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ちょっとした物にお金をかけてみる
一日の大半を、私は職業柄机に向かって過ごす。机には沢山の文具類が置かれている他、ハンドクリームとリップクリームも必需品。殊に、ハンドクリームは欠かせない。
私は潔癖症という訳ではないが、コロナ前から、頻繁に手を洗うクセがある。手を洗う度にハンドクリームを塗るので、その消費量はなかなかのものだ。
ちなみに、私はお出かけ用のバッグ全てにハンドクリームを1本ずつ入れている。気狂いじみていると思われるかもしれないが、外出時に手を洗ってハンドクリームがないと、とてもショックだ。そうしたショックによるストレスを回避するため、ハンドクリームの絶対配置は欠かせない。
先月のことだが、母とレストランへ食事に行った。料理もインテリアもオーナーさんのこだわりが詰まったお店で、どれも美味しく、居心地も良かった。そんな素敵なお店に行くと毎回気になるのがお手洗い。
こだわりのお店のお手洗いを覗くのは楽しい。内装をはじめ、置かれているアメニティに店主の本当の意味でのセンスが出るような気がする。この素敵なレストランのお手洗いも、予想通りアメニティにこだわっていた。
特にハンドソープ。香りはイソップっぽいがパッケージが違う。(ブランド名は結局暗くて確認できず)席に戻ってからも、まるで香水を付けたかのように、爽やかな香りが手に残る。こうした日用品にちょっと贅沢するのっていいなと思った。
このレストランへ行ってから数日の間、あのハンドソープの感動が忘れられなかった。匂いが似ていたイソップへ買いに行こうと思ったが、やはり私はハンドクリーム大好き人間。まずはハンドクリームを買わないと。
どうせ机の上で使うので、チューブより容量の多い瓶タイプを購入。¥5,060となかなかのお値段。いつも愛用しているのは一本200円弱のニベア。なんとも、約25倍の金額。(容量もニベアの2倍以上入っているので本当の意味での25倍ではないが)
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この ¥5,060 もするハンドクリーム、果たしてそれだけの金額を支払う価値はあるのか?私はあると思う。一日中パソコンに向かっていると、目も頭も疲れるし、無意識にストレスもたまってくる。
でも、トイレに立って手を洗い、机に戻ってきてこのハンドクリームを付けると、不思議とマインドがリセットされ、ストレスが軽減される。例えるなら、温かいコーヒーを飲んでほっと一息つく感じ。
また、少量でも潤いが持続するので、馬鹿みたいにたっぷり付ける必要がない。
バッグの中に持ち歩くハンドクリームは、従来通り¥200以下のニベアから変えるつもりはない。単に手が潤えばそれで満足だから。
でも、仕事中に使う、モチベーションを上げてくれるハンドクリームは、贅沢品というより、むしろ仕事道具の一つなのかもしれない。
たかがハンドクリームでこれだけ良い気分になれるのだ。次は是非ハンドソープも買おう。
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