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アメリカ国内で結婚&ステータス変更で永住権を取得したときの体験談

こんにちは。マッチングアプリで2021年に知り合った旦那ちゃんとアメリカで結婚して、2022年にグリーンカードを取得しました。ここでは、米国内でステータス変更・永住権の申請をしてグリーンカードを取得するまでのプロセスを、私個人の体験談としてシェアさせていただきます。

申請される方の状況やタイミング、またはUSCIS(米国移民局)の判断によって、申請プロセスや必要書類、取得までにかかる時間が異なると思います。これから申請される方は、USCISのオフィシャルサイトなどで必ず最新情報をチェックしてくださいね。


2021年8月下旬〜旦那ちゃんとの出会い

旦那ちゃんと出会うまではスピードデートに行ったり、お友達とイベントなどに参加して恋人探しをしていました。当時の私はマッチングアアプリに対してあまり良いイメージがなく、使うことを躊躇っていました。でも、なかなかいい人と巡り会えなかった私は、ある時アプリを試してみようと決断しました。

2つのアプリに登録して数ヶ月使ってみましたが、チャットしていいなと思った人と実際にビデオ通話してみると、何だか会話がイマイチだったり写真と実際の顔が全然違かったりなど、がっかりすることが多かったです。でもある日、アリゾナ在住のアメリカ人からメッセージがきて、彼とチャットをするようになりました。とてもいい感じの人で、ビデオ通話では家族の話や将来のことについて話すことが多かったので、この人とお付き合いするかもしれないと思っていました。

でも知り合って1ヶ月ほど経ってから、他の人とお付き合いすることになったので、もう私とはお話しできないという内容のメッセージが届きました。この時はショックのあまり、もうアプリはやめようと思いました。でも数日が経った頃なぜか、もう少しで自分のお誕生日だからもうちょっとだけ続けてみようと思い直し、恋人探しを再開しました。

ショックな出来事があってから1週間後、お誕生日の前日にメッセージをくれたのが旦那ちゃんでした。今思い返すと、あの時諦めないで本当によかったなと思っています。旦那ちゃんと出会ってからは、毎日のようにメッセージ交換やビデオ電話で会話を重ねて、お互いのことを好きになっていきました。当時は派遣社員として働いていて、契約がもう少しで切れるから次の仕事を探すつもりと彼に伝えていました。するとある日、彼から『次の仕事を探さずに、アメリカに来て一緒に暮らしてみませんか?』と言われました。突然のことで何と言っていいか一瞬戸惑いましたが、子連れの彼が日本に来るのは大変だとわかっていたので、OKの返事をしました。

出会って1ヶ月後ほどしか経っていなかったのに、何とも急な展開だったな〜と、今思い返すと自分でもびっくり。。。でもその時は、直接会ってみたら自分のパートナーになる人かどうか、はっきりわかる気がすると思ったのです。普段は優柔不断で即決するのが苦手な私ですが、この時はアメリカに行くことに迷いはありませんでした。

渡米まで3週間ほどしかなく、両親に渡米の話をするときは反対されるんじゃないかと思い緊張しましたが、何ともあっさり『いいんじゃない』と言われびっくりしたのと同時に一安心。彼と両親をビデオ電話を通して会わせていたことが良かったのかな〜とも思いましたが、やっぱり私の両親はちょっと変わっている気がする。。。

2021年10月初旬〜アメリカへ渡る

渡米まで時間があまりなくバタバタとしていましたが、大事な書類などは実家に預けてアメリカへ渡りました。コロナ禍だったので、日本出国やアメリカ入国に時間がかかるかなと思っていましたが、スムーズにいきました。アメリカ入国の目的は短期旅行ということでESTAで入国。旦那ちゃんが花束を抱えて空港までお迎えに来てくれました。実際に初めて会うのでドキドキ緊張しましたが、無事に会えました。カメラ越しに見ていた通りの人だったので一安心。

いきなり共同生活が始まり、色んなことで喧嘩したりすることもありましたが、お互いに話し合うことができたと思います。一緒に生活する中でもちろん不安なこともあったけど、旦那ちゃんは人間的にいい人だと確信していたので、このまま結婚できればいいなと考えていました。

