肉体的な苦しみ(アレルギー)を避ける
前回の記事にて、幸福とは肉体的、精神的な苦しみを避けた状態だということを書きました。
今回の記事では、肉体的な苦しみを避ける具体的な方法に言及していきます。
国民の3人に1人がアレルギー
空腹や、暑い寒いという肉体的な苦しみは現代日本で普通に生きていたらほぼ解決しているが、変わりにアレルギーや肥満の苦しみが現れてきた。
アレルギー患者はここ数十年で急激に増えてきており、今では国民の3人に1人、調査媒体によっては2人に1人はアレルギーだと言われている。
僕自身、突如発生したアトピーの炎症に悩まされている。
ステロイドを塗ったり、ビタミンDを飲んだり、小麦粉を食べるのをやめたりと、色々と試してみたが、どれも大して効果がなかった。
諦めずに色々と治療法を試していくうちに分かったのが、どうやら油が原因らしいということだ。
サラダ油がアトピーの原因
どうやら、体の炎症を促進しているのは油が原因のようだ。
具体的には、油の中でもオメガ〇〇の種類によって、体の炎症を抑えるか、炎症を促進するかが変わってくる。
・オメガ3(青魚、MCTオイル等)
炎症を抑制。
ただし熱を加えるとダメになってしまうので、炒め物や揚げ物には使えない。
・オメガ6(サラダ油、牛肉や豚肉等)
炎症を促進。
熱を加えてもOK。
・オメガ9(オリーブオイル等)
中立(炎症を抑制も促進もしない)
熱を加えてもOK。
アトピーの症状が出ている人は、あれこれ余計なことはせずとも、オメガ6の油を避ければ炎症は促進されずに症状は改善していくだろう。
アトピー患者増加の理由
食の欧米化がアレルギー増加の原因などとよく聞くが、その実態は、単純にオメガ6の油の取りすぎということだ。
また、一昔前の鳥や牛などの家畜は、自然の牧草などを食べていたが、現在の家畜は科学的に作った食料を食べている。それにより、オメガ6の割合が増えているとのことだ。
オメガ6をできるだけ取らない食事は難しい
理屈は分かったので、さっそくオメガ6を控えてみよう。
だが、僕は実際にかれこれ2カ月近くやっているのだけれど、意外と難易度が高い。
家にいるときはまだ何とかなるけれども、外食や弁当などを購入するとオメガ6はほぼ必ずと言っていいほど入ってしまっている。
付け合わせのちょっとした揚げ物や、野菜サラダのドレッシングなどがそれにあたる。
外食の際には、消去法で蕎麦屋や寿司屋になってしまう。
「和食は体にいい」という実態はこういうことだ。
オメガ6を避ければ肥満も同時に解決できる
嬉しいことに、アトピーを抑制するためにオメガ6を避ける生活を2カ月続けたところ、体重が4キロも勝手に落ちた。
食べる量自体は意識して減らしたりはしていない。オメガ6の油を控えただけだ。
最先端のダイエットなどせずとも、オメガ6を減らすことで、大概の肥満体質は解決してしまうだろうと思う。
肉体的幸福を遮るのはオメガ6
こんなにマイナスなことばかりなのに、オメガ6を含むサラダ油がここまで世に出回っているのは何故なのだろうか。
明確な理由は調べても分からないが、おそらくオリーブオイルよりも安くて、サラダ油を使った揚げ物などの料理もよく売れるからではないか。
オリーブオイルで揚げ物をしたら、飲食店での値段は跳ね上がってしまうだろう。
オメガ6を避けることは、肉体的な苦しみを避けることに直結する。
肉体的な苦しみから解放されたいならば、オメガ6を避けるだけでいいかもしれない。
(ただし、オメガ6の接種を完璧にゼロにするとそれはそれで問題らしい。現代に生きていたら外食や総菜などで何かしら接種するだろうが。)