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【デュエルエクスマキナ】デッキ全部引いたら勝ちじゃね?〜エクス・マキナ型ラファエル〜


こんにちは。故郷のデュナミスを追放さて幾数年、私は元気です。らららです。
本日紹介するデッキは私がDXMで最後に作ったオリジナルデッキのエクス・マキナ型ラファエルです。自分が認識する範囲では唯一無二のデッキで自分なりの信仰の終着点、デュナミスで生きた証のようなもだと思っています。
今回はそんな思い出のデッキと共に採用カードとの楽しかった日々を振り返っていこうと思います。

デッキリスト

なんかこれ以上理詰めして改造しようとすると動作不良を起こすので結局ここに戻って来てしまう。

デッキの基本方針

私がトリニティのデッキを組む時の方針はDXMを始めた時から一貫して『相手の対処が間に合わなくなるまで強い生き物をプレイし続けてこちらの有利を押し付ける』でした。

昔はトリニティにまともな軽量除去や全体除去カードが無く、相手の盤面に触る能力が低かったので先にデカブツを並べて先手を取り続けるしかなかったのです。イズモやオリンポスには成す術なく蹂躙される、そんな不器用な所も素敵だったよ愛しのトリニティ。

さて今回のデッキコンセプトも同じく、盤面に残り続けることでアドバンテージを生み出し続けるシステムユニットを複数展開することで、相手が処理しきれない盤面を継続的に押し付けるデッキとなっております。

 「ジェノヴァの女騎士」「トリニティの散水機」「女闘志ヴァリー」の3種類の1コストぶっ壊れシステムユニットをガン積みすることにより、最序盤から相手に処理を強要します。どれも生き残れば手が付けられない凶悪ユニットですが、これに除去を吐くとその隙に展開やリソース補充ができたり、後の大型ユニットに使える除去が無くなってしまったりします。うまく回れば除去してもしなくても厳しい展開を相手に強いる事が出来ます。

とはいえ軽量カードが多く中盤は息切れしがちなので、「葡萄酒の祝宴」「ラファエルの覚醒」の計3枚のドローソースの採用や、「筆頭闘志スパルタクス」「光天使ハニエル」「連邦士官ルシファー」等1枚でも早出しできればなんやかんやできるデッキトップ解決力の高い大型ユニットを優先して採用しています。

序〜中盤に小回りの効くカードが多いので試合が終盤まで長引くと流石にジリ貧になってしまいます。デッキのカードを全て引き切れば確実に勝てる必殺のエクス・マキナワンショットのコンボを採用することで序盤の流れを阻害しない最低限の枠で終盤の競り合いに強くします。
展開の副産物で「聖樹の雫」が溜まっていくのと序盤から圧をかけ続けるデッキの性質上意外とライフが残るのでかなり噛み合っています。

採用カード&枚数解説

自分の経験とフィーリングと信仰で決めているので理論は完璧ではないですが、1枚1枚しっかりと考えて採用はしています。

ジェノヴァの女闘士

正直エッチ過ぎるとずっと思っていた
修道者シナジーもっと欲しかった


草原を生成すると上に1/2の「聖堂領の従者」が乗っかる。他のユニットやライフを守る壁になるのは勿論、聖樹の墓標の上に乗ってマナ生成。「女闘士ヴァリー」のパンプアップや「ホムンクルスのクローリン」での強化等、用途は多岐に渡ります。序盤の展開力が破格で、「トリニティの散水機」を守りながらの展開を目指せると強いです。

本体のスタッツが2/1で脆いのも盤面を開けたくなる中盤までに退場しやすいのでむしろ噛み合っていたり。ハデス対面にはコイツの処理にGPを使わせることで展開を遅らせるプレイも悪くないです。
展開の要となるカードの1枚なので2枚採用。

