【かつたCS個人7-0】レイジングサーフ環境におけるロストギラティナのポイント
0.まえがき
シティリーグも始まり、新シーズンらしい活気に溢れるポケカ界隈ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
本noteではレイジングサーフ発売後も、大会シーンで結果を残し続けるロストギラティナを取り巻く環境の整理と、有効だと思われるアプローチ、各対面での立ち回りをまとめました。
カードプールへジラーチが追加されたことによるプレイングへの影響を含め可能な限りわかりやすく言語化したので、大会シーンに向けての準備の一環として参考にしてもらえたら嬉しいです。
自分のシティリーグはパラドックス環境のため、かつたCSで使用したレシピは無料部分に掲載させていただきます。
ロストギラティナの基本的な立ち回り、プレイングの基礎などは、すでに素晴らしいnoteがたくさんあるため、ロストギラティナをある程度使ったことがある方向けに内容を記載していますが、記事内で私が購読して参考になったnoteを紹介させていただいているので、今からギラティナ使ってみたい!という方もサッと目を通していただけると嬉しいです。
ロストギラティナを使わないが、対面した時の理解度を上げておきたいという方もよかったら購読してみてください。
1.自己紹介
冒頭簡単に自己紹介させていただきます。
のっすー(@nosuke_carlisle)というプレイヤーネームで関東エリアで活動しています。
ポケモンカードはロストアビス発売から遊びはじめ、それ以来大会シーンではロストゾーン軸のデッキを基本的には使い続けてきました。
ここ最近はユーザー主催の非公認大会にも積極的に参加して研鑽を重ねています。
レイジングサーフ発売以降の非公認大会に出場した結果が以下となります。
・16名規模 パリピッピ杯 3位
・96名規模 よしなに杯 Top16
・200チーム規模 かつたCS 個人7-0全勝
レシピは微妙に異なりますが、すべてロストギラティナで参加しています。
トップカットに残った後に勝ち切れていないのでそこまで誇れたものではないですが、アベレージとしては悪くないと思っています。
ちなみに、上記大会は関東で定期的に開催されているので継続的に参加させてもらってます。どれも楽しくていい大会なので興味がある方はぜひ参加してみてください。
前置きはこの辺にして、本題に入りたいと思います。
2.なんでジラーチが出たのにロストギラティナなの?
2-1.ビフォージラーチとアフタージラーチ
CL横浜放送内の最新情報発表で、レイジングサーフへのジラーチの収録が発表され、大きな衝撃が走りました。
特性のステラヴェールによってベンチポケモンへワザの効果でダメカンがのせられなくなり、ヤミラミのロストマインへの依存度が高いロストゾーン軸のデッキの立ち位置が悪くなることが想定されました。
実際にレイジングサーフの発売後、大会シーンでロストバレットと呼ばれるデッキタイプの数が目に見えて減少し、10/10時点でのシティリーグにおける獲得CSPも410ポイント(9位)と、上位8デッキタイプに大きく水を開けられている状況です。
一方ロストギラティナは3,670ポイント(2位)としっかり結果を残しています。正直もっと使用率が減ったり、勝率が下がったりすると想定していたので、少し意外な結果でした。
2-2.ジラーチ出現という逆風に対するロストギラティナのアプローチ
前述した様に、シティリーグシーズンS1でロストギラティナは最もCSPを稼いでいるデッキタイプの1つとなっています。
ジラーチの登場は間違いなく向かい風なのですが、何故粘り強く勝っているのか、私なりの解釈を記していきます。
ジラーチの出現によりヤミラミの通りが悪くなった。
上記の課題はみなさん認識されていると思いますがもう少し具体化すると、
ヤミラミを複数回起動して、使用したロストマインの回数以上のサイドを獲得することが難しくなった
育ち切った大型アタッカーを無視して、進化前のHPが低いポケモンやシステムポケモンを倒すことが難しくなった
ロストインパクトの打点が足りない相手に対する、打点補完の役割を果たすことが難しくなった
その他細かい課題は挙げればキリがないですが勝率に大きく影響を与える要素としては上記3点かと思います。
そして、上記の3つの課題の出現によって明確な勝率の変化が生じた対面がリザードンexデッキ、サーナイトexデッキをはじめとした2進化exデッキです。
特にリザードンexデッキはロストインパクト+ロストマイン、スターレクイエム、その他でサイドを進める0-3-2-1 or 1-2-2-1プランを取ることで効率よくサイドを獲得することが可能かつ、序盤のアビスシーク連打による再現性の高さが担保できていたため特殊な構築でなければ積極的にマッチングしたい対面という認識でした。
そんな状況の中、ジラーチの出現によって上記課題1.2.3を突き付けられることとなり、リザードン側の勝率が大きく改善しました。
※強い構築の発見や使用者の練度向上というのももちろん無視できない要素だと思っています
しかし、リザードンexへの対面勝率の悪化は結果としてロストギラティナにとって追い風になります。
なんと、ロストギラティナがやや苦手としているサーナイトex、ルギアVstar、ミュウVmaxのデッキをリザードンexデッキがやっつけてくれました!!
