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2020年に置いていくもの

年始めに決めた目標をずっと念頭に入れて過ごすことが得意ではないタイプで、「この1年どうだったか」と振り返ろうとすると、いつも「はて、何を宣言していたかなぁ」とその時になってようやく思い出してしまう。

そんなわたしだけど、振り返ることは結構好きで、今回は2020年を振り返った上で2020年に置いていくものと2021年に持っていくものを決めた。置いていけばいいし持っていけばいいので、目標達成よりもなんだか気軽な気がする点が良い。今日は置いていくものについて宣言しようと思う。

2020年に置いていくもの

オンラインでのインプット欲を置いていく。
あらゆるものがオンライン化された利点として、例えばイベントやセミナーなどは場所にとらわれなくなった。興味があるものはPC上でポチっと課金すればどこにいても気軽に参加できる。
私の大好物である「心理的安全性」や「自己肯定感」「ウェルビーイング」に関する勉強会もたくさん発掘できて、始めは嬉しそうに何でも参加していた。「はじめまして」が苦手な私にとって「隣に座る人の関係性」も気にしなくていいのが良い。

だけど次第に疲弊してきた。理由は2つあって、1つ目はどこまで学んでもインプットには際限がないということだ。ここまで学べばこれはOKというものがなく、知識においては豊富な人は砂の数ほどいらっしゃる。底なし沼のように次から次へと新しいテーマが降ってくるのだ。2つ目は、結局はどれも同じようなことを言っているんじゃないかと気づき始めたからだ。あらゆる参考書を片っ端から解くよりも、1つの参考書を何度も完璧になるまで解く方が良い気がしてきた。言いたいことはだいたい同じところに行き着いているような気がした。

それからは、参加にポチっと押してもドタキャンをするようになった。気軽に参加できるのと同じぐらい気軽に欠席できるのだ。それでいいと思った(主催のみなさまごめんなさい)。SNSでは自分に興味のありそうなイベントが次から次へと提案されて、どれも魅力的で、逃すと損するのではという気分になったが、一度スルーし始めると案外スルーできるようになってきた。

ドタキャンをしよう!という話ではなく、ついポチッと参加してしまいそうな案件も落ち着いて吟味してから決めようとという話だ。
インプットは量ではなく質である。新しいセミナーをどんどん受けるよりもこれまで受けたセミナーを復習し実践につなげる方が自分にも合っていると思い始めた。そういうタイプの進化方法もあると思う。

参加しない代わりに、「スルーしたものリスト」なんてものを作ってもおもしろいかなぁと思った。

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