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花を生けはじめたきっかけー4ー
一昨日から、ここ(note)を本格的に活用しはじめて記事を投稿しています。
一つ前の記事はこちら↓↓
お花を習い始めてから1年が過ぎた頃、アーティスト活動を始めます。
まずは自分の実力はどのくらいのものか?
という思考と、自分の作品をただただ他者に見てもらいたいという想い。
展示できる場所をまずは探しました。
出会ったのは地元のコミュニティスペース。
「ここで展示させてもらおう!」
そう決めて申し込み、6日間の展示期間を迎えます。
たくさんの方に見ていただけた作品
このときの作品のテーマは
『親子の対話』。
TOP画像がそのときの作品です。
とにかく大作に憧れていたので大きな流木と大好きな枝物
(花材とは基本 花、葉、枝を指します)を自分よりはるかに大きいものを使用し生けました。
テーマの「親子の対話」は、私も含め時代の流れなのか
コミュニケーションがとても減ってるなと感じていました。それは他人同士だけでなく家族内でも減ってるんじゃないか…そう感じていました。
〈使用花材〉
流木
ドラゴン柳
ユキヤナギ
ダイア
モカラ
モンステラ
キキョウラン
葉蘭
ヒペリカム
ドラセナ
子供(左)と親(右)が会話している姿をドラゴン柳で繋がりをもたせました。高さ的には3mくらいでした。
6日間の期間中、生花を持たせなければいけないのが生け込みの一番の注意点かと思います。枝物葉物は割と長持ちしますが花物は気をつけないといけない。季節を感じることのできるものであり、もちの良いものをあらかじめ候補にあげます。
このときはメインの花だけ交換しました。
前半はダリア、後半はケイトウを使用。
展示するときの作品に関しては、私はテーマを決め構成を考えてから
だいたいの花材を決めます。
ラフ画も描きますが実際生け込みをするとその通りにならないことの方が多いです。「この花使いたいな」と思っても仕入れに行けば無いこともあるし現場で生けてると実際こっちの方がいいなといったことも出てくるからです。
結果、たくさんの方たちに見ていただくことができました。
一つ自分の中で「経験」が増えると自信に繋がるということを実感していくのです。
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2度目の展示では知り合いのカフェをお借りしての開催。
垂れ柳という枝物を横向きに使い生けました。
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3度目は地域ケアプラザのGalleryをお借りしました。
暑い夏の中に「涼」を感じていただきたく枝物はゴスケハゼという枝を使用。
お花を生けてるときが一番自分らしく居られ、自然と笑顔になれ力も入れずに、なんのストレスもなく花材と向き合うということが自分にとってとても大切な時間で、ご飯も食べずに何時間でも集中していられます。
「迫力があって力強い中にも繊細さを感じる」
これが私の作風でもあるので、一番の褒め言葉です(合掌)
私は流木や枝物が大好きで、好んでデザインに組み込みます。
一番最初にお花を生けたときからこれは変わらないです。
お花を習う前から、枝物を使って存在感のある師匠の作品が憧れだったからです。
しばらくは、レッスンに通いながらアーティスト活動をしていました。
そしていつからか…活動=仕事に繋がらないことから焦りと心の葛藤に苦しむのです…
それでは、次回に続く。