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コラボをすることで一緒に少し前に

夏ですね。暑いです。
今年、ららジュースもかき氷に挑戦しています。
近所のジャムやさん、grandpa's tree の山内さんが、お店の前で出店しないかと声をかけてくれたこと、お店に使う予定だったが使われていないかき氷の機械があったこと、がきっかけになりました。

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grandpa's tree さんは毎週土曜日のみお店をオープンしています。その日はジャムだけでなく、ジャムパンをはじめとした手作りの美味しいパンを売っています。(お母さんとお母さんのパンの先生が作っていらっしゃる)

去年の秋からオープンしたお店には、近所のおじいちゃんやおばちゃん等
地域の常連さんが毎週土曜日、習慣のように来るようになっていました。
かわいいお店、感覚の合う友達、家の近所という素敵な要素、そして「地域に近い場所で」「西条らしい風景の中で」と思っていた私の思いにぴったりな場所でした。
今でも、本当に声をかけてくれたことを嬉しく思っています。山内さん、ここでもありがとうを!

お店の前で出店するにあたって、前述のように「かき氷の機械があるんだけど使ってみない?」と言ってもらいました。でも・・ちょっと躊躇しました。実は私、あまりかき氷が好きじゃなかったのです。

少し考えて、そんなに大きくなくて、酸っぱかったり、あっさりしたものなら食べられるかな、と思いました。山内さんに正直に話すと、「私も小さくて、子どもも食べきられるぐらいのサイズ、手ごろな価格のかき氷にしたいと思ってた」と言ってくれました。
「子どもも食べやすいサイズ、お手ごろ価格」のかき氷をとりあえずやってみることに決まりました。せっかくなので「お互いのシロップを合わせてコラボのかき氷をする」ということにもなりました。

山内さんは果物の味を生かした、優しい甘さのシロップ(ジャム)を作るのが上手です。私はハーブやスパイス等を好む傾向があり、酸味ラブなので、味の傾向が大人向きかな、と思っています。

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「いちごミルク」「抹茶ミルク」は山内さんのシロップです。練乳でなく、手作りのミルクシロップを作っています。いちごは優しく、抹茶は苦くのバランスが素敵です。
試食したとき、私でも食べられる!かき氷美味しいんやなぁ・・と思いました。あまり多く食べられませんが!

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「ブラックベリーとレモン」「青梅と桃」はコラボのかき氷です。
私はブラックベリーのシロップと青梅のシロップを用意しています。
山内さんの優しいシロップと甘酸っぱさや少しの苦味を生かした私のシロップがコラボしています。さっぱりとしたかき氷が好きな方はおすすめです。

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8月、新しい味を出したいと思っていたのですが、もう!中旬になってしまいました。。
先週、試作してみた「豆乳ミルクココア」は口の中に甘さが残りました。ブルーベリーかブラックベリーか足してみたらいいのでは・・と思っています。山内さんに相談しなきゃ!です。

何度も言いますが、今回のコラボ企画は、始めたばかりの自分にとって、本当にありがたかったです。
お客さんに喜んでもらうには品数って大事だと思うんですが、まだまだそういった仕込みも手際よくなく・・旬のものを商品にするには商品開発も同時進行・・をこなし、出店もする。考えると「大変だぁ」となるんですが、山内さんと相談したり、作ったりするのは楽しいです。
山内さんも自分の味にはポリシーがあって、もちろん私にもある。お互いがしっかりあるから、コラボに意味がある、ような気がします。
山内さんの味作りの話しを聞けたりすると勉強にもなるし、2人が作った味を「美味しい」と言ってもらえるのも嬉しいです。

「荷物を半分、嬉しさが2倍」みたいなのを勝手に思っています。
山内さんも、コロナの影響でジャムの試食をやめているため、「味を知ってもらえるのは嬉しい」と言ってくれています。
山内さんのお客さんも私のキッチンカー に来てくれて、少しですが、私のお客さんも山内さんのお店に行ってくれます。
コラボの効果ってこういうことなんやなぁ・・とじわじわとした実感があります。
「WIN・WIN」っていうのはおこがましいですが、なんかこれなんやな、と感じます。しみじみと感じる「WIN・WIN」は地に足がついています。強くて優しいです。
山内さんが育んだ「信頼」をお裾分けしてもらってる感じもするので、自分としてしっかりしなければと、背筋がしゃきっともします。

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grandpa's tree さんでの初出店から1ヶ月くらい経ちました。最近では近所の小学生や中学生も立ち寄ってくれます。
わいわいと来てくれて、別の日に違う友達やお母さんも連れてきてくれたりもして、そんな様子が本当に嬉しいです。

「小さめ お手ごろ価格」のかき氷はビジネス的にはそんなに・・かもしれません。でもきっと先の長い取り組みの種まきやと思っています。
ここから次に、少し前に行くために、「これからを計画しながらやね」と山内さんとも話しています。

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