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小さな冊子 《 Zinstant 》 はじめました

「月曜日に会いたい人をふやす」をテーマに活動しているつぼけんです。
今年はポートレート(人物写真)のスキルアップをしたり、夏休みに小学生たちと写真展を作ってみたり、と楽しいことがたくさんありました。

いろんな方々のお力添えがあり、探究を楽しんでいます。
「先月の自分よりも、今月の自分の方が絶対に上手くなっている」と成長を実感できることって幸せなことですよね。

今年、僕の写真をSNSのアイコンにしたくれた人は何人いるんだろう?
Facebookを開くたびに自分の写真とも再開できて嬉しいです。

一方で、この写真撮影のスキルというのは自分の好奇心を満たすためだけに得たものではなく、社会がちょっと豊かになるために還元していきたいと思っています。

そのためには、もっと写真を受け取った方が喜んでくれる方法ってないかな?と考えてみました。
写真を撮ってデータで送るだけなくて、もっとプレゼントになるような…。
慌ただしい毎日であっても、写真にすることで今の自分自身をちょっと振り返って肯定できるようなものが作りたい。しかも仰々しい“作品集”ではなく、あくまでも手軽でスピーディー。誰にでも気軽に見せられるものがいいなぁ。



《 Zinstant 》 はじめました


そんなわけで作っちゃいました!
はじめまして「Zinstant(ジンスタント)」と申します。

Zine(小冊子)+ instant(即興、即席)を合わせて作った造語です。

これはもう、見てもらった方が早いと思うので2024年12月6日に作ったZinstantをぜひご覧ください。

全32ページです。
行ってらっしゃーい!


↓動画版もぜひ↓


いかがでしょうか?

撮影に伺ったのは東京・世田谷区にあるオルタナティブスクール「ヒロック初等部」

朝の「サークルタイム」から始まって、「自由進度学習」や公園でのワイルドな昼食。
最後は振り返りをして「幸せになる力は付きましたか?」で終わる、彼らにとってはごく普通の1日を32ページにしてみました。

そんな中身のプログラムも大切なんですけど、何よりも表情や雰囲気がめちゃくちゃいいですよねー。
大人と子どもが一つの部屋で作り出す空気感も映し出せるのが写真の魅力かもしれません。

そして、言葉と組み合わせているのもZinstantでのチャレンジです。
あの日あの時、誰かが実際に言った言葉だけを記しています(一部、歌っていたスピッツ「チェリー」の歌詞もありますが笑)

例えば「簡単すぎたら言ってね。スイスイ解くよりも、難しい問題に挑戦しよう。」という言葉。日々何度も優しく繰り返していることが分かる口調で、グッときたので記載しました。

「自由進度学習」ですごく大切な声がけだそうなんですが、ここで「自由進度とは」という説明文があるよりも伝わるものがあると思っています。
マグカップ片手に床に座って目線を合わせて、カラフルなそろばんを触る“まーてぃ”(武田勝人さん)、いいですよね。僕はこの空気感こそがヒロック流自由進度の本質だとも思うんです。

こんな風に、何気ない日常を写真と言葉で肯定できるのがZinstantの特性だと思っています。


スピードもプレゼントには大切な要素


で、ひとつ驚いてもらいたいんですけど、撮影後にプリントしてプレゼントするまでの各ステップ

① 写真のセレクト
② 並び替えてPDFデータ作成
③ プリントして冊子に
④ お渡しする

どれくらい時間が掛かると思います?

もしプロのフォトグラファーさんに「私たちの写真集作ってください」って発注したら、どう短く見積もっても1週間以上掛かりますよね。


僕ならこの4ステップ、全部まとめて1時間でもできます!

いやいや、嘘じゃないです!
撮影終わってから作業して、放課後に帰る先生に完成品を渡すまでで、1時間。

結婚式のエンディングムービーをイメージしてもらいたいんですけど、ついさっきまで行われていた素敵な式が、美しい映像になって振り返れたら感動しますよね?

クオリティーはもちろん、スピードも大切な要素。
だって、家に帰ってすぐに家族・友人に見せてもらいたいじゃないですか!


実は、そのスピードと手軽さを支えてくれているのがこちら!

セブンイレブンのマルチコピー機 by FUJIFILM

Zinstantを作るために、専用の機械や専門ソフト、高価なプリンターは必要ありません!
データさえあれば、コンビニにあるマルチコピー機ですぐにプリントできちゃうんです。

さらに、このZinstantがユニークなのが、一度データを作ってしまえば「いつでもどこでも誰でもコンビニで無限にプリントできる」という点です。

自分用に増やしてもよし。
遠方の家族にデータを送ってプリントしてもらうもよし。
10年後に自分が開けるタイムカプセルに入れてもいいかもしれません笑。

余談ですがホチキスだけはオススメがあって、こちらをぜひ。
(作った人天才かよ!?となりました。いつも感謝してます笑)


Zinstantを通し、自分たちの素敵な面を肯定してまた明日が楽しみになる。
世界に「月曜日に会いたい人」がどんどん増えていく。
そんな未来を目指して活動を続けています。

家族写真もZinstant!!


みんなで作ろう 《 Zinstant 》


そんなこんなで、毎日楽しく探究していたらどうやら唯一無二のスキルを身につけてしまったようです笑

Zinstantのうち「-instant」の部分は、要は爆速で取材・構成する力なので、今まで映像業界で一生懸命ものづくりをしてきたことが生きていると思いますし、それが誰かにとっての「月曜日に会いたい人」に繋がるならこんなに嬉しいことはありません。

でも一方で、唯一無二のままではダメだとも思うんです。

「つぼけんのスキルってすごいよね」「誰にも真似できないね」
…そんな風に言ってもらうために作ったわけではありません。

「これなら自分にもできそう! 誰かが喜ぶなら真似してプレゼントしてみようかな!」と広がってくれることを願っていますし、作り続ければすぐにそうなると信じています。

だって、本当に誰でもできるんです!


Zinstant作成の中身をステップ別に分解すると、

① 調べる(どんな人? 何を大切にしている?)
② 観察する(魅力はどこ? どうすると伝わる?)
③ 写真を撮る(どんな瞬間? どんな表情?)
④ 話を聞く(耳を傾ける or 会話する)
⑤ 構成する(写真と言葉を選んで組み合わせる)
⑥ プリントする

こんな感じでしょうか?
これを一人で一気にやるのは難しいけど、一つ一つは誰もが日常でやっていることだと思うんです。
「スマホで写真を撮ってお気に入りをフォルダに入れる」だって立派な「③写真を撮る」と「⑤構成する」です。人との普段の会話はまさに「④話を聞く」だし、「⑥プリントする」は誰でもお金入れて押せばできます!


そんなわけで、

一人で一気にできないなら、みんなで一緒に作りませんか?

今後は個人の活動だけでなく、みんなで作るワークショップのようなものに発展させていくつもりです。

まだまだ発展途上の「Zinstant」ですが、これを読んでくださっているあなたもご一緒に、みんなで育てていきましょー!


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