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日記 いくぢなしのままだった(24/10/30)

(後半の内容が暗くなってしまいました。イラストの後の文章は読まなくてもらっていいです。すいません)

・見出し画像、ハロウィンだのなんだのってテレビで持て囃されてたから、仮装してる感じのイラストを描こうと思ったんですけど、なんかグチャグチャになってしまった。全部やろうとしすぎたな。

・昨日の謎の早朝起床DAYの一日の中で珍しく一対一に近い様な形で人と話す場面があったんですけど、全然びっくりする程声が出なかった。

学生時代に植え付けられた呪いはやっぱり拭いきれてないみたいですね。急に喋ろうとしても言葉が全く出てこない。真っ白な頭の中で切れかけの電灯みたいにチカチカと点灯しながら「帰りたい」という言葉がループして表示され続け、ドンドン焦燥と自責の念が激しく降り積もっていく。

早く何か言わなきゃ、変わらない。ずっと暗い空気のまま。

「またこれかよ。ホント学習しないんだな、またお前のせいだよこれどうするの?相手気まずいだろうねぇ、あ、スマホに逃げるんだそうやって」

何度、この状況を作ってきたんだ私は。それでも、今日は違うと変われるとそう思ったはずじゃないのか。

一歩を踏み出したらあとはスムーズにいける。二歩、三歩と順に歩いていける。

だけど、その一歩が永遠に踏み出せない。

「目すら見れないじゃん。あの頃と何にも変わらない」

勇気も言葉でさえ出ることすらないまま会話は静かに幕を閉じていった。会話ですらないか。

また失敗した。人に無駄な時間を取らせた。

「そうやって人に迷惑をかけるんだったら、最初から人と関わるのなんてしなければいいのに。そう誓ったはずなのになんで同じ過ちを繰り返すの?」

そうだよな。お前はいつだって正しいよ。でも、良くなってると思ったんだよ。ごめん。ごめんじゃ済まないよな。相手に申し訳ない。せっかく時間を取ってもらったのに。私はずっとあの暗闇の学生時代のまま変われない、いくぢなしのままだった。

だけど、変われる様な気がしたんだ。漠然と不安に駆られるのと同じように漠然と変われる様な気がしてたんだけど……。

ただのはったりだったな。

また明日。

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