月経痛
月経痛、どう対処されていますか?
はり灸治療をする場合、体に合わせて行うので、みんな同じ治療法を行うわけではありませんが、ここぞというツボがあるのでご紹介します。
★おすすめの対処★
対処法:温めたり、保湿したり、優しい刺激をするなど(お灸がお勧め!)時期:月経前、月経中(できたら、通年)
ツボ:三陰交、血海、下腹部、仙骨部
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最近女性の月経痛に関する質問を受けることが多くなりました。
なぜかな?
リモートワークが増えたから?
おうち時間が増え、体と向き合う時間が増えたから?
それとも、私が30代後半になったからでしょうか?
理由はともかく、正直びっくりするほどみんな月経痛を我慢してたんだなと思いました。みなさん、すごい我慢強い…と思ったのが私の感想でした。
月経中の症状はそれぞれです。
お腹の痛み、股関節周りのだるさ、一日中寝ていたいような頭痛やだるさ、めまい、背中の痛み、腰の痛みやだるさ、ピキピキすると表現される方もいいます。本当にそれぞれです。
月経はホルモんの変化で、子宮内膜を剥離、出血、それを排出させるため子宮を収縮させています。この時に出されているプロスタグランジンという女性ホルモンの量で痛みが変わると言われています。常に一定の量が出るわけではないので、少なからず毎月痛みにも違いがあります。
なんともいえない痛みなんですよね。
出産経験があったって、痛いんです。
今月は、全然平気!って思っても、その次の月は、痛みで寝込んでるかも。そんな状況はよくあります。
仕事や子育て中、なんとか大丈夫…というギリギリで1日を過ごしていることも稀ではありません。
東洋医学で月経痛は「気血津液」という体を流れるものの乱れ(滞りや逆流)が原因と考えます。ですので、治療でもセルフケアでも、血液の流れを良くして、体の水の滞りを流れる様にしてあげます。これらは、突然起こるものではないので、月経前から常日頃気をつけて対処することで、月経時に増強する気血津液の乱れを少なくできます。
東洋医学の気血津液は、西洋医学の血液、体液と似ているのですが、違う役割をしているもの、西洋医学の考えでは存在しないものもあります。
体を思いやるつもりで、少しずつでも体を温めてあげたり、滞りを少なくする行動を取り入れていくと変化していくことが多いです。自分では、できないと思えば、はり灸院に行ってもいいと思います。
我慢せず、辛いなと思うのであれば、ちょっとやってみてください。(下記に対処の詳細があります)
急に変わることは少ないけれど、そういえば!と思うことは多いです。
*月経に急激な変化、痛みなどが起きている場合は、専門医に相談することをお勧めします。
□□□ お勧め対処 □□□
ポイント
・気持ち良い程度に温めること(冷やさない)
・流れをスムーズにしておくこと(溜め込まない、とどまらせない)
方法
温めるのであれば、ホッカイロや、お灸、お風呂など
流すのであれば、運動やストレッチ、睡眠、適度な水分摂取
場所
下腹部、仙骨部、三陰交(ツボ)、血海(ツボ)
*方法に悩んだりする場合は、本を読んだり、はり灸院で教えてもらうといいです。
*火傷、火の始末、過度にやりすぎるなど、注意して行ってください。
*皮膚に異常を感じた場合は専門医に相談してください
◆◆◆ おすすめのお灸と本 ◆◆◆
●火の使わないお灸(持ち歩けます。)
●煙の少ないお灸(香りも少なく家の中で気にせずできます)
おすすめ本(冷えと月経痛は関連してます。月経周期などに合わせた情報も載っています)