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子供もペットも楽しめる、初心者キャンプの始め方

私たち夫婦はキャンプ歴10年以上。友人たちとのグループキャンプから始まり、夫婦二人キャンプ→犬連れキャンプ→犬と子ども連れキャンプ、と色々な形でキャンプを経験して来ました。

そんな私たち経験から、初めてでも簡単にキャンプを始めるためのポイントをまとめてみたので、「これから家族でキャンプを始めたいけれど、何から準備したら良いか分からない…。」という方の少しでも参考になればと思います。


1 - ベストシーズンは?犬、子ども連れはどんなキャンプ場を選べばいい?

私のおすすめは秋のキャンプです。最近は暑い季節が長いので、秋と言っても10月中旬~11月がベストかもしれません。暖かい時期より断然寒いくらいの時が私は好きです。何故なら虫がいないから。最近は9月に入っても蚊も多く、蜂もいたり。キャンプ場にもよりますが、とにかく私はキャンプが大好きでも虫が大嫌いなので、暖かい時期はあまりキャンプに行きません。また、意外とキャンプは雨よりも風が強い時の方が大変です。タープが飛ばされてしまったり、危険なこともあるので風が強い時(風速5, 6メートル以上だと厳しいです)は辞めておきましょう。また、暑過ぎると人間だけでなく犬も熱中症になってしまいます。夜も少し気温が下がっても寝苦しいので、子供と犬連れの場合は暑い時期は避けましょう。

今はキャンプ場予約専用サイトや、SNSで調べると大抵のキャンプ場の様子も事前に確認できるので、とても便利です。ぜひ活用して事前にお風呂やトイレの様子も確認しておきましょう。お子さんが小さい時はトイレの場所も重要です。ペットがいる場合は別途料金がかかることもありますし、ペット禁止のキャンプ場もあるので注意してください。ドッグフリーサイトやドッグランのあるキャンプ場もあります。ドッグフリーサイトであれば、1区画がフェンスなどで囲われているので犬も放飼いにできるし、子供も安心して遊ばせることが出来ます。他のわんちゃんが気になって吠えてしまう心配があれば、ドッグフリーサイトがおすすめです。
川の近くのキャンプ場は特に設営場所に注意してください。サイトのすぐそばに大きな段差があったり、下がボコボコしていたりすると子供や犬に危険な場合もあります。最初はなるべく平地で開けたキャンプ場を選びましょう。

2 - まず揃えるべき、最低限のキャンプ道具は?

私達が自分達でキャンプを始めるために、最初に準備した道具は下記7つです。

  • テント

  • 寝袋

  • カセットコンロ

  • 焚き火台

  • クーラーボックス

  • テーブル

  • イス

以上で問題なく過ごすことが出来ました。カトラリーなどは割り箸や紙皿を使い、料理道具(フライパンや鍋)は家にあるものを持って行きました。カセットコンロはキャンプ用ではなく、家にあった家庭用のものです。テントやテーブル、イスなどの大物は最初はレンタルでも良いかもしれません。寝袋のレンタルもありますが、個人的には衛生面が気になってしまったので、安いものを買って持って行きました。

テント一つにもたくさん種類があり、物によって設営が簡単なものもたくさんあります。一度でも設営してみると、このタイプのテントなら自分達でも出来そう、とかイメージがつきやすいと思います。最近はレンタルすると設営も済ませておいてくれるキャンプ場もありますが、ぜひ最初から自分達でやってみましょう! 分からなければキャンプ場の方に手伝ってもらうことも出来ると思いますし、今はYouTubeなどでテントの設営方法が見られます。ぜひ参考にしてみてください。

3 - より気軽にキャンプを楽しむなら、ご飯はレトルトでもOK!

せっかくキャンプに来たなら、”スキレットでちょっと凝った煮込み料理”なんて思う方もいるかも知れません。キャンプの焚き火でご飯を作りたい、お酒を楽しみたい、子供とたくさん遊びたい、ペットとお散歩したい、とにかくゆっくりしたい、など、楽しみ方は人それぞれです。

キャンプで自分の楽しみ方が出来るように、まず私が初心者の方にお勧めしたいのは、「とにかく最初は準備も片付けも簡単に、最小限にすること」です。「キャンプって楽しいけど、帰ってからの片付けがめんどくさい。」と言って、色々揃えたのに結局キャンプに行かなくなってしまう人をたくさん見てきました。中には、「キャンプ=昼は大人数でバーベキューをして夜はカレー」なんて思っている人も。それではめんどくさくなって当たり前です。凝った料理は、何度かキャンプに行ってみて、それでも作りたければ作れば良いのです。かく言う私達も、最初の頃はスキレット鍋を持って行って料理をしていましたが、とにかく重いし、食材も多く必要になってしまうので使わなくなりました。今は少し良いお肉を焼いてそのまま食べたり、カップラーメンやインスタントのもので済ませることも多くなりました。それでも充分、キャンプで食べるとなんでも美味しいですよ!

4 - 最後に

コロナ禍でキャンプが大流行し、いつも前日でも予約可能だったキャンプ場ですらいっぱいで予約出来ない時がありました。グランピングもかなり流行りましたよね。

キャンプって不便なところに敢えて行って、それを楽しむはずなのに、最近は“家の中をそのまま持ち出した”ようなキャンプがSNSでは良く見られているので、「キャンプって楽しそうだけど準備するの大変そうだし、お金かかりそう…」と思われる人も多いんじゃないでしょうか。私達も山籠りするほどの玄人キャンパーではないので、もちろん必要なものもたくさんありますし、色々持って行きます。でも、今までキャンプで不要なものを必要と思い込んで準備して「なんか片付けがどんどん大変になって来てるな…」と思うこともありました。でも「これで面倒になって行くのが億劫になったら嫌だ。キャンプにはいつでもサっと行ける人間でありたい!」と思い、犬と子供が増えた今、より必要な物は厳選するようにして荷物を減らし、出来るだけ身軽にキャンプに行けるように現在も試行錯誤中です。

もっと自由に、気軽に、キャンプを楽しめる人が増えたら良いな!と思います。少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。




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