結果、リザードンへの対面勝率悪化によるマイナスと、環境から(やや)苦手デッキが減ったプラスの綱引きがプラスに働いているため、ロストギラティナが総合的には勝っているという状況だと私は解釈しています。
つまり、現環境でロストギラティナを使用する上で、有効なアプローチは、リザードンex以外のデッキへの勝率に影響が出ない範囲で、リザードンexデッキに対する勝率担保を可能な限り行うことです。
結果を残しているレシピには前述したアプローチが構築ベースで採用されていると思います。(以下サンプルレシピ掲載)
ボスの指令やクロススイッチャーでベンチにいるジラーチを呼び出し、あらかじめジラーチを倒してヤミラミを強く使う
小物の処理と打点の補完を一部ウッウで代替する
セイボリーで相手のベンチ展開に負荷をかけ、月光手裏剣とロストマインの選択を迫る
2-3.現環境におけるロストギラティナの強み
ここまでロストギラティナというデッキタイプにジラーチが与えた影響の解釈と、そこに対する有効なアプローチを論じてきました。
順番が逆な気がしますがここからロストギラティナの強みについての自分なりの解釈を記していきます。
ロストギラティナの強い要素として、代表的なものは以下になりますが、結論、ロストギラティナというデッキタイプを支える根幹は頂への雪道を多投できることです。
ギラティナV、Vstarのスペックの高さ
頂への雪道、手札干渉を起点とした捲りプランの再現性
ウッウ、ヤミラミ、ゲッコウガの優秀なサブアタッカー
環境上位のデッキへの有効性を、序盤中盤終盤の3フェーズに分けて整理すると以下のようになります。
ミラーを除いた直近の獲得CSP上位7デッキはルール持ちポケモンの特性への依存度が高く、頂への雪道が腐る局面を探すほうが難しい状況になっています。
更に序盤中盤終盤通して有効に働く対面も半分以上存在し、序盤から積極的にプレイしていくことの価値が高い環境と言えます。
特に相手目線、序盤の雪道を解決するためにプレイする1枚は、サポートを複数回使用し、十分な手札の確保や盤面の形成、不要札のトラッシュ等が行われた後半でプレイする1枚とリソースとしての相対的な価値が異なり、より重くのしかかります。
ふしぎなしっぽでロストスイーパーがヒットして解決されたとしても、ハイパーボールが持って来られなくてリザードンexを立てられないかもしれません。
れんげきサーチで水の塔を持って来られても、コルニが持って来れず手札の補充ができないかもしれません。
カイ→ロストスイーパーで解決されたとしても、ふしぎなあめが持って来られなくなりそのターンセグレイブが立たず、攻撃を受けないかもしれません。
序盤から相手の展開を積極的に阻害していくことでギラティナVのアビスシークを使用する余裕が生まれ、ゲームプランの再現性が高まります。使用するだけでロストと手札が2枚ずつ増えるこのバグ技と雪道の噛みあいの良さもロストギラティナの強さを支える大きな要素の一つです。
3.ロストギラティナの基礎(購読済みnote紹介)
ロストギラティナの基本的な立ち回り、プレイングの基礎などについては、すでに素晴らしいnoteがたくさんあるため、私が過去に購読して参考になったnoteを紹介させていただきます。
※掲載許可をいただいたnoteのみ記載
強くなりたいと思って最初にお金払って読んだギラティナnote、僕の原点
ミラーの考え方について詳細に記載されており今の環境でも活用できる内容
ギラティナではないですが、僕が一番読み込んだnote
ロストカイオーガのすべてが詰まってる
60枚すべてのカードの採用理由、不採用カード、プレイの基礎について詳しく解説されている
初学者におすすめしたい
ロストに送るカードの基準についての根本的な考え方について詳しく解説されている
毎回迷う・・・という方におすすめしたい
4.デッキレシピ
4-1.かつたCS使用デッキレシピ
特徴的な部分としては、
ギラティナ3-3+ミュウex
ウッウ2-ヤミラミ1
あなぬけの紐3
ボス3
雪道4
こんなものでしょうか。
当日のマッチアップは以下
ルギアを踏まなかったのはついてました。
なぜかリザードンも踏まず・・・
無料部分をお読みいただき、ありがとうございました!
以降、有料とさせてください!
以下の内容をお伝えさせていただきます。
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