声優ユニットのススメ~サンドリオン編
オタクの皆さん、こんにちは。もうすぐ春ですね。春といえば出会いの季節。今日はオタクの皆さんに、新しい出会いを果たしてもらうべく記事を書きました。
さて、アイドルマスター、ラブライブ!、など、この世界には沢山の二次元音楽コンテンツが溢れています。この記事を読んでくれている貴方も、そのうちの何らかにハマったことがあるのではないでしょうか。
そんな貴方が気になっているけど、なかなか踏み入れづらいと感じているコンテンツがありますね?(決めつけ)
そう、声優ユニットです。
「キャラクターの文脈が乗らない声優音楽って意味があるのかな?」
「声優ユニットなんて、声優のドル売りのためにやってるだけ。きっと曲のレベルも低いでしょ。」
「そもそも声優ユニットって初心者には入りづらくない?なんか怖いもん。」
とてもよくわかります。私もそう思っていました。でも、違うんです。
確かに、雑なアイドル売りをしているグループもあるでしょう。声優さんを商売道具としてしか見ていないような運営もいるでしょう。しかし、「曲に本気なユニット」は本当に凄い!俺はそれをみんなに伝えたい!
と、いうことでこの記事を書きました。
声優ユニット全体を語っても良かったのですが、自分もまだまだ業界の知識が不十分なので、追っている2つのユニットについて語ることにしました。
今回は、私をこの世界に引き摺り込んでくれたサンドリオンについて紹介します。
サンドリオンは、4人組の声優ユニット。2017年から活動を開始し、紆余曲折ありながらも、2023年5月に日本コロムビアから「Angel Ladder」を発売し、念願のメジャーデビューを果たしました。
ユニットのコンセプトは、「声の力で世界に煌めけ」。
メンバー紹介
まずは、メンバー紹介を。(多分に主観を含みます。)
小山百代さん
https://x.com/koyamamomoyo?s=20
(緑色担当、リーダー、愛称は「もよちゃん」)
出演作に、「レヴュースタァライト」愛城華恋役など。
煌めき溢れるキュートかつ力強い歌声と、無限のスタミナに支えられるダンス、眩しすぎる笑顔でサンドリオンを引っ張る正真正銘のリーダー。
幼い頃から舞台女優として演技の経験を積み重ねてきた方で、メリハリある動きと抜群の声量を誇ります。
とっっても可愛く特徴的な地声と歌声ですが、クール系の歌の時は一気に印象が変わります。表現力の高さに、思わず見入ってしまいます。
頼れるリーダーなのですが、「サンドリオンバカ決定戦」では……
黒木ほの香さん
https://x.com/_kuroki_honoka?s=20
(オレンジ色担当、愛称は「ほのけ」)
出演作に、「アイドルマスターシャイニーカラーズ」大崎甘奈役など。
可愛くも芯の通った歌声に、しなやかでキレのあるダンスと、人目を惹きつけるパフォーマンスで魅せる「自称サブリーダー」。
私個人の主観ですが、この世で一番ライブを楽しんでいる方です。一度見てみたらわかりますが、全身から「楽しい!」が溢れ出ていて、見ている私も楽しくなって元気を貰えます。カメラアピールやドリオンズ(サンドリオンのファンの呼称)とのコミュニケーションも上手で、MCでは的確なツッコミとスムーズな回しを見せるデキる女です。サンドリオンでは作詞にも挑戦しており、本当に多才な方です。
汐入あすかさん
https://x.com/_shio_asuka?s=20
(紫色担当、愛称は「しおちゃん」)
出演作に、「プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜」高木尚美役など。
脳が溶けるアイスクリームボイスに、キュートなダンスと笑顔で、まっさかさまに恋に落とす最年少。
なんと言っても特徴的な声が魅力で、蕩けるような歌声に落とされた方も多いと思います。一目でわかる可愛い方なのですが、ライブ中の笑顔といったら可愛すぎて危険なレベルです。心してライブに臨まないと恋に落ちます。
サンドリオンは4人全員が同期ですが、最年少ということもあり愛される妹ポジションです。
小峯愛未さん
(赤色担当、愛称は「あみちゃん」「こみねーさん」など。)
出演作に、「CUE!」宇津木聡里役など。
安定感抜群、キュートもクールも何でもおまかせの綺麗な歌声でサンドリオンを支える、最年長の包容力お姉さん。
とにかく歌が上手くて、声が綺麗です。サンドリオンの歌を支えてるのは間違いなくあみちゃんです。個人的にあみちゃんが歌い出しの曲は安定感抜群で耳にも心地良いため大好きです。
また、ライブ中よく目を合わせて頷いてくれる印象で、歌にもより感情が乗っていて心に残ります。
ライブの挨拶では必ず最後に順番が来るため、〆のような話になることが多いです。最後が嫌、と言いつつも毎回凄く良い感じに纏まります。頼れるお姉さんです。