トリニティの散水機

あまりにも好き過ぎて未だにアイコンに使っている

聖樹の雫:0コスト、自分の残りマナを1増やす
変な草原を生成することしかできなかったラファエルを一線級のデッキに押し上げた神のカード。

実はメフィスト環境中盤ごろからラファエル研究会が発足されていた(と自分で勝手に思い込んでいる)のだが、共に第一線で開幕をしてきた(感情を一方的に抱いている)草原研究の第一人者は悪名高いヴァリーに脳を焼かれてデュナミスを去ってしまった。色々語り合ったり刺激を与え合ったりしていた(と思い込んでいるだけで実際は一方的にパクらせていただいただけだったような気もしなくはない)ので本当の、本当にかなしい。元気にしてるかな。

本体は1マナでくっつきが良く、スタッツが0/3という生存においてはこの上ない数字。序盤にHP3を取れる手段はそう多くないのでこのゲームと噛み合っています。
「バルドルの閃光」や「正槍の突貫」1枚で全滅しない盤面を組めるのも魅力。
トリニティ対面は審問所に散水機を取られてしまうので1枚回答にならないよう「女闘士ヴァリー」等と絡めて展開していきたいです。
草原の生成コストを−1するカードとして「ジェノヴァの女闘士」や「光天使ハニエル」の展開に合わせる事も多いです。

展開の肝なので散水機にヘイトが向かないように他のユニットで積極的に圧をかけて散水機を守る動きを意識しています。
ちなみに盤面に2枚並んでいると宇宙展開が出来てあまりにも楽しいです。当然の2枚採用。

女闘士ヴァリー

最後までナーフされなかった女、何故HPも増えるのか

DXM史上最凶の一角とされる悪名高いカード。コイツを生かしてターンを返すとゲームが終わるので大抵の人間は血眼になって破壊しようとしてきます。
このデッキでは雑に添えておいて「ジェノヴァの女闘士」や「トリニティの散水機」に吐くつもりだった除去札を切らせたり、HPを3以上にしてAOEを打ちにくくさせたりします。
ちなみに生き残ると「ジェノヴァの女闘士」が無限に1コストのトークンを生み出すので普通に手が付けられなくなる。

実装的に相手の除去と交換出来るカード、「筆頭闘士スパルタクス」ででた時にHPか5になることで「セクメトの殺戮」をケアするのがキモすぎるので2枚採用。

小天使プット

トリニティのマスコット、声がかわいい

序盤の最低限の行動保証になりつつスパルタクスから出すことによってデッキを圧縮出来るカード①
壁としてシステムユニットの前に出しておくだけでも意外と強かったり。
圧縮枠は1枚採用で散らすことで素引きしても「筆頭闘士スパルタクス」の出力が落ちないようにしています。

聖堂領の修道女

初期の硬派なイラストも好き

序盤の最低限の行動保証になりつつスパルタクスから出すことによってデッキを圧縮出来るカード②
7種は散らしすぎな気もするがトリニティを古くから支えてくれたカードなので華を持たせたかったんだとか。

素引きした時は余ったマナで適当に出すことが多い。周りのユニットがヤバすぎて放置されがちなので謎に生き残って地味にアドが取れます。
プットちゃんと同じ理由で1枚採用。

船守猫シップキャット

スパルタクスの飼い猫

圧縮枠③
1コストのサーチカードで壁になれたりする普通にやばいカード。トリニティではサリエルの餌になったりで割と昔からお世話になっていました。
このデッキでは「女闘士ヴァリー」、「筆頭闘志スパルタクス」、「ホムンクルスのクローリン」、「エクス・マキナ」のどれかが引けます。
修道女ちゃんと同じ理由と、猫で猫を引くのがなんか嫌だったので1枚採用。

聖樹の墓標

3コストだった時は本当にどうしようもないカードだった。

草原の墓標:このマスのユニットが破格された時、聖樹の雫を1枚手札に加える。
1コストで草原を生成しつつ「聖樹の雫」を稼げるカード。アッパー調整でコストが1になり、このデッキでも存分に暴れてもらっています。

「ジェノヴァの女闘士」と「トリニティの散水機」がいる状態だと無料で散水機の手前に破壊時「聖樹の雫」を回収できるトークンを生成できたり、1ターン複数の草を展開出来るので強力な上振れ要素となっています。
2ターン目に1マナユニット+「草原の墓標」など他のカードとの合わせを狙って行きたいです。後半に引くとちょっと弱い。
重要なリソース源で出来るだけ序盤の動きに絡めたいので渋々2枚採用。

聖樹の杯

むしろこのカードのせいでトリニティには変なカードしか実装出来なかったのでは…??

