悪者になってしまう。本当は建物ではなく人物が《以下自粛》。

 そのイベントに関して手伝いをし、物販だの地域交渉だのとさまざまな方面で人力を尽くしていたのがこのOだ、そしてイベント延期の憂き目に遭い今度はその尻拭いをさせられて今日は小田原市役所まで頭を下げに行くのだとこの早朝の段階で知らせてくれた。そしてそんなことなので一緒に食事をしようと打診をされた。メッセージにはとにかく会おうと返信をした。

 その後寝直すこともできず、朝のルーティンが始まり、ラジオ講座を聴き終えた後それではウォーキングにでも出ましょうかと支度をすると突然雨が激しく降り出す始末だった。そんなわけでウォーキングは中止。

 午前中にはOから電話が来て小田原市役所での用事が3時に終わるのでということで小田原まで迎えに行く事となる。

 小田原市役所に着いたのは午後2時半くらい。せっかく来たので中に入ってみた。用事がなければ市役所なんてところには行かない。

 小田原の市役所はちょっとヘンテコな構造になっていて頭の中こんがらがってしまう。大きい建物だが古さが結構目立つ。

 Oからの連絡待ちで役所の中で待機。7階に食堂があったので行ってみることにした。食堂は2時で営業を終えていたが、4時までは開放されていて隣の売店で買ったお茶を持ち込んで外の景色を眺めていた。

小田原市役所からの眺め

 3時になるとOからメッセージが来て2階ロビーで落ち合う。

 小田原を出ると西湘バイパスで茅ヶ崎まで移動。以前茅ヶ崎FMの立ち上げにOが参加していたこともあり、ちょっと今現在の様子を見たいと言うことだった。本当ならば今回の件で他人の尻拭いで頭を下げてきたばかりなのにOは随分と穏やかだった。そこがエライところだ。

 夕方の時間が近いこともあり茅ヶ崎周辺で渋滞にハマったが茅ヶ崎に到着。到着して驚いたのは茅ヶ崎の北口側の変わりようだ。市庁舎をはじめとし東横インもでき、広い公園がいつも間にかできていた。

 今年度神奈川県下で最も住みたいと言われている場所が北茅ヶ崎駅周辺だと聞いて何言ってんだかと思ったら今や茅ヶ崎はすっかり垢抜けて全く違う街に生まれ変わっていた。

 市役所の駐車場に車を停めてまずは役所の新庁舎に入ってみる。明らかに先程の小田原市役所と比べても何もかもが新しい。この目新しさはすごい。(と言っても小田原市役所にだって勝っている点は幾つもある)

 そして市役所隣にある公園の一角に茅ヶ崎FMのスタジオがあり、隣にはカフェも併設されている。これにはビックリだ。どこまで新しくなってんだ茅ヶ崎。

茅ヶ崎FMのスタジオ
スタジオ併設のカフェにはこんな展示も

 このカフェではオンエアの様子を眺めながら少し真面目な話もしたがそれはここでは控えておく。スタジオには茅ヶ崎FM立ち上げの時に知り合いになった人もいて、なんでも桑田佳祐の幼馴染でサザンオールスターズという名前のゴッドファーザーらしい。にこやかにこっちを向いてスタジオの中から手を振ってくれた。

 併設カフェには「稲村ジェーン」で使用したミゼットまで展示されていた。

 茅ヶ崎FMの後は夕飯にしようと言うことでOのこだわりで西浜(いまや「サザンビーチ」と言うらしい)にあるしゃぶ葉で思う存分食事をしてきた。お互い病み上がりの50代が先のことも考えずにひたすら飯を食っていた。食べ放題は焼肉よりもしゃぶしゃぶの方が胃には良いのかも。

 帰りは戸塚駅までOを送る。本来なら家まで送り届けるところだが武蔵小杉駅まではバイクだと言うので戸塚まで、この間も車の中で話が盛り上がる。これだけ一緒にいて楽しい友達と最近よく会う事ができると言うのも幸せな事だよなとつくづく思うのだった。

 Oもこれまでの努力を無にされた上に尻拭いまでさせられて腑の煮え繰り返る思いをしていたのが多少のストレス解消になったようでにこやかに帰って行ったのを見て少し安心した。

 Oはこの春に心臓病で突然倒れ生死の淵を彷徨って戻ってきただけにこれからも身体を労ってもらいたい。今日はとにかく会えてよかった。

 もう一つは茅ヶ崎FMでの真面目な話が今後の自分にも影響するのではないかという予感があった。病気療養で先の見えない今の状態にも漸く変化が見えてくるのかも。そんな事を感じた。これもまだこの日記では控えておく■


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