34年前の新曲を聴く 3 杉本 ゆみ 2018年4月25日 22:52 山下達郎の音楽がヒットチャートをにぎわしていたのは、1980年代~90年代あたり。私は「何か面白いことないかなぁ」と時間を浪費する退屈な大学生だった。達郎の音楽は、軽薄な丘サーファー達のアクセサリーのように流され、そんな風潮があまり好きではなかった。心地よいギターのカッティングが聞こえてくると、ホットドッグの読モをしていた勝彦という、笑顔が爽やかな男を思い出して、うんざりしてしまう。そんなこんなで、純粋に山下達郎の音楽を聴くことがなかった。それなのに、年齢が進むにつれて、達郎の曲が心に響いてくるようになった。素直でまっすぐなメロディー「そっちへ進んでね」と望む方向へ進むコードどうしたってリズムに乗ってしまうビート奇をてらうことはなくてすべてが自然で、体も心も委ねられる安定感…背伸びをして色んなファッションを楽しんでも結局は何年も使い古したクタクタの毛布が何よりも好き!みたいな感じ…。なんのかんの、心から安心できるのってこれだよね?という感覚を、ここ数年、達郎の音楽に感じている。今の音楽も好きだけど、心地よすぎてにやけちゃう。達郎おそるべし。 いいなと思ったら応援しよう! pay forwardで行動していきます、ありがとうございます☆ チップで応援する #80年代 #山下達郎 #山下達郎さんのあの歌が定番 3