明日はみんな、それぞれの場所から、愛を叫ぼう #grampus #ルヴァンカップ
いよいよ明日です。急に思い立ったというかなんか僕もソワソワしてきたんで急遽自分のnoteで書きます。
タイトルってやつはまるで蜃気楼のようなもので、確かに見えているのになかなか近づけない。近づけたと思ったら雲散霧消してしまう。消えたと思ったらまた遠くに見えている。そんなものなわけです。
決勝にまで進んだグランパス、手を伸ばせば届きそうなそこにルヴァンカップのタイトルがあるわけですが、もし万が一負けてしまったら、あんなに近づいていたのが嘘のように消えてしまう。儚いですよね。
もちろん、大前提の大前提として勝ってほしい、タイトルを取ってほしい。その喜びを分かち合わせてほしいわけですが、なんせ相手のあるスポーツですからね、グランパスが超良いプレーをしても勝てるとは限らない。ひょっとしたら、負けて、準優勝に終わる可能性だって当然にあるわけです。
準優勝、それは「嬉しくない2位」。すごいですよね。2位って素晴らしいことだし褒め称えられるべきなのに、決勝で負けた2位の悔しさたるや計り知れない。
でも、僕はそれでも良いと思っているんです。繰り返しですが大前提としては勝ってほしいけど、もし負けたとしても「これ以上ない悔しさ」を胸いっぱいに味わえることでしょう。それこそが「興行観戦の醍醐味」ではないでしょうか。
スポーツに限らず興行というのは観客の心を揺さぶるもの。そしてファンは「心を揺さぶられたくて」観る面もある。勝てば至福、負けたら絶望。もし負けたとしても、そこまで心を揺さぶられるのは、僕たちがグランパスを愛しているからに他ならない。
2016年、あの悪夢のJ2降格で絶望したこともあったけれど、グランパスが無くなったわけではないし、そこにサッカーはあった。もし決勝で負けたってグランパスが無くなるわけじゃない。無くならない限りは、ずっと再挑戦の権利が与えられているし、僕たちが喜びで絶頂するチャンスはそこにある。
11月2日、ルヴァンカップ、決勝。
何かを応援する、何かに思い入れを抱く、それによる酸いも甘いも味あわせてくれる日。
僕たちにできることは応援だけ。そして応援に愛を込めることだけ。だから、愛しましょう、グランパスを。僕も、あなたも、自分のいるそこから、味わいましょう、フットボールを。