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7h超えフライトで快適に過ごすTips

ここ数ヶ月マリサポが思っていることNo.1、
それはきっと「アジアの範囲広すぎ」でしょう。

西地区との移動距離はこれまでの国内や韓国、中国、フィリピンの移動の比ではありません。
今日は少しでも飛行機移動を快適に過ごして、現地に着いてからも日本と同じ元気で選手を後押しできるような知識を紹介しましょう。

旅行パッキング界の渡辺皓太・タオルは万能

私なりの一番の過ごし方のコツは「飛行機に乗っている体感を薄くする」
正直エコノミーで7h以上は何度か発狂しかけます。なけなしの社会性がそれを抑えているだけ。
ビジネスクラスに乗っても発狂のタイミングが200から10に減るくらいで、結局人は狭い場所に押し込められると狂います。
でも機内食が配られて食べる時間、寝ている時間は記憶がないのでその分フライト時間からマイナスできる。
だからいかに寝る時間を長く出来るかがキモだと思っています。

よく「私の体感だと池袋より香港の方が近い気がするんだよね」といった戯言を言いますが、副都心線では起きているから記憶の上で70分かかる、飛行機では寝ているから実質体感0分!という理論です。

しかし、機内に私たちの大きな大きな味方まくらぼさんの枕は持ち込めません。これはお家で楽しみましょう。
(※マリノスのスポンサー企業にまくらぼさんがいます)

私がいつもやるのはタオルを持ち込む
移動でおなじみ、空気で膨らませるタイプのU字枕も良いのですが

  • 丸めることで高さを調整出来る(空気枕もできるけれど微調整が可能)

  • 乾燥した機内で顔をガードできる

  • 機内食や近隣の方の匂いが少し気になる時に鼻をガードできる

  • 寝る時に顔を見られるのをミイラ状態にして防げる

  • ブランケットで機内の寒さに対応出来ない時、2枚目の防寒具になりうる

  • 単純にタオル素材安心する〜

こんな感じで機内持ち込みにはいつもタオルを持ち込んでいます。
機内持ち込みだけでなく割れ物をガードできる梱包にもなるので、旅先で食器を買ったりするときに結構役立つ。
「ホテルにあるからいいや〜」で持っていかなかった頃より、だいぶ楽になりました。
家で使ってクタクタになりかけたタオルを持っていくと、最悪帰りに捨てられてスーツケースの中にゆとりが爆誕。
私の荷物にはまだ若干の空きがあります!チャンラーン!林家こん平です!

いかに快適な環境を作れるか・服装選びは喜田拓也のように

「空港コーデ」なんて言葉が出来るくらい、リラクシーでありながら人前に出ても素敵なお洋服でいる文化が増えてきましたね!
好きなお洋服や気持ちが元気になれる服が一番だと思っていますが、いくつかここでもポイントをお伝えしましょう。

体を締め付けない服
気圧があり、身体を自由に動かせない機内では圧倒的に締め付けの少ないものが心地いい。「足にメディキュット」などの"あえての締め付け"以外ではジーンズよりもスウェット、Tシャツくらいのものがやっぱり便利ですね。
座りっぱなしになるので"シワになりづらいもの"の観点で選ぶようにしています。

とはいえ人前なのでスウェットに抵抗がある方、ユニクロのウルトラストレッチエアリズムとかだったかな…ちょっと名前は忘れたのですが(これ実質ジャージなのにセンタープレス入ってるからきちんと感出てるよ)みたいな商品があるので、そういうものを着ると綺麗めに仕上がると思います。

ポケット付きの服・脱出シューターに乗れるかの観点
マキシワンピもすごく楽なんです。特にシャツ素材のやつとか。
でもお正月にあった飛行機事故の記憶を思い出してほしい、機内をドア以外から出る時に長い丈のワンピースってすごく困ってしまうんです。たとえ華美なデザインでなくとも。
そんな事態になったらポケットのある服がいいので上下セパレートなり機能面の観点でも選んでみてください。
航空会社や空港関連会社の日々の尽力もあって、なかなか起こらないことではありますが「いつ起こるかわからないから対策する!」が私たちに出来ることだったりします。
単純にポッケ付きのお洋服は機内のお手洗いに行く時とかに歯ブラシとか小物を入れられるので便利だよ!

