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シャドークイーンのヴィシソワーズ
こんにちは、ラ・フェ修家です。
最近記録的な猛暑がニュースになっていますが、このごろの暑さは人命に危険なレベルになっているので、水分補給をして、熱い場所には行かないなど、うまく自己防衛してお過ごしください。
とういう事で、今回は冷製スープの紹介です。
使用したじゃがいもは
「シャドークイーン」
シャドーと呼ぶぐらいなので、皮の面は黒っぽい色をしています。
中身は紫色で、この色素はアントシアニンと言い、強力な抗酸化作用があります。
この抗酸化物質は、体内の酸化ストレスを軽減し、細胞の損傷を防ぐ役割を果たします。これにより、老化の進行を遅らせ、心血管疾患、癌、糖尿病などの慢性疾患のリスクを低減する可能性があります。
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このシャドークイーンを使って、ヴィシソワーズを作りました。
じゃがいもの断面は濃い紫色ですが、アントシアニンはpHの変化によって色が変わる性質があり、酸性で赤、中性で紫、アルカリ性で青に変化します。
今回のスープには、牛乳、バター、クリームなどが入っているので、ラベンダー色っぽい仕上がりになっています。
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ヴィシソワーズは、フランス料理の冷製ポタージュスープで、主にジャガイモとポアロー(西洋ネギ)を使って作られます。
今回のスープには、さらにアントシアニンを追加するために、赤玉ねぎを使っています。
シャードクイーンのヴィシソワーズは、ジャガイモと赤玉ねぎをバターで炒め、水と塩胡椒、鶏のだしで煮込んでからミキサーにかけ、冷やしてから生クリームと牛乳で伸ばしていきます。
冷えてからは塩が溶けにくいので、熱い状態の時に塩を決めてしまいます。
滑らかな口当たりとクリーミーな味わいが特徴で、暑い季節にぴったりの一品です。
さらにアントシアニンの抗酸化作用でアンチエイジングも期待できる、身体に嬉しいスープです。
シャドークイーンはこの時期に売っていることが多いので、見つけたらぜひ買ってみて、じゃがいも料理を作ってみてくださいね。
以上、ラ・フェの厨房からでした。
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