……紹介だけで長くなってしまいましたが、それだけメンバーの魅力があるということです。続けて、ユニットとしてのサンドリオンの魅力についてです。
サンドリオンの魅力
私の思うサンドリオンの魅力を、まずは箇条書きにしてみます。
・曲が強い
・メンバー4人の歌声のバランスが良い
・ライブが「楽しい」
・ライブが「初心者向け」
・リリイベ等は所謂「接近戦」が多い
・ドリオンズ(ファンの呼称)との距離が近い
・活動への想いの強さ
それでは、それぞれの解説です。
・曲が強い
曲が強いかどうかは最終的には主観によるのですが、周りからも「サンドリオンの曲強〜〜」という声は聞こえます。
一応客観的な評価としては、こちらも選ぶ側の好みが反映されるものですが、「アニソン派!楽曲アワード」において2021〜2023の3年連続でノミネートされています。
2021年は「LINE LOOP」、2022年は「ゼロイチ」、2023年は「Angel Ladder」ですね。
制作に関わってくださる方々が幅広く、必然的に楽曲の幅広さにも繋がっています。
「無重力ランデヴー」「天体図」などのやぎぬまかなさん、「ブランコリック」「Familiar base」では渡辺翔さん、「君だけのオリオン」ではヒゲドライバーさん、「星のLarme」では佐藤純一さん、最新シングルのカップリング曲「ゆびきりの唄」では堀江晶太さん……挙げても挙げてもキリがないほど、強い作家さんに楽曲を制作して頂いてます。
アニソンの王道の作家陣以外にも、「メロン・ソーダ・フロート」ではボカロ出身のいよわさん、「告白星」では児玉雨子さんを起用するなど、まさに適材適所。
また、触れづらい部分ですが、人気曲「LINE LOOP」「Familiar base」では田中秀和氏が編曲を担当しています。この2曲は、今もライブで普通に歌われています。
そして忘れてはいけないのが、インディーズ時代唯一のフルアルバム、「märch」。声優ユニットの音楽を舐めていた私があっさり倒されたやつです。
märchに言えるのは、「とにかく一回アルバム聴いてみてくれ!」だけです。サブスク全盛期にアルバムを作品として通して聴いてくれる方がどの程度いるかわかりませんが、アルバムとしての出来が素晴らしいです。
ちゃんとどの曲もサブスクで聴けるので、何より一旦聴いてみることをお勧めします、聴けばわかる!
・メンバー4人の歌声のバランスが良い
メンバー紹介で歌声に触れましたが、4人の歌声を「アニメ声寄りのわかりやすく声優っぽい声」が小山さんと汐入さん、「どちらかというと一般寄りっぽい綺麗な王道声」が黒木さんと小峯さん、と分類できると思います。
つまり半分は癖が強い、と言えます。全体的に癖強くね?と思われるかもしれませんが、私の持論として「声優音楽なんて癖強くてナンボ」というのがあるので問題ありません。問題無いどころか、これくらいが丁度いいバランスだと思います。
また、小山さんと汐入さんの歌声は特徴的ではありますが、お2人とも表現力が秀でているので「曲に合わずに声が浮く」ということは絶対無いです。むしろ、曲に合わせた表現の中に個性を煌めかせてくれるので、サンドリオンの曲の魅力にしかなりません。
このバランスの良さは、「Angel Ladder」、「カラフルイロドル」、「天体図」といったメジャーデビュー後の曲がよりわかりやすいかと思います。
・ライブが「楽しい」
重要ポイントです。声優ユニットにとっては一番大事と言っていい部分。
先述した強い音楽を、しっかりした技術の生歌で浴びられます。4人のダンスもしっかりしていて、目も耳も滅茶苦茶楽しいです。歌を聴かせる時、一緒に盛り上がって楽しむ時、というのが割とはっきりしていて誰でも参加しやすいライブです。
MCも適度にあり、我々観客も適度に休めます。MCの内容は内輪ノリになりやすいですが、シンプルに4人が長い付き合いすぎてそうなってますね。普段から追っているオタクは内容がわかって楽しいですし、ライブだけ来てる方は「なんか楽しそうにわちゃわちゃしてんなー」と見ていられます。ビジュが良いから画が保つんですよね……。
・ライブが「初心者向け」
サンドリオンのライブは声優現場初心者向けだと思います。
まず、治安が良いです。アイマス現場よりやや荒い、くらいでしょうか。マサイやmixはほぼ皆無、推しジャンも最近はあまり見ません。振りコピしている人も少ないくらいで、ペンライト振ってるだけの人が多数になりました。お決まりのコールも多くないですし、それらを知らなくても全然楽しめます。パフォーマンスで魅せてくれるので。実際に私は初めての声優ユニットのライブ(アイマスなどのコンテンツ系以外)がサンドリオンで、曲も沢山は知らない状態で行きましたが、とても楽しめました。
・所謂「接近戦」が多い
CDやBDなどのリリースイベントでは、サインスタンプ押印会、ジャケットサイン会、2ショット撮影会、お渡し会などの「接近戦」が多いです。