次に使うカードを実質2マナ軽減する古くからトリニティを支え続けてきたカード。
カードゲームでは珍しくマナ上限を超えてマナを生み出せるので2枚使って後攻二ターン目にスパルタクスを出すデッキが大流行しました。7マナ14/14の変なカードを早出しする変態集団もいました。

このデッキでは大型ユニットを出すだけでなく、2マナの時に「聖樹の杯」→「ジェノヴァの女闘士」+「トリニティの散水機」+GP草原のように序盤から多くのカードを一気に使うプレイで使われる事が多いです。
このカードと序盤に貯めた「聖樹の雫」で「光天使ハニエル」や「ホムンクルスのクローリン」を早出ししたり「聖槍の突貫」を早期に使ったり状況に応じて使い方を考えなければならないカード。大体何枚あっても強いので2枚採用。

審問所の召喚

 当時これがあっても結局速攻には不利なままだった。

軽量除去にまともなものがないので速攻デッキは無理と言われていたトリニティに遂に実装された革命的なカード。3コスト以下の厄介なユニットは大体HPが3〜4あるのでコスト参照で取れるのはかなりありがたく「女闘士ヴァリー」を問答無用で取れる回答札の1つです。

これを序盤に2枚抱えていると動きが後手後手になってしまうので要所に1回打ち込む為の1枚採用が個人的に結構好きです。

ラファエルの恩寵

このカードを強く使えるデッキが良いデッキになると昔からずっと思っていた。かなり強い思想により採用です

1枚で複数の役割をこなすこのデッキの潤滑油です。
0マナの草原生成手段として「トリニティの散水機」や「ジェノヴァの女闘士」、「光天使ハニエル」と合わせると強力です。終盤は聖樹の杯と合わせて「エクス・マキナ」の早期着地に貢献します。
個人的な強い思想により2枚採用です。

葡萄酒の祝宴

画像提供者より「思ったよりえっち感あるイラストでしたね
…」(わかる)

実質2コスト2ドローのカード。効果はシンプルですが、恐ろしいことにトリニティには最終弾のレボリューション編までこういう使いやすいドローカードは存在しませんでした。(「カマエルのファンファーレ」は意外と使いにくい。)個人的に追加されて最もありがたかったカードの1つです。

通常のランプデッキでは1枚採用で十分だと考えていますが、このデッキではスペルや覚醒も多く抱えておきたいのとデッキを掘ることが勝利に直結するため珍しく2枚採用している。

余談ですがフレーバーテキストではガブリエル様、ラファエル様、ミカエル様が仲良くワインを飲んでいる場面が綴られていててぇてぇです。

ラファエルの覚醒

トリニティに足りないものを全て持っているカード。もう本当に凄い。顔も良い。

託されし罰:ユニット1体のHPを自陣の草原の数だけ減らす
トリニティに足りない除去とドローを担ってくれる神のカード。
持続ターンが2ターンしかないので覚醒する時は最低でも覚醒+GPで最低でも6マナ使える状態にしておきたいです。
「トリニティの散水機」と「草原の墓標」で「聖樹の雫」を複数枚抱えていたりするのでそれらをユニットカードに変換することが出来ます。トリニティで手札が溢れる日が来るなんて夢にも思っていなかった。

手札を増やした後はマナが増えているので引いたカードを使ったりGPで除去を吐いたりで盤面にも触れるのため覚醒によるテンポロスも起こりにくい。
「トリニティの散水機」が生き残っている状態だと「聖樹の墓標」は0マナのデッキ圧縮となり「ラファエルの恩寵」はマナと手札が増えるバグカードになります。
ちなみに散水機が2体出ている状態だと手札が減ることなく無尽蔵に増え続ける。このデッキは絶対に手札を溢れさせてはいけないので(後述)、覚醒前にある程度「聖樹の雫」を消費するプレイが必要になることもあります。

