『ポエティカル行路』 2023.11.22
2023.11.22
行ってきますと誰もいない部屋に語りかけて、今日の旅へ出発。
気になる場所を脳内でマークしながら上野の方へ歩を進める。
団子坂下柳通りを抜けると台東区に入る。
谷中の露路を歩いていると、おばあちゃんに呼び止められた。
何やら鍵の入った鍵ボックスが開かないので困っているよう。
四桁の数字を合わせて開けるタイプのものだが、数字が少し上にズレて並べられているため開かないのだ。
言われた四桁の数字を規定の線に合わせてな並べると、カチャっと開いて鍵が出て来た。
おばあちゃんに僕は通りすがりの者だから心配しないでと言って去ったが、おばあちゃんははなから気にしている様子はなかった。
閉じているギャラリーの窓をのぞき見て、作品を楽しんだり、気ままな歩行を続ける。
もう目的地の上野界隈に辿り着いたが、まだたっぷり時間があるので、これからがフリースタイルとなる。
東京藝大のBoader 展に立ち寄り、そこで見つけたマリン・シェーファーの本を購入。
上野駅前の歩道橋は広く大きく幾重にも分かれていて面白い。
秋葉原の方へ。
宝石やパワーストーンばかり集めたような店が続く小道がある。
パワーストーンにいいエネルギーを吸われて、店はどれもどこか薄暗い雰囲気。
大通りに戻り昭和通りを南下。
秋葉原、お茶の水、本郷三丁目、後楽園と歩いて、舞扇で蕎麦を頂く。品のいいお店。
ホームストゥリートの千川通りを歩いて家に帰る前、てんしん書房で店主といつもの雑談。