鴨ローストと揚げ大根、ハチミツとスパイス風味
こんにちは
お店をやっていると、怪しいセールスの電話がよくかかってきますが、「カモ」られないスルー技術を身につけている、ラ・フェ修家です。
このように、「カモにする」「カモられる」などに使われている「カモ」は、鳥の「鴨」ことです。
鴨は、池や、湖などにたくさんいて、なおかつ動きがゆっくりなので取りやすく、大きい肉も獲れて、味も良いことから
「格好の獲物が簡単に獲れる」
の意味で「カモ」を使った俗語が生まれました。
賭け事で簡単に勝てるとか、簡単に騙せるとかの意味で「カモにする」という言葉が使われるようになりました。
カモにされないように、注意しましょう。
いきなり話が脱線していますが、本題の料理に入ります。
今回は、鴨を使った料理。
ゆっくりローストした鴨と、じっくりと油で素揚げした大根を組み合わせました。
ソースは、コリアンダー、クミン、キャトルエピスなどを使った、ハチミツとフォンドヴォーベースの甘いソースです。
鴨肉には、甘めのソースがよく合うんですよ。
王道の「鴨オレンジソース」も甘いソースですからねぇ。
素揚げの大根は、カットしたら、低温でゆっくり揚げて、火が通ったら温度を上げて、香ばしく色づけます。
揚げた大根は、珍しく感じるかもしれませんが、揚げた大根を大根おろしで食べる「揚げ出し大根」という料理があって、江戸時代の料理書にも載っていたそうです。
揚げた大根は、香ばしさとほのかな甘味が感じられます。
一度揚げた大根は、鴨のローストと一緒に鴨から出た脂でソテーして、鴨の風味を絡めます。
ローストできたら、スライスして、大根と鴨と付け合わせを盛り付け、ソースをかけます。
仕上げに、スロベニアの「ピランソルト」とブラックペッパーを、鴨にのせてお召し上がりいただきます。
ピランソルトは以下の記事を参照してください。
ピランソルトの味と食感がアクセントになり、鴨肉の味をより引き立てます。
以上、ラ・フェの厨房からでした。
貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