覚醒GPは自分のユニットにも使えるので盤面を開けたり「連邦士官ルシファー」を自分で砕いて「堕天使ルシファー」を能動的に使うことも出来たりする。あんまり使わない。
ゲームの流れを変えるパワーを持ったまさに切り札と呼ぶに相応しいカード。

魔天使マスティマ

マスティマの吸引はトリニティ唯一の軽量除去スペルだったのでお世話にならざるを得なかった。それでもアグロには間に合わないんですけどね。

太古からスペルで吸引したり吸魂したりしていたとされるお姉さん。エッチなイラストがどうでも良くなる程の強力なテキストが書かれています。
存在するだけでHP5以上のユニットに裏目が生まれる偉いカード。恵まれたATKでHP4以下のユニットに相打ちも狙えるので疑似的な2面除去としても使えます。

HP回復効果はオマケだが条件がゆるい。小粒を並べるアグロ相手に出してライフを5程度回復すればかなり有利にゲームを進められるため速攻相手には積極的に狙っていきたいです。

あまり長く生き残り過ぎると「魔人魚ウェパル」を引かれる可能性があるのでアグレッシブな場所に置いてさっさと散ってもらう事の方が多いんですけどね…
強力なカードですが状況を選ぶので今回は1枚のみの採用にとどめています。

聖槍の突貫

全トリニティ使いが本当に待ち望んでいたカード

このカードが実装されるまではトリニティにマトモなAOEが存在しなかったので序盤中盤終盤どれを取っても隙しかないと散々バカにされ続けていた歴史があります(意訳)
今まで不器用なカードでやりくりしていく事を強いられていたトリニティの民からは、発表された後もこんな使いやすいカードがトリニティに来るわけないだろいい加減にしろ!!!などと散々な言われようでした。この後アーサーとかいう更にやべぇやつが発表されるんですけどね…

このカードが絡めばオリンポスには五分〜有利、イズモにも有利な展開をすることが出来ます。(試行回数不足なので諸説あり)

アグロ展開への返しはもちろん、このデッキは「ジェノヴァの女闘士」や「光天使ハニエル」、「筆頭闘士スパルタクス」等面が広げやすいのでチャンプブロックで中型ユニットのHPを削りやすいので幅広い局面で活躍することが出来ます。マナが回復するので覚醒中は地味に1ドローを貰う事もできます。
審問所と同じ理由と枠の都合により1枚採用ですが、本当は2枚目を採用したかったです。

ホムンクルスのクローリン

絵も声も好きだけどアスガルドのクローリンは嫌い

盤面の自ユニットを全て3/3の中量級ユニットに変換します。小型ユニットの展開が多いデッキでは、中盤の競り合いや盤面ロックへの回答として重宝します。序盤に上振れると4ターン目くらいに盤面Maxで着地したりします。
「聖樹の雫」で一気にマナを使えるトリニティでは1コスト展開+クローリン等、意外と器用に動けるカードでもあります。
「セクメトの殺戮」が回答になってしまうので再展開できるよう後続はしっかり抱えておきたいです。

1枚でも良いような気がしますが、雑に切ってもそれなりに強く、小型ユニットのパンプアップを積極的に狙っていきたいので今回は2枚採用としています。

筆頭闘志スパルタクス

こいつ自体は嫌いじゃないんだよな

デッキ内に残っている1コストのユニットで盤面を埋め尽くすド派手カード。出目によっては「セクメトの殺戮」すらケアしてきます。トリニティとは特に相性が良く、上振れ理不尽ムーブを持つランプスパルタクスは最後まで環境に一定数存在しました。

最強クラスの展開力を持つカードですが、その真価はデッキ圧縮にあります。序盤に引けなかった1コストカードを放出することで、終盤のデッキトップの質を大幅に上げることができるのです。
このデッキでは終盤はエクス・マキナワンショットを狙うのでスパルタクスでのデッキ圧縮は非常に重要。どこかで1回は出しておきたいカードとなっています。

