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療養日記 2022年5月27日 『次のステージへ』
朝から大雨の中横浜医療センターへ。我が家から直線距離なら100mもない場所なのに雨のせいでわざわざ車に乗って行かなければならない不思議な場所。
受診票に書かれている通り血液検査、尿検査そしてCT検査を受けるもX線検査がないのでおかしいと思い受付に問い合わせる。これで待ち時間が自ずと延びる。しかしおかしいと思った通り受診票に間違いがあった。これでX線を撮り更に待ち時間延びる。
主治医と顔を合わせるのも2ヶ月ぶり。退院してから1年。今日のCTの結果を見て移植した骨は無事脊椎の一部となったものとの診断が下りる。これでます移植した骨が再びずれるような心配はなくなった。ここまでで一年かかった。
次のステージは脊椎を固定している金具の取り外しだ。1回目の手術を終えた時はこれをまた取るために手術をするのは億劫と思っていたが、二度目の手術でその金具が大きくなり数も増えすごい力で締め上げられるようになってからは早く取りたいと思うようになって来た。気圧の変化で体調不良になる元凶もこれだ。次はこれを取り除くステージに入る。しかしそれにはまだまだ時間もかかる。今日やっと移植した骨の定着が認められ、それを基に骨がさらに復元されないと支柱は取り外せない。
それでも一つステージが進んだだけでも今日は嬉しかった。それと同時に硬性コルセット(全体が硬い素材で作られたもの)縛りだったこれまでの生活から軟性コルセット(縦の支柱のみが硬い素材で作られたもの)の使用も許されるようになった。これから夏の暑い時期に向けてこれは間違いなく朗報。
コルセットはそれでも外出の度合いなどで今後も使い分けはしなければならない。それでも大きな一歩だと思う。それこそ最初は硬性コルセットを就寝時にも装着しなければならずそれから考えればかなり進化があったと言う事だ。
家に戻る頃にはすでに雨は止んでいた。雨は止んでも気圧の急激な下降は続いたようで午後はほとんど起きることもできなかった。自分の脊椎はだいぶ良い状態に向かっているというのに実際に自分が感じる病状には変化がなく、その差の大きさに不安ばかり感じる。
妻のテレワーク時間が終了すると今日の薬をもらいにいつものドラッグストアへ。そしてその後は夕食にラーメンを食べた。
今日の夕飯
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我が家の近くにある「ラーメン雪ぐに」。評判が評判を呼んで人気店となりいつ行っても車が駐められない。ここ数回は運良く駐められているが妻と一緒の時に駐められたのは数ヶ月ぶりのこと。こんな店が近くにあって幸せだよなと思える店だ。
今日は退院一年で漸く先が見えてきたという診断を口実にこのラーメンでお祝いという事にしたいと思う。これで天気痛に苦しまなくなれたらどんなにか良いのだが⬛︎