ウルトラライトダウン最強説
もう5月にもなり、昼間の気温は40℃にもなる場所に行くのですがそんな時こそウルトラライトダウンを持っていってほしい。
暑い国のエアラインは「涼しくすることも最強のおもてなし」と捉えている面があり、機内が結構冷える。特に窓際。

そんな時にウルトラライトダウンがとても役に立ちます。
もしも寒くなければ腰に当てるクッションとしても使えるし、必要なければ丸めてリュックにぶら下げてもいい。
渡航先のホテルでもみんな「涼しいって良いことでしょ?何か問題ある?」とそもそも感覚が違うので部屋が気持ち寒め設定。
後天的な生育環境の違いもですが、人種が違うと同じお酒を飲んでも酔いやすさに差が出るように皮膚感覚にも差が出るから他の人の同意を得られる保証もありません。クーラーの調節は難しいことも。
笑い話ですが、ドバイの有名7つ星ホテルですら暖房がないのでスパの施術を受けている際に寒さ対策に毛布を5枚かけられて、温度よりも圧迫感に苦しむ…といったことが起きたことがあります。
なので持っていって損はないです。

Fly Emiratesのユニフォームを着ても特にアップグレードはされない
庶民にとっての微かな希望、それは突然のアップグレード。
何百人もいる中から選ばれて長時間のフライトが魔法のじゅうたんのような快適さに変化する、自分の見た目で(こいつは社会性がありそうだ)と判断してもらえた安心感のようなものも生まれるでしょう。

私はこれを期待してエミレーツ航空にパリサンジェルマンのユニフォームを着て乗ろうとしたことがあります。
とある空港カウンター。私の服をみたGSは少し驚いた顔で「お客様、いつもお世話になっております」と仰々しく挨拶。そのままウインクとともに券面がビジネスクラスのチケットを渡される…と思いましたが、何も起こらず。

今回エミレーツ航空を利用するアーセナル、ミラン、OL、ベンフィカ、レアルその他諸々サポーターの皆さん、あまり期待はしていかずに…。
しかしチャレンジするのは無駄ではありません。
ACLを戦うサポーターとしてJリーグのユニフォームで激励アップグレードされていた例が去年続出していました。
願掛けはありかも?

アンデルソンロペス並みの機内の華・みんな大好き機内食

味気ない食事の代名詞として使われることも多いですが、エアライン好きとしてはその環境も込みで世界で一番美味しいごはんは機内食だとすら思っています。

最近の機内食は本当にバラエティ豊か!
カタールからドバイという短距離路線で出てきたナチョスは天才の所業だと思いました。1h以内で食べられて配る側の負担や回収の手間も少ない。

突然の"MAKINO"。

でも現地のご飯だって楽しみたい。
そもそも機内食は量が多い…そんな時に私が頼むのはフルーツプラッターミールです。

ほぼ水分なのでお腹が苦しくならないし、乾燥した機内の長時間フライトでダレる身にフルーツの甘酸っぱさが沁みる。
事前に機内チェックインの時にハラルフードや糖尿病食、キッズミールの対応のように申し込むことができます。
これで機内食争奪戦争(BEEF or FISHでBEEFだけ先に無くなる問題)からも降りられる。

自社エアラインの満足度を高めようとした時に「お客様を空腹にさせずにご機嫌に過ごしていただく」といった考えもあって、ラウンジでもご飯が出るわ、機内食が出るわのフードファイト状態になりがち。
日本人ってご飯を残すのにも抵抗があるから、こうしてどこかを減らすも大事だなと思っています。

ラウンジはセーブポイント・マリノス君のような包容力

国内線のラウンジってビジネスかご飯目的の人しか集まらないイメージがあるかもしれませんが、国際線フライト、特に乗り継ぎが生まれる場合は砂漠の中のオアシスのような存在だと思っています。
正直このために契約しているクレジットカードもあるほど。
(エムアイカードの国際線羽田ラウンジが結構使える!)

