仮想通貨詐欺に引っかからないための注意点まとめ
先月からブロックチェーン業界で働き始めて、それまでなんとなく知っていたことなどが、実際アウトプットをしていく立場になると、その「なんとなく知っていた」ことをちゃんと体系的に整えて世に出していく責任ができるので、最近はいろいろと勉強しながら噛み砕いている状況です。
今回は、仮想通貨業界をにぎわせている様々なICO(イニシャルコインオファリング)プロジェクトの詐欺に引っかからないための基本的な注意点に関して考えてみたいと思います。
私のこれまでの知識と経験(まだまだ浅いですが)によると「詐欺」の種類は主に以下の2種類に分けられるかと思います。
1. 海外のICOプロジェクトに関する日本人インフルエンサーを通した購入でぼったくられる場合、を回避するには
ICOで資金を募るプロジェクトの設立者、もしくはチームは、通常の場合、たくさんの人に見てもらって投資をしてほしいと考えています。それはそのサービスを今後も広めていくための布石でもあるわけです。なので、通常ICOの情報に関してはできる限りのウェブサイトに出稿します。グローバルで有名どころですと、
日本語だとこの辺りでしょうか。
もしも、情報提供元が、縁故枠とかなんとか言ってこのような情報サイトにないものを勧めてくる場合は、とても怪しいので、手を出されないことをお勧めします。
そして、このようなICO情報サイトに、ちゃんと購入単価が掲載されていますので、ここでの価格と、情報提供者からの価格を比べてみてください。
要は、自力で海外のプロジェクトを購入するテマヒマと、信頼できる(であろう)紹介者からの仕入れる(いわゆる代理店、的な目線で考えます)のとを天秤にかけて、納得して購入することで、詐欺を回避(もしくは詐欺られた、と思わずに、時間と労力を考えての購入)することができます。
2.プロジェクト自体が本当なのかが怪しい場合
まずは、自社(プロジェクト自体)のオンラインコンテンツをよく観察することが大事だと思います。自分たちのプロジェクトで発信しているコンテンツがどんなものかを見るのは基本なのですが、とても重要です。
YouTuberやブログやツイッターで自分以外が出してるところはお金を出せばやってもらえる(要は宣伝・広告的なので)ことではありますし、それは露出という点でとても大事なところなのですが、あくまで「こういうプロジェクトがありますよ!詳しく見に来てください!」というメッセージを発信しているに過ぎません。
現在私が携わっているMetabaseプロジェクトを運営しているInterpid Ventures社では、自社コンテンツをかなり重視していて、定期的なコンテンツのアップロードをMediumで掲載したり、ウェブサイトの安全性を証明するためにもこのようなSSL認証も獲得しました。
これはICOへの送金をしてくれる投資家の方たちに安心して使ってもらえるようなサイトにしよう、ということで、担当チームが頑張っていました。
よくよく考えるととても基本的なことですが、この辺りでICOプロジェクトの本気度が伝わってくるのではないかと思います。
また、ICOの評価をつけている第三者サイトでは、ICOのプロジェクトが掲載をかける際に必要な書類や条件を満たしていない場合には、ScamまたはSuspeciousというタグが付いて、添付画像のようなリストとして公表しているので、こちらも怪しい案件である可能性が高いプロジェクトが取り上げられています。
まとめ・結論
本当に基本的な調査方法で自分で防ぐことができます!アルトコインの投資は少額なので、大きなリスクを伴うというのが通説になりつつありますが、その中からダイヤモンドの原石を見つけるためにも、まずは購入時に本当の価格を知るということと、少なくとも詐欺プロジェクトをつかまないためのDue Dilligence をしっかりとしていきましょう。
他にも皆さんから怪しい案件があるのだけど、どう対処するべきですか?というご質問や他ご意見がありましたら是非ご連絡くださいますよう、お願いいたします!
見出し画像クレジット: Mark Vegas
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