感情
私は人よりも感情が豊かなんだと思う。
だから音楽など芸術品に強く感動を受ける。
私はそんな芸術品、美しいもの、言葉に囲まれて生きていきたいし、一生それを職業にしたい。
でも感情が豊かなことはいい事ばかりではない。
逆にそのせいで私は今まで辛い経験ばかりしてきた。
普通の人なら何とも思わないことでも私は辛いとか悲しいとか感じてしまう。
楽しいや嬉しいとかのプラスの感情が多く作用するタイプなら良かったのだが、どうやらマイナスなネガティブな感情の方が長けていて敏感なのだ。
幸せなことは一瞬で幸せな気持ちでいられるのは本当に僅か。だからこそ儚いのかもしれない、でも私はそんな綺麗事で済まされるほど楽観的ではない。
最近気づいたことがあって、それは幼少期の記憶が人よりもずっと残っているということだ。
幼稚園のときの記憶はみんなあるものだと思っていた。全く無い人もいた。
私は幼少期の記憶が多く残っているなんて気にしたこともなかった。
それが普通だと思っていたからだ。
他人の声のトーン、表情、自分のその時の感情、細かなところまで覚えている記憶が無数にある。
今思えば、それが私の今のメンタルに多く影響することがあるのかもしれない。良い記憶だけ残っていればいいのだが、そうではない。
残らなくていい記憶の方が多くある。プラスの感情よりもマイナスな感情の方がより感情線を揺さぶり強くそれが作用するのか。
だから私はトラウマをずっと忘れられずにずっと抱えて生きているのか。
トラウマなんてきっと数え切れないほどある。本当に思い出したくないものもある。
でも私はそれをわざわざ頭の中で何度も思い出し、同じシーンを何度も何度も繰り返し再生する。
そのせいで自分で自分を苦しめている。なぜかずっと思い出そうとする。
どうして忘れられないのか。あの時の感情を。
小さな頃の自分がずっと忘れさせてくれないんだ。
こんな思考でずっと生きてきたからもうどうすることも出来ないのか。
私に本当の幸せは来るのだろうか。
ずっとこのまま何かの膜に覆われたまま過ごしていくのか。
そんなことばっか考えている。
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