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釧路・帯広で食いだおれ -北海道4泊5日旅行-
天ぷら料理 さくら | 天ぷらのコース
今日から4泊5日の北海道だ。
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釧路空港に到着。
天気は青空ひとつ見えない完璧な曇天。
羽田では捲っていた長袖シャツの袖をすっかり下ろしても、まだ若干寒いくらいの気温だ。
ここから1時間ほどバスに乗り、釧路駅前まで向かう。
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ホテルにチェックインを済ませ、いざ夕食へ。
今晩は天ぷら料理 さくら。
お通しの蟹のほぐしから始まり、椎茸、マッシュポテト、ホッケなど一品ずつ揚げて出してくれる。
総勢20品ほど。
締めは海老のかき揚げ天丼。
全体的にクオリティが高く、天ぷらだが胃もたれもしないいいコースだった。
ただ量が尋常ではない。
満腹大満足でこの日は床についた。
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魚政 | さんまんま
翌日、この日は友人と釧路自然公園乗馬ツアーに参加する予定。
まずはお昼ごはん用に、釧路フィッシャーマンズワーフMOOの魚政へ向かう。
目的はご当地飯、さんまんま。
細長く成形された米の上に大葉、さんまの蒲焼きを乗せ網で焼き上げる。
タレの絡んだ米とさんまのこってりとした旨味に大葉の爽やかさがたまらない。
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牧場に着いたあとは、軽いレクチャーを受けてポニーに乗馬。
よく訓練されていて、暴れることもなく御しやすい。
すごく心地よかった。
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釧路に戻ってからは友人とお土産屋さんを物色した後、居酒屋で一杯。
お土産屋ではつるべいとメンビスを購入。
つるべい:こんぶ煎餅
メンビス:チョコミント味のラングドシャのようなお菓子
ホテルで美味しくいただいた。
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そば処 星の | 無量寿とかしわぬき
友人と別れ、ホテルでゆっくりしていたらもう22時。
夜鳴きそばでも、ということでそば処 星のへ行き、無量寿とかしわぬきを注文。
無量寿は胡麻油、たまご、海苔を加えた独特の風味の蕎麦。
胡麻油と蕎麦が意外と合う。
そしてかしわぬきはかしわそばのそば抜きで、鶏肉の出汁スープといった趣。
外が寒かったので熱々のかしわぬきが体に染みた。
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泉屋本店 | スパカツ
翌日、お昼は泉屋というご当地のファミレスに狙いを定めていた。
11時の開店と同時に店に到着するとすでに5組ほどの待ち客がおり、人気なことがうかがえる。
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注文はスパカツだ。
熱した鉄板の上にスパゲッティ、その上にカツとミートソースがかかっている。
釧路民のソウルフードらしい。
パチパチとはぜるソースに気をつけながらひとくち食べるとこれがたまらない。
なんと郷愁を誘う味だろう。
もちろんスパカツを食べるのは初めてだが、子供の頃、親にデパートに連れて行ってもらって、そこのレストランで食べたお子様ランチを連想させる懐かしい味わい。
地元の方に愛されるのがよく分かる。
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十勝酒場一心 | ザンギ
昼食をとってしばらくしてから、釧路から帯広へ電車で移動。
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帯広に到着後、ホテルにチェックインを済ませ荷物を置く。
すでに時間は19時過ぎ。
夕食にはぴったりだ。
帯広名物、北の屋台のお店でいろいろとたのむ。
カプレーゼ、ポテトサラダ、ザンギ、レモンガラナ。
ザンギに関してはおろしソース風の出汁につけて食べるという少しめずらしいタイプだった。
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池田ワイン城 | ワインと蝦夷鹿料理
次の日、ホテルで朝食を済ませた後、帯広から東、池田町へ向かう。
お目当てはワイナリー池田ワイン城。
2020年の7月に改装・リニューアルオープンしたとのことで、内装がとても綺麗。
しばらくミュージアムや地下の熟成室を見学した後、テイスティングコーナーへ。
私は以前ここで飲んだツバイゲルトという赤ワインに感動してワインが好きになった。
今回も、と思ったが残念ながらツバイゲルトは試飲提供していなかった。
そのため十勝ワインの山幸をチョイス。
色は比較的澄んでおり、イチゴのような赤。
香りは野趣溢れる力強くも軽やかな香り。
味はエグ味がほとんど無く、フレッシュな味、飲みやすい。
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そのままレストランで食事。
白ワイン2種の飲み比べセットと、サーモンのカルパッチョ、蝦夷鹿のボロネーゼ。
白ワインはフラッタと北海道ヴィンテージ。
ヴィンテージのほうが透明度が高く、フラッタは黄色みが強い。
またヴィンテージは比較的辛口ですっきりとした味わい、白ワインぽい後味が強い。
一方、フラッタは舌先に当たった瞬間から甘味を感じ、嚥下するまで強い香りが持続する。
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池田ワイン城は二十歳のときに訪れて以来8年ぶりの訪問となる。
あれから私は大学を卒業し、大学院も修了し、会社に入って、そして辞めた。
食事をしながら過去に思いを馳せる、なんだかメモリアルな訪問となった。
とんび | 豚丼
帯広に戻って、夜ごはんはいよいよ豚丼。
帯広に豚丼屋さんはたくさんあるが今回はとんびに行こうと旅行前から決めていた。
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着いてみると普通の一軒家に暖簾がかかっている。
なんだか人様のおうちにお邪魔するときの気分になってきた。
注文はバラとロースのミックス豚丼、なめこのお味噌汁。
リビングのテーブルで待っていると隣の台所から丼が運ばれてきた。
美しい。
たまらず掻き込むと、タレのコク、豚の脂の甘味、焦げの香ばしさが渾然一体となり口に広がる。
またパンチの強い豚丼に対してなめこのお味噌汁の優しいこと。
温かい心持ちになる夕食だった。
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六花亭 | ハヤシライス
翌日、お昼は六花亭本店の喫茶へ。
智宏風ハヤシライスを頼んだ。
北海道・帯広の洋食文化を築いた「レストラン・ホーム」のご主人・井出智宏さんから教わり、六花亭が受け継いでいるハヤシライスらしい。
粘度が高いルーは舌に絡み付いてとても濃く、味に厚みがあって、酸味だけでなく甘味や苦味もよく調和している。
具はたまねぎ牛肉に加えてタケノコが入っており食感も楽しい。
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トテッポ工房 | プリンとロールケーキ
空港へ移動する前、旅の最後を飾る甘味として、トテッポ工房でプリンと珈琲ロールケーキを注文。
プリンは密度がとても大きい感じがして驚いた。
基本的にはレトロな喫茶店プリンのように固めに焼き上げてあり、スプーンが入るときには反発を感じる。
しかし口にいれると少しもぼそぼそしておらず、かといって昨今のプリンのようにトロトロ溶けるのでもない。
濃いプリンの味がじんわりと広がる。
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食いも食ったり4泊5日。
そろそろ帰る時間だ。
ありがとう、北海道。
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