このデッキ実はデッキトップのお祈り場面が多いデッキなので、1枚でアクションを起こせるカードや後続が確保できるカードを優先的に採用しています。また、草原ラファエルは1コストユニットの採用が多く、そういった意味でもスパさんはこのデッキと密接に噛み合ったカードと言えます。

圧縮用のスパルタクスは1枚採用って強い人が言ってたので1枚採用です。実際2枚目の出力は脆弱です。

光天使ハニエル

周りにはコイツそんなに強いと思われてなさそう
アセンション最高!アセンション最高!

剣闘士エキスパンションで出てきた変な天使。「地天使アリエル」や「殲獣ベヒモス」等大型ユニットを連打する草原デッキにはあまり見られないカードだと思います。
このデッキでは場持ちの良さがあり草原を増やしながら展開する序盤の動きと噛み合っているのでそれらを押しのけてハニエルを採用しています。
手札に抱えられれば大体4~5ターン目くらいに着地する事が多くデッキ内の草原生成カードやGPは「熾天使セラフ」に変換されます。
小型ユニット感覚で並ぶセラフ軍団は文字通り鉄壁の隊列で相手の攻撃を阻み、殴るデッキにはこの辺で勝ち切れることが多いです。
また、「エクス・マキナ」への繋ぎとしての時間稼ぎ能力は他の大型草原ユニットと比べて最も優れていると思います。

常にハニエルの前にセラフが立つので本体が殴られにくい上に、大体のデッキの除去札は錬金槍に差し替わっていたりするので、タイプ天使のハニエルは見た目以上にしぶとく盤面に居座り続けます。
「筆頭闘士スパルタクス」と同じくGPを絡めて1枚で展開をし続けられるのでトップ解決力も◎です。
「セクメトの殺戮」を打たれてもHPが1残るのでそこからセラフを再展開出来るのがキモくて好きです。

相手が苦労してハニエルを除去した所に2体目を着地させると本当に嫌そうな顔をしてくるので2枚採用しています。

連邦士官ルシファー

明らかに未来のカード。誰がここまで強くしろと言った。
出せれば強いカードだった。普通に出せるようになった。

誰が見てもヤバいとわかるトリニティが誇る最強カード。今まで辛酸を嘗めさせられてきたトリニティ使いへのご褒美かな?

最終弾の切り札である「連邦士官ルシファー」が初期からの切り札である「堕天使ルシファー」となって返ってくるというフレーバー的な美しさはさることながら、実用面でも「堕天使ルシファー」の弱点であった①最終盤以外に引いても手札で腐る。②出すまで生き残れない。③味方を強化するために盤面を残さないといけない。
というものを、①8マナで比較的出しやすい「連邦士官ルシファー」に内包する事で無駄な枠を取らない②鉄壁により場持ちの良い護衛で相手の攻撃からライフを守れる。③ついでに護衛で他の自ユニットも守れる。
と完璧に補完しており綺麗に自己完結した1枚となっています。
「堕天使ルシファー」はその演出でこのゲームに惚れた要因となったカードなので好きなカードを強く使えるこのカードは個人的に大好きです。

採用理由は普通に強すぎるからです。「錬金槍の暴走」で取られないのも素晴らしいです。
このデッキだと2枚目を使う前にゲームが終わるので敢えて1枚採用にしています。普通のトリニティなら2枚入れましょうね〜

サンダルフォンの調べ

個人的にイラストがとても好き。まさか最後にこんな使われ方をするとは思わなかったよね

「エクス・マキナ」によるワンショット用のコンボパーツ。
実装直後にサンダルフォンデッキを研究し始めた辺りからMirrativやTwitterを通して色々な人と繋がる機会が増えたような気がします。ちなみにサンダルフォンデッキはトリニティが貧弱だったのでデッキになりませんでした。

1コストでATKを上げられるカードなので、リーサルに若干届かない時に地味に使ったりします。ゲームが決められない場面で使うのは厳禁です。
エクス・マキナワンショットのコンボパーツは全て1枚あればいいので最小限の枠で1枚採用です。