渡米して1ヶ月ほど経ったある日、移民専門の弁護士さんにグリーンカード申請について聞きに行ったことがあります。その時に『90日ルール』があることを知ったのですが、これは2017年からの新しい移民国籍法らしく、入国から90日以内に一貫性のない行為をしてしまうと、入国禁止、または一生アメリカへ入国できなくなる可能性があるらしいです。一貫性のない行為とは、私のようにESTAで短期滞在の目的で入国したのに、日本に帰国せずアメリカに居住したり、ビザなしで就学したり働いたりすることです。

このルールを聞いた時はがっくりでした。もし彼と結婚することになったとしても、帰国して配偶者ビザを申請しなきゃいけないんだと思っていたら、90日待たずにアメリカ国内で結婚してステータス変更、グリーンカード申請しても大丈夫だよと言われました。ちょっと半信半疑でしたが、弁護士さんのその言葉を聞いてポジティブな気分になりました。

でもESTAで入国していた私は、帰国するまでの時間が短くなるにつれてソワソワ不安気味に。。。自分から結婚の話を切り出す勇気がなく、2ヶ月が経過。でもある日、旦那ちゃんから結婚についてどう考えているのと聞かれて、ようやく自分の気持ちを打ち明けることができました。旦那ちゃんも色々私たちのことを考えていたそうですが、最終的に結婚しようということになり、12月25日のクリスマスの日に素敵な指輪をプレゼントしてくれました。

2021年の12月下旬〜マリッジライセンスを取得

アメリカで結婚する際には、州が発行するmarriage License(結婚許可書) が必要になります。まだ結婚日を決めていなかった私たちですが、私たちの住むケンタッキー州では取得してから1ヶ月は有効なので、先にライセンスを取りに居住地域を管轄するCounty Clerk、カウンティクラークオフィス(日本の役所みたいな所)に行くことになりました。申請する際に必要だったのは申請書と顔写真付きの身分証明書。私はパスポートを持参しました。記載事項は氏名、住所、誕生日、出生場所、両親の氏名、職業(私の場合は無職)やこれまでの結婚数など簡単な項目のみなので、特に何かを用意する必要はなしです。

少し戸惑ったのが苗字の部分。これまでの苗字なのか、結婚後に名乗る旦那ちゃんの苗字にするのか、たくさん調べましたがみんなバラバラの意見だったので、当日の担当者に聞いてみようということにしました。結局書類には旧姓が記載され、旧姓でサインもして無事にマリッジライセンスを取得できました。ちなみに払った金額は50ドルでした。

2022年1月11日〜入籍・結婚する

年末に入籍日はいつがいいかと旦那ちゃんに聞いたところ、いつでもいいよと言われたので結構悩みました。数字的に7日、8日、11日がいいかなと思い彼に相談したところ、立会人である旦那ちゃんのお母様とお友達に都合の良い日を聞くことになりました。そして最終的に11日に決定。私たちはグリーンカードの申請を優先したかったので、家族や知人を招いた結婚式を挙げずに、簡易的な結婚式だけしようと決めました。

結婚式を司ることのできる人は、牧師、神父や裁判官など、結婚を許可できる資格のある州から認められた人になります。また、結婚式では ウィットネスと呼ばれる立会人2名が必要になります。私たちは特定の宗教に属していないので裁判官にお願いすることになりました。結婚式の日程に予約が必要だと思っていた私ですが、なんと予約は受け付けていないとのこと。

どれくらい待たされるのかわからなかった私たちは、当日の朝早めに出かけることにしました。ウェディングドレスを着る女性もいるそうですが、準備する時間もなかったし記念写真はまた別の機会に撮ろうと話していたので、旦那ちゃんはスーツ、私はできるだけドレッシーに見える洋服を着て行きました。

向かった先は裁判官のいる "Hall of Justice”、つまり裁判所です。結婚式を裁判所で挙げるなんて想像していなかったので少し複雑な気分...でも、まあいっかと気を取り直し受付へ向かいました。私たちが先頭だったようで待たされることはなく、受付の女性から裁判官のいるお部屋へ向かうように言われました。ドアをノックして入るように指示されたのでお部屋に入ると、裁判官を含め4名ほどが待っていました。みんなフレンドリーな感じだったのでホッとしましたが、Marriage Ceremony が始まった途端、えー聞いてないよーということが起こりました。あの誓いの言葉を英語で言うことになっていたのです。

裁判官が、”Will you have 〇〇(旦那ちゃんの名前)to be your husband, and will you pledge your faithfulness to him, in all love and honor…” と私に問いかけた後、私が “I will” と答えるところまではよかったのですが、その後、裁判官が ”Repeat after me” と旦那ちゃんに言うと、

”I, 〇〇(旦那ちゃんの名前), take you, (私の名前) to be my wife and I promise before these witnesses to be your loving and faithful husband, for richer or for poorer, in joy and in sorrow, in sickness and in health, as long as we both shall live.”

