アトピーケアの孤独
娘はアトピーでした。今5歳。
乳児湿疹から始まり、おでこからアゴ、身体の各関節部位に湿疹ができて一時は血だらけ。
施術者として、お子さんや、大人アトピーの治療はしていたけれど、
我が子のアトピーの広がりには心の余裕と私の腕は足りませんでいた。
どうしたものか。
小児はりをしても広がる、痒がる、血だらけ…
皮膚科医の先生と相談を重ねて、通常のアトピー治療をし、うまくコントロールできて今では、保湿だけになりました。
今は、息子が皮膚の湿疹のため、ステロイドを使用しています。
***
アトピーや湿疹のケア、子ども本人にとってかなりストレスだと思います。
引っ掻いてはダメよと言われるし、ベタベタと保湿もされる
でも、アトピーケアを主にしているママやパパさんも同じようにストレスを抱えていることを知って欲しいと叫びたくなったりします。
子どもが大変、なんとかしてあげたいということは、子どものケアの主戦力になってるママさんやパパさんが一番わかっているのだと思います。
引っ掻いたらダメー!
薬を触わらないで〜
絆創膏、外さないでー!
言いたいと思っている10分の1しか言っていないと思います。でも、言わなくてはならないこともある!と思って心に鞭打って言っています。だって、広がってほしくないから。治って欲しいから。今は必要と思って使っているステロイド、プロトピックの薬をずっとは続けたくないから。子どもに、「だめよ!」と言わなければならないストレス、治らず、ぶり返すのを目の当たりにするストレスは、少なからずあると思います。
私もその一人です。
だめよという時、ステロイドを塗っていてもぶり返し、よくなったと思って少しずつ減らして行ってもぶり返す。夜、子どもと寝落ちてしまった後、薬を塗らなければと思って眠気よりも使命感で這い上がる時…とてもストレスに感じるし、たまに孤独感も感じます。
我が家は大家族。子どものおじいちゃんおばあちゃんもいて、親族も遊びによくきます。
「ママが言ってるから引っ掻いちゃダメよ」
「絆創膏、外したくなっちゃったのよね〜」
「ステロイドでよくなったね。よかったね」
その発言に、心を苦しくなります。(どうだろ?みなさんはどうですか?)
素直に、その発言を聞けません。
私は、言いたくてダメと言ってるわけではないし
絆創膏、外さないように、一声かけてくれても・・・
ステロイドで今は綺麗になってきましたけど、ぶり返しがくるかもしれない、これで、よくなったとはわからないんです。安易に言わないで…
そんな気持ちが込み上げてきます。
多分、子どもの湿疹の一進一退さに心の余裕が無くなってるんだと思います。
治ってしまえば、そんなこともあったね〜と言った気分ですが。
今は、炎症がぶり返さないように少しずつステロイドを抜いていくしかありません。(炎症を起こしやすい梅雨と湿気の恐怖ですが)
もし、同じような気持ちになってるママさんパパさんがいるのであれば、ぜひ、ママ、パパさんがお灸や鍼の治療を受けてみてください。ストレスが抜ければ、運動や散歩でも大丈夫です。ママやパパのストレスは、子どもはすぐに感知します。そのストレスは、子どものアトピーや湿疹にもよくないんです。
話は長くなりましたが、是非是非、ママさんパパさんのストレスケアも大事です。
<川>
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