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工場の在庫管理からみた冷蔵庫の中身の整理

先日、あるイベントで冷蔵庫の中身が整理できなくて、食材を活用できないという話を聞きました。私自身は最近は自炊をしないので、冷蔵庫の中身の整理ということが必要ありません。
しかし、冷蔵庫の中身の整理というのは工場の在庫管理と同じ方法で管理できそうな気がしたため、工場の在庫管理の方法に基づいて整理する方法を考えた内容を書きたいと思います。

材料の共通化

料理を作る際に料理本などでは必要な材料が書かれています。その中には同じような使われ方をする材料があります。
例えば、チンゲン菜と小松菜、ほうれん草など料理によってはどれを使っても問題ないこともあります。また、肉についても部位による多少の違いを無視できる場合は少なくありません。
このような場合に、すべての種類の野菜をそろえるのではなく、特定の種類の野菜のみを使うようにすると冷蔵庫の中身は減らせます。その代わりに料理のレパートリーは減ってしまうかもしれません。ただ、すべてのレシピが作れないといけないわけではないので、割り切って材料の共通化をすると、冷蔵庫の中身が減らせます。
このような方法は工場では『標準化』と呼ばれています。

冷蔵庫の中身の把握

冷蔵庫の中身は分からなくなってしまうことが少なくありません。冷蔵庫の中身として何がどのくらいあり、賞味期限がいつまでかということを一覧としてまとめてみましょう。そして、この一覧表を一定期間ごとに更新して、常に最新の冷蔵庫の中身を把握できるようにしておきましょう。
これによって、冷蔵庫にあるものを買ってしまうことがなくなります。
このような方法を工場では『現品管理』と言います。

レシピ集の分類

多くのレシピ本は作りたい料理の分類ごとに書かれています。しかし、材料ごとのレシピ本というのはあまりありません。最近はネットで調べることができるようになっていますので、ある料理を作る際に必要な材料を把握するようにすることが大切です。
工場では部品表というものを使って、製品作成に必要な部品を管理しています。このような表を『BOM(Bill Of Materials)』と言います。

このほかにも工場の生産技術は実際の生活で役立てることもできます。このような生産管理の技術を生活に応用することで、生活の質が上がるかもしれません。

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