真剣勝負の準決勝
立憲民主党の代表選挙の日程が正式に決まりましたね。
すでに8月21日に枝野幸男衆議院議員が出馬表明の記者会見を行いました。
記者会見の様子は枝野幸男さんのYouTubeチャンネルからご覧いただけます。
また、8月29日には野田佳彦最高顧問も代表選挙への出馬を表明しました。
泉健太代表も続投への意気込みを表明しています。
他にも1期生の吉田はるみ衆議院議員も出馬への意欲を見せています。
2017年の結党以来、パートナーズに登録、党員制度がスタートした後は党員、協力党員に登録していますが、そもそも党員に登録したのは代表選挙の投票権があるからでした。
しかし1回目の代表選挙は一般党員の投票がなかったため投票できず。
2回目の代表選挙ではじめて投票しました。
その時はわたしがもっとも尊敬し、応援している枝野幸男さんが代表を降りたので「枝野幸男」と書くことができず・・。
今回は満を持して「枝野幸男」と書ける代表選挙です。
日本のリーダーを決める決勝戦
今回の代表選挙は、奇しくも自民党の総裁選挙とほぼ同じ時期に行われます。
岸田総理は総裁選には出ず、新総裁が総理大臣になるわけですが、その後の国会で解散し総選挙を行おうとしているのでしょう。
これは2021年のやり方と同じです。
支持率が低迷し始めた菅総理が辞任し、その後の総裁選で岸田さんが選ばれて新総理となりました。
直後の国会では予算委員会も開かずに解散し、何となくイメージを変えたような印象を与えて選挙になったわけですね。
しかもこの時は裏金問題は発覚してません。
裏金で豊富な選挙資金を使っていた自民党議員がいたのですから、立憲民主党支持者としては「ふざけんな」と言いたくなります。
そんな選挙で議席数を減らした責任をとって枝野さんは代表を降りたわけです。
思い出しても腹立たしくなる選挙ですが、今回は同じ時期に立憲民主党も代表選挙を行うのですから、自民党の総裁選挙の話題だけにマスコミが集中することは防ぐことができます。
裏金議員の処分も甘々で、裏金事件の真相も解明せず、再発を防ぐための政治改革も抜け穴だらけのザル法。
こんなことでいいのか?と不信感を持っている人は少なくないはずなので、総選挙を決勝戦と捉え、本気の準決勝のためにも出馬する方たちには真剣勝負で論戦して欲しいと思っています。
蛸壺の中に飲み込まれないように
代表選挙が近くなると、急に支持者間で険悪なムードになりました。
泉代表を応援している人たちが枝野さんの出馬を猛烈に批判するのを見ていると、この党では政権を担うのは無理だな・・と絶望的な気持ちになりました。
許容性もなく、包容力もないのであれば、政権を担っても長続きすることはないだろうなとも思うし、無駄な頑張りはやめようかとすら思った。
その後も野田元総理の出馬濃厚の話題が出始めると、また批判が飛び交い、本当にうんざりします。
とはいえ、そういう批判をしているのは主に旧ツイッターの中だけなので、投票権を持っていないゆるっとした立憲支持者や無党派層からの印象は悪くなる一方であることも自覚していません。
そういう蛸壺の中の批判の応酬はこれからもなくならないでしょう。
残念なことに、そういう批判が政治参加だと考えているようなので、それはもう仕方ないのだと諦めています。
少なくとも自分自身は一切そういう批判のやり取りには近寄らず、触れないように気を付けようと思っています。
代表を選ぶ基準
立憲民主党の代表を選ぶ私の基準は「目指す社会像」しかありません。
泉代表も野田元総理も好きな政治家であるのは間違いなく、代表になって欲しくないとはまったく思っていません。
それでも一人を選ばなければならないのなら、自分が求める社会と示すビジョンがリンクする人を選ぶしかないでしょう。
枝野さんが示してくれた支え合いの社会を望んでいるので、迷う理由がないだけのことです。
というわけで、他の候補者のネガティブキャンペーンはせずに、ひたすら枝野さんのめざす社会像をひとりでも多くの方に見ていただきたいと思っています。