『癌になって、考えたこと』
こんにちは。
雨水太郎です。
絵を描いています。漫画も描きたいのですが、話を作るのがヘタです。
自分の癌の闘病体験とそれに関連した様々なことを、有料マガジンに書くことにしました。
1年と2ヶ月ぐらいの期間に、抗がん剤や手術や経過観察や放射線治療をやりました。
それから約2年が、過ぎました。今日まで、再発はしませんでした。が、体の不調等が続くと、やはり不安になります。この怖さは、なくならないものかも知れません。
noteを始めてから、闘病の体験をいつか書こうと、思っていました。しかし、いざ書こうとすると、これが中々書けませんでした。病について考えるのを避けていたからです。
今回は書くことで、病のことを考える恐怖心と、向き合ってみました。思い出せば、入院治療中は、いつも癌のことを考えていたわけです。書いてみて、何か答えのようなものを出せたかどうか、わかりません。今もまだ、自問自答しています。
目次
①治療記その1
②治療記その2
③職場
④病と絵と読書
⑤人生観。
『癌になって、考えたこと』の要点は、こんな感じです。
・体のことで、少しでも変だなと思ったら、病院へ行くこと。
・病院に任せっきりにせず、自分でも病について調べること。必要なら、より良い治療を受けられる病院を探すこと。
・理不尽なことを、我慢せずに、対処すること。時には逃げることも大事。
・病や人生の不運に、芸術や趣味は、救いになる得るかどうか。
・癌になって、変わった人生観。より良く生きること。
入院治療の後、副作用等や合併症によって、虚弱体質となり、普通に歩くことが難しくなりました。独身の自分は、その後、年とった両親の家においてもらってます。軽い家事を手伝ったり、絵を描いている毎日です。
松葉杖を使っても、歩行は連続で3分が限度です。ウルトラマンみたいですね。無理をして歩くと2、3日寝込みます。休み休み歩行すればいいので、公共交通機関を使って、出かけたり、病院に行くこともあります。でも次の日は、疲れて1日寝てます。
一時期は、ただ日々を、茫然自失で過ごしていました。元来、能天気な人間なので、次第に現実を受け入れるようになりました。また、絵を描くことが、前向きになる助けになりました。自分に優れた資質があったわけではなく、多分、人は環境に慣れることができるんだと思います。
この有料マガジンから、収入を得られたら、まず、敷き布団とマットレスを買い替えようと思います。
時々は縁側で干してましたが、ここ最近の暑さと、1日中背中をつけて絵を描いたり、読書をするうちに、布団にカビが繁殖してしまいました。
布団を買っても、お金が余れば、どこか大きな山の見えるとこか、大きめの川が見えるところへ、
写生に遠出をしたいと思います。
有料マガジンの収入から、いくらかは、西日本豪雨災害被災者への寄付金にします。
『癌になって、考えたこと』を書いていた期間に、西日本豪雨災害がおきました。7月13日の時点で、犠牲者は200人を超えています。
自然災害は毎年必ず起きます。せめて今後は、被害が少なくなるよう、対応策がとれるように、次からの教訓を得ることが大事だと思います。また、現在の救助と被災者支援は、なにより大事です。
『癌になって、考えたこと』は、“生きる”ことについて、病や治療についてを、書きました。
ニュースを聞いたり、自分の書いたものを読んでいて、“生きる”ということが、実は限定的で特別なものだと思いました。“生きる”ことについて考えるには、“死ぬ”ことについても、考える必要を感じました。
【より良く生きる】ことが、【より良く死ぬ】ことだと思いました。
今生きていても、いつかは死にます。それがわかっている人は、生きることの意味を考えます。
とわかっているかのような、格好つけたことを言ってますが、自分はまだまだ、思索が浅く、全然わかってません。
2年以上前に、抗がん剤の副作用で、「グヘーッ」となっていた時も、死ぬことは怖かったです。今も怖いですし、やっぱり死にたくないです。
でも、怖いからと、考えないようにしていても、いつかは寿命がきます。
また、近親者と死別することもあるかも知れません。
いつかは、死ぬことと、生きること、両方のことを考えようと思います。
『癌になって、考えたこと』という有料マガジンには5つのnoteを書きました。あと1つか2つ、このマガジンにnoteを追加で書こうと思いますが、それは補足的なものです。7月中には書くつもりでいます。
『癌になって、考えたこと』には、近年の自分の人生哲学や、絵のことや読んだ本等についても書きました。それらの内容は、この先、普通の無料noteにもある程度書くかも知れません。
自分のかかった癌は、稀少癌、患者数がとても少ない癌です。癌にかかった時の、心構えとかには役に立てると思います。ただ、治療の仕方、抗がん剤の種類等は、他の癌治療の参考には、適していないと思います。
有料マガジン内では、癌の治療の内容等は、詳しく具体的に書きました。癌の部所の関係で、表現が不快感を与えてしまうかも知れません。
いつもはnoteで文章を書く時は、~です~ます調
、で書いてますが、『癌になって、考えたこと』では、~である~であった調、にしました。