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コンポストはじめました

2024年9月、コンポスト生活を始めました。以前から関心を持っていたのですが、どこから始めていいのかわからず、手を出せずにいましたところ、知人が「LFCコンポスト」を使っていると聞いたのです。
毎日の生ごみはバッグに入れてかきまぜるだけ、生ごみがガクンと減るし、熟成して完成した堆肥は提携農家の方へ送れば野菜と交換できるらしいと知り、俄然やる気がわいてきたのです。

まず冷蔵庫の中で傷んでしまった野菜、しなびて見る影もなくなった野菜などを燃えるごみとして捨てる時の後ろめたさが、いつもイヤだったのです。一本だけ残ってぐにゅぐにゅになってしまったバナナなんかもそうです。「申し訳ない」と言いながらゴミ箱に捨てる時、とてもいけないことをしている気持ちになるのでした。

そんな残念な結果に導いてしまった野菜や果実たちを、ゴミとして処理するのではなく、せめて自然に還元してあげたいという気持ちから「よし、コンポストをやってみよう!」と決意しました。

なんでも生ごみは約80%が水分で、焼却には多くのエネルギーが必要だそうです。生ごみを減らすことで、焼却施設での燃料使用が減り、二酸化炭素(CO₂)の排出が抑えることができるのだから、私でも地球に貢献することができるのです。やってみようじゃないかと思いました。ささやかながら 、地球の温暖化防止にも貢献です🌎

送られてきたバッグと基材(2024年9月)

LFCに申し込みと、フェルト地のバッグと基材(土)が送られてきます。バッグは二重構造になっていて、破れにくいようです。虫の侵入を防ぐジッパーもきっちりと閉めることができます。臭いもほぼしません。

私は9月の終わりから始めたので、虫もあまりいなかったのですが、発生しやすいのは「アメリカミズアブ」だそうです。「む、虫ですって?きゃ~、ムリムリ」なんていう人も多いのかもしれませんが、アメリカミズアブは人を刺すことはないし、栄養の分解者としてとても優秀な存在だそうです。きゃ~って、虫からしたら人間の存在こそきゃ~!かもしれませんよね。

このバッグの中に、1日最大400gの生ごみを1.5ヶ月~2か月間投入することができるそうで、その後2、3週間ほどで栄養価の高い堆肥へと変わるとのことです。私は一人暮らしなのでそこまで大量の生ごみを投入することはないので、9月~2月まで約5カ月間、生ごみを投入することにしました(次の基材を購入するまでの期間は変更可能)。

そして下の画像が5カ月生ごみを投入したところです。上の画像と比べると土の色が濃くなっているのが分かると思います。…しかしここに5カ月分の生ごみが入っているなんて想像できます?
野菜の皮、切れ端、きのこ類の石づき、果物の皮、キャベツの芯、冷蔵庫の奥で干からびていたプチトマト、もちろん排水溝にたまる生ごみなどなど、5カ月分がこのバッグの中に吸収されております。

2025年2月現在。
※スコップはセリアで100円

野菜くずも何もかも、見事に分解されていて、ほぼ形がありませんよね。卵の殻はなかなか分解されないので残っていることが多いです。

生ごみを廃棄せずに分解することに成功しつつある私は、何かを征服したような快感に包まれています。そして生ゴミと食に対する意識がかなり変化しました。
そのことについては、次回お話します。


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杉本 ゆみ
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