もちろん地下アイドルやデビュー直後の声優ユニットなら接近戦の機会も多いですが、サンドリオンのメンバーくらい仕事がある声優さんにしては、接近戦の機会が多いです。
この「接近戦」は、メンバーと1対1で話せる時間があります。最初はこの接近戦目当てでリリイベに来てたオタクが、気づけば曲に惹き込まれてライブに……というのもよくある話です。
ファンとしても、定期的に接近戦があるのは推し続けるモチベーションになるのではないでしょうか。
・ドリオンズ(ファン)との距離が近い
これは前項の接近戦の多さに加えて、月1回生配信の「スタヴァ!」や文化放送A&Gで隔週放送の「サンドリ on the Radio 」といったメールやコメントでファンが参加できるコンテンツの存在が大きいですね。メンバーの人柄や関係性を知る機会がしっかり設けられているので、ライブの際の楽しみ方にも深みが出ます(勿論、音楽を追ってるだけでも十分楽しめるライブです)。
また、ライブ自体もセンターステージを構成してファンの近くでパフォーマンスをしたり、ライブハウスを使用したり、と物理的にも距離が近いです。距離が近いと、ダンスの迫力や曲に合わせた表情を堪能できますし、目を合わせてコミニュケーションまで取れます。満足度がエグい。
・活動への想いの強さ
色々書こうと思いましたが、私が言葉にするのも野暮なのでやめました。
「サンドリオン 5th Anniversary LIVE Going our way!」のBlu-rayを見て頂ければ、4人の想いは感じられると思います。
楽曲・ライブ映像の紹介
長々とサンドリオンの魅力を書きましたが、実際に曲を聴いてみたりライブ映像を見てみたりするのが一番わかりやすいと思います。
以下、オススメ曲です!(Youtubeのリンクを貼りますが、Apple MusicやSpotifyといった各種サブスクで聴くことができます!)
Angel Ladder
(作詞 ミズノゲンキさん、作曲・編曲 睦月周平さん)
昨年の5月、メジャーデビューを果たした曲です。
サンドリオンらしい明るさと、メジャーデビューの華やかさが共存して、キラキラな1曲に仕上がっています。
めっちゃ可愛いMVも必見!
天体図
(作詞 やぎぬまかなさん、作曲 やぎぬまかなさん・パソコン音楽クラブさん・ phritzさん、編曲 パソコン音楽クラブさん・ phritzさん )
メジャーデビュー後、初のタイアップ曲。本当に綺麗で、ハーモニーが美しい曲です。壮大な宇宙の曲だけど、近くに寄り添ってくれるような。サンドリオンらしい、とても素敵な曲です。
LINE LOOP
(作詞 やぎぬまかなさん、作曲 木暮栄一さん、編曲 田中秀和さん)
もう何年もApple Musicのサンドリオンのトップソングに君臨しています。初めて聴いた時の衝撃は忘れられませんね。独特の浮遊感が中毒性を生み出しています。
君だけのオリオン
(作詞・作曲・編曲 ヒゲドライバーさん)
オタクはこういう曲大好きだと思います(偏見)。ヒゲドライバーさんの歌詞とメロディーが最高なんですよ。インディーズ時代じゃないと生まれなかった歌詞で、ドリオンズにとっても大切な大切な1曲です。
ハッピーアイスクリーム
(作詞 八城雄太さん、作曲・編曲 Junkyさん)
キラキラでポップな、これぞサンドリオンという曲です。4人の個性的な歌声が乗ってとっても可愛い曲に仕上がっています。
がむしゃらリテイク(S2ver.)
(作詞 Dewさん、作曲 清水淳一さん、編曲 星銀乃丈さん)
とにかく最高だから聴いてほしい曲。好きすぎて理屈じゃ説明出来ません。サンドリオンを象徴する楽曲だと思います。
ライブ映像
少数ですが、ライブ映像がYouTubeにアップされています。今はコロナ禍の声出し解禁前の映像が主ですが、盛り上がりが伝わる映像です。是非見てください!
メロン・ソーダ・フロート
(作詞・作曲・編曲 いよわさん)
振りコピが楽しい可愛い曲!
Be Shine! Sound x Orion
(作詞・作曲・編曲 TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDさん、共作詞 サンドリオン)
メンバー紹介ソング!声出しだともっと楽しい!
FAQ
(作詞 渡辺翔さん、作曲・編曲 照井順政さん)
カッコよすぎる曲!
最後に
色々書きましたが、サンドリオンはとにかく「楽しい」ユニットです!ライブに行けば絶対に楽しませてくれます。絶対です。
なんと、
そのサンドリオンのライブが、3月17日に開催されます!
タイトルは、「サンドリオン7th Anniversary Live~7ンダフル~」!
会場は、代官山UNIT!
只今、チケット一般販売中です!!(先着)
↓↓↓ここからチケットが買えるヨ!!↓↓↓
絶対に絶対に楽しいライブになるので、少しでも気になった方は、是非会場に足を運んでみてください!
またねっ!
→DIALOGUE+編につづく