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lala
2021年1月15日 22:33
「ララ!これ、プレゼント!」唐突に差し出されたのは、小さな紙袋。ありがとう、と反射的に受け取った私の顔から何かを読み取ったのか、「遅くなってごめんね、誕生日おめでとう」照れたように笑う彼女の顔をみて、可愛いなぁ、と思いながら、まだ自分のものになりきっていないその紙袋に視線を落とした。見てもいい?と私が聞く前から、「あなたに似合うと思ったの」その言葉が、なぜか妙に心に響いて、