ブライダルリング選びの基礎知識〈Q&A〉
結婚の記念となる大切なブライダルリング選び。いったいどんな種類があって、どんなリングを選べばいいの?
そんな疑問に答えるべく、ブライダルジュエリーのいろはを解説! 基礎知識やトレンドを押さえて、一生をともにする理想の一本を見つけ出して!
【1】そもそもブライダルリングって?
ブライダルリングには、「エンゲージメントリング」と「マリッジリング」の2種類があります。まずはそれぞれのリングの特徴や名称を覚えましょう。
エンゲージメントリング(婚約指輪)とは、婚約の記念に男性から女性に贈られるリングのこと。プロポーズの際に渡したり、最近では結婚が決まったあとにカップルふたりで選ぶ傾向も。ダイヤモンドなどの宝石をあしらったデザインが一般的です。
マリッジリング(結婚指輪)は結婚式で指輪交換をするときに互いに贈り合い、結婚の証として夫婦がつけるリングを指します。エンゲージメントリングと比べ、より日常的につけるリングなので、シンプルで飽きのこないデザインが主流です。
【2】アームのデザインって重要なの?
リングに指を通す輪の部分「アーム」は、特にマリッジリングを選ぶうえでの最重要ポイント。そのラインのデザインや細さで印象が変わってきます。基本の5タイプをチェック!
丸みのある細いアームはマリッジリングの定番。
「ティファニー バンドリング(3mm)」[Pt]\100,000
V字のカーブは指を細く長く見せる効果が。
「エルサ・ペレッティ カーブドバンドリング(3mm)」[Pt]\185,000(ティファニー)
モダンでシャープな雰囲気が男性にも人気。
「ティファニー フラットバンドリング(3mm)」[Pt]\126,000
地金を細かく彫った加工で上品な印象に。
「ティファニー クラシックミルグレイン バンドリング(2mm)」[Pt]\120,000
地金ミックスは、ほかのジュエリーと合わせやすい。
「ティファニー クラシックウエディング バンドリング(4mm)」[Pt×RG]\172,000
【3】ダイヤモンドについて知っておくべきことはある?
ダイヤモンドのグレードは「4C」と呼ばれる国際基準で評価されています。「4C」とは、カット、カラー、クラリティ、カラットの4つの頭文字を集めた総称のこと。すべて最高ランクを求めると高額になるので、優先ポイントを決めてバランスを取って。また、ダイヤモンドのルース(裸石)の名称を覚えておくと、希望を伝えやすくなります。
ダイヤモンドの王道の形として広く知られる「ラウンドブリリアントカット」。輝きを最大限に引き出すため、屈折率や反射率を緻密に計算して生まれた58面体のカットのことを指します。
【4】ダイヤモンドのカットにはどんな種類がある?
カットによって印象が変わるダイヤモンド。もっともポピュラーなラウンドブリリアントカット以外の形は、総じてファンシーカットと呼ばれています。エメラルドカットやハートカットなど、特に人気の高い5つのシェイプをチェックしておいて。
エレガントな印象を与える楕円形のシェイプ。
カラットの大きな石からしか研磨できないカット。
エンゲージにぴったりな愛らしいハート形。
スクエアな形ながら、ラウンドブリリアントカットのような強い輝きを放つのが特徴。
洋なしのようなフォルムが優美な雰囲気。
【5】エンゲージリングの代表的なデザインはどんなものがある?
昔からエンゲージリングの代名詞として愛されているのがソリテール。センターダイヤをメレダイヤで囲んだパヴェセッティングもここ数年とても人気の高いデザインです。そのほかブランドによって個性的なモチーフのデザインも多く出ています。
一粒のダイヤモンドを数本の爪で高く留めた、王道のデザイン。
メレダイヤで囲むことで、センターダイヤがより大きく見える効果も。
中石のほかに脇石やアームにもダイヤを施したデザイン。
リボンやフラワーなどをモチーフにしたデザイン性の高いリングも人気。
【6】リング探しはどのくらい前から始めればいいの?
エンゲージやマリッジリングはお店に行ってもその場で即購入できない場合がほとんど。サイズがないと取り寄せることになり、刻印の加工などにも数週間かかります。結婚式など、準備しておきたい日までに余裕をもって下見に行って。
【7】エタニティリングにはどんな種類があるの?
ダイヤモンドをアームにぐるりとあしらったエタニティリングは、マリッジリングとしてはもちろん、エンゲージリングとして選ぶ花嫁も増加。ブランドごとにバリエーションも豊富で、ダイヤのカットやアームのデザインの違いで雰囲気が変わります。
【8】マリッジリングは彼とお揃いにすべき?
マリッジリングは、アームのデザインや素材によって大きく印象が変わります。彼とまったく同じデザイン、同じコレクションの素材違い、女性用だけダイヤを入れるなど、組み合わせ方はさまざま。統一感がありつつ、互いの好みを反映したものを選んで。
【9】人とは違うエンゲージリングがほしい…
個性派のエンゲージを求めるなら、デザイン性の高いモチーフリングがおすすめ。好きなモチーフやブランドを象徴するアイコニックなデザイン、特別な意味合いが込められたものなど、リングに出会ったときの直感を信じ、個性に合ったリングを選んで。
【10】エンゲージリングとマリッジリングの重ねづけにはどんなスタイルがある?
最近ではエンゲージメントリングとマリッジリングの重ねづけを前提に、リングを選ぶ花嫁が増えています。合わせるマリッジリングによってエンゲージメントリングの印象も大きく変わるので、どんな手もとにしたいか、どんなシーンでつけるかを想像して選んで。
統一感のある美しさを求めるなら、重ねづけを想定してデザインされたセットリングがおすすめ。
【11】自分だけのリングをオーダーすることは可能?
お気に入りのデザインで自分だけのリングが欲しい花嫁は、セミオーダーシステムをチェック!
石のカラット数や既存の枠のデザインなどを組み合わせ、オリジナルのリングが作れます。まだ誰も指を通していない世界にひとつだけのリングは、特別な宝物になるはず。
【12】ゴールドの地金のリングが気になります…。
ブライダルリングの素材でもっとも主流なのはプラチナですが、おしゃれな花嫁にはゴールドも人気です。肌なじみがよく、ファッションリングと合わせてつけやすいのも魅力。イエローかピンクかによってもリングの雰囲気が変わってきます。
【13】カラーストーンをエンゲージメンとリングにしてもOK?
海外のロイヤルファミリーやセレブのように、カラーストーンをエンゲージに選ぶのも選択肢のひとつです。ダイヤモンドでもカラーダイヤモンドを選んだり、誕生石の宝石を選ぶのもおすすめ。色石やパールが放つハッピーなパワーで幸せになれそう!
【14】結納返しには何がおすすめ?
男性から女性に贈られるエンゲージメントリング。そのお返しとなる婚約記念品には、時計を選ぶのがスタンダードになっています。新しい人生の始まりに、これから一緒に時を重ねていく想いを込めたプレゼントとして、長く愛せる名作時計がおすすめです。