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ノンアダルトチャットは本当にただ「おしゃべりして稼げる簡単な仕事」なのか

アダルト、ノンアダルトのチャット両方ユーザーである会員様とお話しした時に「アダルトとノンアダはどっちが難しいのか?」という話をしたことがあります。
私は、「アダルトチャットは演出やテクニックが必要で難しそう」と言ったのですが、会員様からは「アダルトパフォさんは『話で稼ぐ方が難しそう、できない』って言ってたよ」と言われたのです。
実際に、アダルト、ノンアダ両方利用する会員様の中には、アダルトパフォーマンスの前後で会話にに満足感が得られず、ノンアダにも来ている方が一定数おられる感触です。

ノンアダルトチャットのチャットレディの募集を見ると、「男性とお話しするだけで稼げる簡単なお仕事です」といった触れ込みが多くみられます。
話をすることが難しい人は少ないでしょう。
でも、会話ができるかどうかは別問題です。
「簡単なお仕事」だなんて触れ込みで募集している人は、会話の難しさを分かっていないんじゃないかな? と私は思います。

会話を辞書で引くと、「二人以上の人が集まって、互いに話し合い、共通の話をすること」と書かれています。
一方的に相手の話を聞いて相槌を打つだけ、こちらの話を一方的にするだけでは会話にはなりません。
双方向でやりとりがあり、それに満足感があって初めて会話が成り立つわけです。
「チャットでお金を使ってよかった」と思ってもらうためには、最低限“会話”になっていなくては話になりません。

共通の話をするためには、ある程度の知識も必要です。
天気、食べ物、健康、季節のイベントなどの話題は誰でも共通している反面、“私”でなくても良い話題です。
好きなアイドル、アニメ、ゲーム、映画、スポーツ…など、すでに共通点がある場合はアドバンテージが大きいと思います。
それがなければどうすればいいか。
共通の話題をつくるのです。
そのために必要なのものの1つはヒアリングと実行です。
会員様の好きなものを聞き、調べ、実際に見たり聞いたりする。
そして、その体験をフィードバックする必要があります。
「この間教えてもらったあれ、見たよ」
そこで共通の話題と経験を共有することができます。継続的にその情報にアンテナを貼っておくことも重要です。
さらに、過去の会話の内容を正確に記憶、記録しておくことも大切です。

経験の共有という意味では、アイディアも必要です。
同じゲームをする、映画を見ることなども経験の共有になりますが、ライブでゴーゴーでいえば、一緒にイベントを過ごすことも経験の共有になり得ます。
例えば、会員様の誕生日、季節のイベント(クリスマス、バレンタインなど)に一緒に過ごす、ほかに誕生日パーチャや自主企画をやって、そこに参加してもらうことも経験の共有になり得ます。
何なら、その準備のために会員様と一緒に企画を考えたり、衣装選びをしたりすることも、経験の共有です。

だらだらと書きましたが、要点をまとめると、

  1. ノンアダルトチャットでは双方向にコミュニケーションをとる「会話」が求められている

  2. それを成立させるためには、相手の情報をヒアリングし、それに沿った話題が提供できるよう情報収集などのアクションを起こす必要がある

  3. 相手から得た情報を、できるだけ正確に記憶(記録)しておく

  4. 相手の情報に頼るだけでなく、自主企画やイベントなどを活用して共通の経験をつくっていくことで“私”と会話する価値を作り出していく

  5. その体験を積み重ねていくことで、“会員様の唯一無二”になる

といった感じでしょうか。
まぁ簡単に言えば、何もせずに稼げる簡単な仕事はないということです。
もし何の努力もなく稼げているとすれば、その人には天性のコミュニケーション能力があるのでしょう。
でもきっとそんな人は一握りなので、ちょっとずつでもできることを頑張っていきたいものです。

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