オンライン立ち合い
ママいはく、入院続行しようと思ったのは、電話で入院か一時退院の話をしてる時に、ちょっとお腹が痛くなってきたみたい。
お腹の子が気を使って、ママ帰りたいんやったら早く出てあげようかなって思ったんかな?それか卯月が、もう出てきた方がママもパパも安心すんでー。って伝えてくれたのか?
どちらにせよ、親孝行な愛娘と愛息子。
一度、分別室に移動したら電話するとの事で、一度電話が切れる。
出産BAGは病院に持って行ってなかったので、テニスボールや手持ちの扇風機や甘い物など持ってないけど大丈夫かな?
次に電話がかかってくる時は、息子に会えるタイミング。
どうしよ?
力むと、圧迫されて心拍とか弱くなるんかな?
ママは一人で痛みと闘ってるけど、大丈夫かな?
とりあえず、じっとしていれないので、ネギの植え替え。
17時半に電話がなる。
テレビ電話を繋ぐと、痛がっているママの声と顔。
ママは全身にタトゥーが入っており痛さに強そうって言われるけど、別の痛さやもんな。
先生『こっちの方に力んで!』
ママ『わからへん!』
先生『そう、そっち上手やなー』
ママ『痛い!もうちょっと?』
先生『もうちょっと!』
ママ『痛む間隔が空いてきたけど、大丈夫?』
先生『ちょっと、体勢かえてみたいけど、こっちの足をこっちにして、ちょっと難しいかな?』
ママ『平気』
先生『えらい、柔らかい体やなー』
すると、すぐにスルっとご対面。
思ってた以上に大きかったし、泣き声も大きかった。
卯月の時には聞けなかった泣き声。
ママのちゃんと泣いてるよって、言葉が僕のスイッチみたいんを押してくれた。
僕は、普段あまり泣かない。ジーンとすることはあるが。
お前は、ニュートラルやなって言われるぐらい、感情が一定。
卯月の時は、涙が溢れて止まらなかった。
それ以来は無くとこは無かったけど。
ママの『ちゃんと泣いてるよ』って言葉が。
あれ以来、涙を流してなかった分、涙が止まらなかった。
色んな気持ちが、流れてきた。
不妊治療、不育症、妊娠、死産、2回目の妊娠、妊娠生活、出産。
ママの方がしんどかったね、辛かったね。
本当にありがとうね。
卯月、ぴょん(息子)ママとパパの所に来てくれて本当にありがとうね。