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210228 明けた

あれから花粉症の薬を出してもらい(オンライン診療ありがたい)、月一のあいつも去ってゆき、不調が明けた。

気持ちも晴れやかで、体のだるさもなく、なんでもできそうな気がする。いつもこうなら、ご機嫌でいられるのに。

図書館に行ったり、美術館に行ったり、久々に公園以外の楽しみを味わった週末だった。

特に美術館は、久々に行きたくてたまらなかったので、チケットを取った時点でとても楽しみにしていて。

昔、アメリカではLACMやLAの現代美術館、メトロポリタン美術館を訪れたり、イタリアでは各地で教科書に載ってるような諸々を見たり、色々機会に恵まれていたのだけど。

バチカンにあるサン・ピエトロのピエタを見た時以外は、「ふぅん、これがあれのそうか」くらいの感動で。ああ、もったいないことをしたな。馬鹿みたいに、とりあえず写真を撮ってさ。もっと実物を見て感じなさいよと、当時の自分に説教したい。

だけど、サン・ピエトロのピエタを見た時は違った。感動で全身が震えた。あれは、「今見てる星が数億年前の姿かもしれない」と知った時と同じ種類の感動だったと思う。

それで、肝心の美術館は、子連れにしてはまあまあ堪能できた。やはり事前の知識があったら、もっと楽しめたんじゃないかなと。観賞後のアウトプットがうまくできるかも含めて、芸術は楽しみたいと思ってる。別に、私みたいなポンポン素人に、誰もそんなことは求めていないので、完全なる自己満足の世界ではあるのだけど。

それで、話が飛ぶのだけど(なぜなら今日は書きたいことを書くと決めているので)、最近珍しく頭を使って、搾り取った時間の中でガチで文章を書く機会があって。

ああ、自分はこんなふうに仕事をしてたんだよなって、しなっしなの木が、水を吸い込んで、少し艶が出たような気分になって。やっぱり私は仕事をしたいんだなと思った。

それで、自分ができないことや、やりたかったことを、子供に押し付けてしまってる節があったなぁとも反省した。
ダイレクトではないから、言葉にするのは難しいのだけど、子育てにおいて「こう(いう母で)ありたい」というのは、それが世の中的に見て素晴らしいと称賛する人が多い行動であっても、肝心の子供にとっては良い迷惑だったりするのよね。

自分の子供が何を求めているか
自分の子供に何が適しているか
自分がやりたいことは何か
自分がなりたいものは何か

この4つをうまいバランスでできる母親になりたいなと思った。ひとつにめちゃめちゃ長けていても、それが家族の幸せになるとは限らない。

これは、本当の幸いを探し続けるってことなんだなと、じんわりと温かい責任が背中を押した夜でした。

そうそう、映画メモ。
三木聡監督の転々を観たよ。
あらすじは単純なのに全然明快じゃないこれまたじんわり系の良い映画だったな。

#ワーママ #二児育児

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