アライアンス上級会員であったり、クレジットの付帯であったり。
航空会社ラウンジのおもてなしはそのエアラインの世界観も体感できるようで本当にオススメですが、みんなが入れるわけではありませんよね。
なので自分がプライオリティパスが使える対象かどうかは一度確認してもいいと思います。
シャワーを浴びられたり、誰かとベンチを取り合わずに寝られるだけでもかなり回復するよ!

クレジットカードの付帯によってはドバイ空港内のレストランをラウンジに開放していたりする場合もあるので、食事のクオリティが高く、激混みの空港内でお客さんがここだけ少ないみたいなことも起こります。
(下記ツイートはダイナースプレミアムの例。2022年までは使えていましたが変動するものなので都度確認を)

マインドは水沼宏太・乗り継ぎはとにかくお土産屋を楽しめ

直行便でドバイやアブダビに行かず、香港トランジットやカタール乗り継ぎの方も多いと思います。
そんな時に数時間放り出されて空港の変わり映えない景色に飽きてしまうのは少しもったいない。
歩き回ると足に溜まったむくみも巡ってくれるのでぜひお散歩を楽しみましょう!

香港国際空港内にあるRELAY(キオスクとかブルスカ的存在)にはなんと雑誌コーナーにプレミアチームのマガジンがあります。

リヴァプール以外にもマンチェスターとかスパーズとか色々あるので次の飛行機の中で読む用にもぜひ覗いてみて。我らがBOSS・アンジェの情報もチェックしたいよね!RELAYは複数あるので最初の店舗で会えなくても別の店舗にあったりするのでちょこちょこ覗いてみて。

そして制限エリア内、レストランにかなり力を入れています。

街中に出ず制限区域内で過ごすとしたら上記リンクのAfter departuresかnear gateの欄を見てもらうと良いのですが、ミシュラン店とか有名店がザクザクあります。空港内だけで香港良いとこどり!
オススメ中華は正斗や池記。
正斗はミシュランだけど硬すぎず、添好運よりもしっかりした鼎泰豊くらいのレストラン。ワンタン麺と点心がオススメ。
池記はもう少しカジュアルにジョナサン・デニーズくらいの感覚、こちらもワンタン麺やお粥を。
私はまだ空港店に行かれていないのですが、最近できた敏華冰廳はオールドスタイルの香港レストランでエッグタルトやパイナップルパン(香港名物)が美味です。どのレストランでも香港ミルクティーやレモンティーはぜひ!

ドーハのハマド国際空港はトランジット・ツーリズムというキーワードを掲げて空港作りを行っているほどに「制限区域内で観光が完結する」一つの完成形空港だったりします。
黄色いうなだれたクマ(ランプ・ベア)のいる場所が中心部として、その周りが栄えているので迷ったらそこに行くといいと思います。
空港が広いのと、アナウンスが流れないのでゲートまでの移動は早めに。
イギリスの百貨店Harrodsでは本格的なクリームティー(スコーン)が楽しめたり、パリサンジェルマンストア、FIFAストアもあります。

このnoteに書いてあるほど充実はしておらず、ロゴ入りグッズとユニくらいですがやっぱり海外チームのストアはマリノス沸騰プロジェクトのためにも参考にしたいよね!

パッと思いついたのがこの辺りです。
今回だけでなくACLに毎年出続ける、そして決勝に行き続けることを考えたら文章に残しておくこと大事ですよね。CWCにも出場するはずなんです!

というわけでジェットセッターの皆様どうかご安全に、快適な空の旅を!

ここまで読んでくださって本当にありがとう! サポートも大変励みになりますのでよろしくお願いします。