アザゼルの生贄

バグで数ヶ月使用が禁止されていた。シャバに出て暴れる。

エクス・マキナワンショット用のコンボパーツ
バグで長らく使用禁止だったが使われないので誰も気にしていませんでした。最後の最後で使い道が見出されて良かった。

ちなみにこのカードで「連邦士官ルシファー」を割って「堕天使ルシファー」を出すことでリーサルを取ったことがあります。このリーサルが見えた時は手が震えました。

エクス・マキナ

このデッキの、あるいはこのゲームの終着点
みんなと戦えてよかった

このゲームのタイトルを関するカード。
召喚時に「ティターンズの封印」を手札に加え最大マナを0に、そこからはマナが倍の速度で溜まっていき10マナになった時に相手ガーディアンに20点のバーンダメージを与える事で事実上エクストラウィンとなるカードです。
敵の猛攻を耐え凌ぎ、皆で強力して最強の一撃でラスボスを倒す!さながら少年漫画のような体験をさせてくれるカードですが、上記の2枚を用いたグリッチでインチキ封印を決めていきます。(注1)

「エクス・マキナ」召喚後に「聖樹の雫」を使い4マナ生成します。召喚前にマナを増やすとマナが0になってしまうので注意しましょう。(n敗)
「サンダルフォンの調べ」を使いエクス・マキナの攻撃を12にしたら「アザゼルの生贄」で破壊して即座に12マナ生成します。そのまま「ティターンズの封印」に繋げればゲームに勝利です。
正規の手順と違って「エクス・マキナ」を犠牲に勝利しているのはなんだか皮肉ですね。

ちなみにエクス・マキナワンショットの必要パーツは各1枚ずつしか入っていないので、手札が溢れるとコンボパーツが燃える可能性があります。覚醒時や散水機2面展開、草原の墓標の位置によっては手札がパンクしてしまうので細心の注意を払って絶対に手札が溢れないように注意しましょう。


おわりに

普通にラファエルを使うなら大型の草原ユニットを大量に入れて制圧する方が安定感がありデッキとしても強いと思います。というかランクマッチではそっちの方が勝率が高かったです。
ですが、自分の信じて来たコンセプトを貫き通し、今まで歩いてきた道の終着点として自分にしか作れないキモデッキを生み出せた事。自分なりの爪跡を残せた事を誇りに思います。
余談ですが嫌われ者のヴァリー、並びにスパルタクスの採用には最後まで頭を悩ませました。正直コイツらを中心にデッキ組んでもそんなに強くない(過激思想)ので。このデッキでは細かいシナジーを活かしつつ、ヴァリーは他のユニットを守るデコイ、スパルタクスをデッキ圧縮システムとして組み込む事で、『あくまでサブプランとして上振れを狙えるけど所詮デッキ本体の動きを通す為の補助に過ぎない』という形に落とし込めたのは良かったかなと思います。
まぁ絶妙なバランスで成り立っちゃってるので彼らがいないとそれはそれで回らないんですけどね〜

今回の記事を書くにあたって当時の自分のツイートを遡って見たのですが、レボリューション実装前はトリニティのカードプールの貧弱ぶりに怒り散らかしてましたねw
その分レボリューションで今まで足りなかった全てが供給されてウキウキになっていたのも見て取れました。トリニティに下手に強カード渡すと早出しで大変なことになってしまうので仕方ないと思いますが、最後にフルパワーで遊べて大変満足です。

令和の時代にデュエルエクスマキナの記事を書く奇行をしたわけですが、カード解説に自分なりの思い出等も織り交ぜて見ました。すこしでも懐かしい気持ちになってくれる人がいれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。 

そして

デュエルエクスマキナに、ありがとう。


〜完〜






注1
通常グリッチとはゲームの仕様の裏をついた不正行為を指すが、ここではカードデザインの仕様の裏をついたコンボの表現として用いておりバグを利用した不正行為ではないと一応記しておく。
アザゼルの生贄だけにグリッチってね!!!!!

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