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日本へ緊急避難一時帰国

2020年8月31日にLos Angelesから日本(東京)へ緊急避難の為一時帰国をしました。

今回のブログはLos Angelesから日本への帰国の一部始終を綴ります。

LAX国際空港の様子、東京国際空港の様子、PCR検査について。

こちらがメインのブログになります。

私達が搭乗した LAX→HANEDA便 は、JAL(コードシェアでAmerican Airlines)の深夜1:30離陸の便。

Marina Del Rayのホテルに2泊し、夕食を食べてからLAX国際空港へ向かい、搭乗手続きを行いました。

東京国際空港(羽田空港)でどれだけ時間がかかるかわからない(GacktさんのYouTubeでは空港滞在6時間と言っていました)ので、一旦、最後の晩餐を楽しみ…。

LAX国際空港は、すごい頻度で航空機が離着陸する空港で、活気がある魅力的な空港というイメージでしたが、現在は人も少なく閑散としています。

飛行機は連日離着陸をしていますが、ほとんどの機体は貨物便のようで、旅客はほとんどいません。
(Los Angeles時間夜10時)

チェックインカウンターもほとんどが閉鎖状態。

手荷物預かりで預けられるトランクは一つあたり25キロで超過した分は追加料金がかかります。

今回私達は日本に帰国して2週間の自宅待機がある為、身の回りのものをとにかく詰めていかないといけなかったので、2つのトランクが重量を超過し200ドルの超過料金を支払いました。

手荷物を預け、機内持ち込みの荷物の検査所へ向かいます。

今、コロナの影響で、機内持ち込みの手荷物は1人2個まで。

という制限があります。

手荷物検査・身体検査所を通過すると、中にはお土産もの屋さんや売店があり、最後のお土産や搭乗待ちの間に飲むドリンク、スナックは買うことができます。

東京国際空港(羽田空港)行きの搭乗待ちロビーには、ほぼ人がいない状態。

チェックインカウンターで搭乗券を渡されましたが、全員のチェックインが終わった後、再度乗客の座席を離して座れるように再配置してくれたため、名前が呼ばれ、新しい搭乗券が配布されました。

機内はガラガラです。
乗客率は10%未満ではないかと思うくらいでした。

私はエコノミークラスに乗っていましたが、ビジネスクラスには誰も乗客がいませんでした。

“お近くの席は好きに使ってください”と言ってもらい、家族全員3席使わせてもらって、寝ながらのフライトです。
(身体は楽でした!足を上げていられるのが本当に…)

機内に乗り込んですぐに、5枚くらいの資料が配布されました。

“スムーズに東京国際空港でPCR検査を受けられるように、着陸までに記入してください”という資料です。

こちらには、名前、パスポート番号、住所、電話番号、搭乗便、座席番号などを書く紙。
そしてPCR検査前の問診票が入っていました。

無事、東京国際空港に着陸すると、順路を案内され空港内へ。

先に帰国した友人達の話によると、着陸後、航空機の中で待機する場合もあるそうです。

空港内が密にならない為の対策で、機内で待たされるパターンもあるようです。

私達は日本時間の朝5時到着の便だったので、スムーズに航空機から降りることができました。

まず最初に先ほど記載した資料を出すカウンターが設置されています。

そこで資料を出すと、続いて案内される場所はPCR検査所です。

本来であれば、旅先の事を思い浮かべてワクワクしながら過ごすチェアーが並ぶこの場所が、PCR検査場になっている現実に、とても心が痛む光景です。

タピオカドリンクのストローくらいの太さのプラスチックの試験管とロートが渡され、“唾液を1.5センチくらい入れてください”と言われます。

“ここまで”という線があるので、そこまで唾液を入れて蓋をして提出します。

選挙の投票所みたいな形で、個々に唾液を採取します。

壁に梅干しとレモンの写真があり、眺めながら溜まってきた唾液を入れます!
(さすが日本!日本人の心をわかっています!)

唾液をためることができないお子さんは、鼻棒検査となり、子供の鳴き声が響いている状況でした。

そして、さらに案内をされ、結果待ち場へ。

ここで結果待ちをします。
およそ1時間と言われていましたが、これも早朝到着便だったこともあってか、30分で呼ばれました。

空港の案内のアナウンスの時に流れる“ピンポンパンポーン♪”のあとに、

検査番号◯◯番の方、カウンターへお越し下さい。(のアナウンス)

PCR検査は検査番号が割り当てられるので、個人名で呼ばれることはありませんでした。

陰性の結果が出て、結果が貼られた紙とピンク色の紙が渡されます。

この後、空港内で2回、このピンクの紙を持っているかの確認があり、まるで通行手形!!

厳重な確認の上、陰性だった私達は空港を出る手順へ進みます。

私達がPCR検査を受けている間に空港の方がファミリーごとに預け荷物をカートに乗せて置いてくださいました!

さすが日本!!行き届いたサービス!!

この後入国審査をし、検疫を通って帰路につきます。

ここまでの着陸からの時間は1時間。

しかし、半日前にLos Angelesから成田空港に到着した友達は、空港を出るまでに4時間かかったそうです。

タイミングと時間によって、1時間〜5時間くらいの差があるようです。

先程の通行手形(ピンクの紙)にも記載されていましたが、公共交通機関は利用できない為、私達はコロナ対策専用ハイヤーを利用し新居へ向かいました。

家族の車での迎えはOKですが、親も高齢な為、ハイヤーをお願いする事にしました。

車の中にはお水と新聞、そして運転席と後部座席の間にはアクリルシート。

ハイヤーさんの話でも、1時間で空港を出ることができるのはすごく運が良い事で、ハイヤーさんも1時間なのか5時間、6時間なのかずっと待っている大変なお仕事です。
しかも危険なリスクがあり…。

こちらが一連の流れとなります。

一言で感想を言うと、改めて今回LAXから渡航して、

世界的な危機を感じる異様な光景だった。

と思います。

国家非常事態宣言のアメリカで、ハンドサニタイザーかけまくり、買い物から帰ったらシャワーなど、コロナ対策を行っていましたが、各国の国際空港がこんな緊急事態対策をしていて、非常事態となっている事を再確認しました。

そして、リスクがある中で働いていてくださる方がたくさんいる事。

私達も今回できる事ならばLos Angelesから動きたくなかったのですが、帰国しなくてはならなくなり、空港職員の方、航空会社の方、ハイヤーの方にお世話になりましたが、行き届くサービスを受け、この光景を目の当たりにすると、“ちょっとなら”“少しなら”という我欲を抑えなくてはならないという気持ちでいっぱいになります。

これから渡航・帰国される方の少しでもお役に立てる情報だと幸いです。

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