ランタンの灯が消えない様に
凄い勢いで「腑に落ちる」が脳を直接刺激しているような状態で、寝入りも寝起きもすこぶる良い。
今まで一体わたしは何に迷い、気落ちしていたのか。まぁ何と言うか一言で言えば「無駄」だったと強烈に腑に落ちる。
丁度木星が逆行している。
この時期は特に外的要因に煽られ自分の目指す方向性がわからなくなる。
本当に自分の心が求めている事なのか。本当に自分がやりたい事なのか。
他人もやっているから、他人に勧められたから、社会的ベネフィットに浴されたのか。
こんなこと、別に現代社会を生きる中で良くある事。目に入る情報は玉石混淆でSNSによってあらゆる行動を他人と共有を余儀なくされるピアプレッシャーだらけな状況では仕方がないことだとも思う。でもまぁとにかくアホらしくなったのだ。
その晩、良かれと思ってやった事が翌朝目が覚めた瞬間全くの無駄であった事を突如理解した。策に溺れた…が正しい。
人間関係のうちで長らく誤魔化してきた事に対して諦めがついた瞬間だった。
「大事にしてくれないから」のような理由で恋愛だの仕事だのの人間関係をリセットするひとは自分が大事にされるほどの存在であるのか、自己評価と他者評価の差異について是非とも考えてみてほしい。
自分の不在で自分の重要さを思い知れ…という気持ちはわかるが、それは勝手な執着で意味が無い。離れてしまっては、もうどうすることもできないのだ。
タロットカードで言うところの隠者が持つランタンの灯りはわたしが向かうべきところを示している。
しがらんでグズグズやってる場合ではない。
もう充分だ。
「Are you sure we should become intimate?」
わたしの脇腹にはこの言葉が刻まれている。
あなたは本当はどう思っていたんですか?