と裁判官の後に誓いの言葉をさらっとリピートしました。そして私も彼の後に続いて、”I, 〇〇(私の名前), take you, (旦那ちゃんの名前) to be my husband…”とたどたどしくリピートしました。

そして誓いの言葉が終わった後は、指輪交換。ここでも、裁判官の言葉をリピートしながらお互いに指輪交換をしました。

”The ring I give to you as a token and pledge of our constant faith and abiding love.”

最後に誓いのキスをして結婚式が無事に終了しました。裁判官側の男性がセレモニーの間たくさんの写真を撮ってくれていたので、良い記念になりました。映画で結婚式のシーンを何度も観たことはあり、誓いの言葉の存在は知っていました。でもまさか自分が言うことになるとは思っていなかったので、旦那ちゃんにどうして教えてくれなかったのと聞いたら、『君に伝えたら心配して夜眠れなくなると思ったから』との返事。ひとまずその場を乗り切ったし、確かにその通りだったわと思い旦那ちゃんには感謝してます。

結婚式の後、裁判官に署名してもらった書類を持って役所に行きました。ここで正式に結婚したことが登録されると、自宅にマリッジサーティフィケイト(婚姻証明書)が届きます。私の場合、1週間ほどでその証明書が届きました。

2022年1月初旬〜ステータス変更・永住権の申請準備を開始

結婚式を終えてホッとしたものの、私の頭の中はグリーンカード申請のことでいっぱい。以前相談に行った移民弁護士さんには、申請すれば3ヶ月過ぎても不法滞在にはならないことを聞いていたのですが、申請するまでに何かあったらどうしようと心が落ち着かない。とにかく早く申請しようと過去に申請された方達のブログなどをたくさん見ましたが、私のようにESTAで入国してアメリカ国内でステータスを変更するケースは、日本人としてはあまり多くないようでした。

私たちが相談に行った弁護士さんに書類依頼すると、3000ドルから5000ドルとびっくりするほど高いので、自分達で作成しようということになりました。優しい旦那ちゃんが協力的に色々調べてくれて、一緒に必要な書類を集めたり書類作成をしてくれたことには、とっても感謝しています。

私たちのようにアメリカ国内で結婚してステータス変更・永住権申請するケースに必要な書類は以下の通りでした。

I-130 Petition for Alien Relative
(外国人親族への請願書)

I-130a Supplemental Information for Spouse Beneficiary
(永住を希望している者が書く書類)

I-485 Application to Register Permanent Residence or Adjust Status
(永住権またはステータス調整の申請書)

I-864 Affidavit of Support Under Section 213A of the INA
(扶養宣誓供述書)

I-693 Report of Medical Examination and Vaccination Record
( 健康診断とワクチン接種記録の診断書。私たちはI-485の申請時に未提出)

I-131 Application for Travel Document
(オプション。渡航許可証の申請書)

I-765 Application For Employment Authorization
(オプション。労働許可証の申請書)

G-1145 e-Notification of Application/Petition Acceptance
(オプション。申請書類がUSCISに届きましたというお知らせメールや、SMSメッセージを受け取りたい人が提出する書類。)

G-1450 Authorization for Credit Card Transactions
(オプション。申請料金をクレジット払いする場合に必要な書類。)

最新の書類はすべてUSCISのサイトからダウンロードできます。 

その他に必要だった提出物(私たちのケースの場合)

・カバーページ
(全体書類一式につけた1枚と、I-130, I-485, I-765パッケージのそれぞれの申請書類につけた3枚で合計4枚作成)

・戸籍謄本の原本と英語訳にしたもの
(Rush Translateという翻訳会社に頼みました。1ページにつき$24.95)

・旦那ちゃんの出生証明書

・パスポートサイズの写真
(旦那ちゃんは2枚、私は合計で6枚。FedEx officeで撮りました。)  

・私のパスポートのコピー
(全ページのものと、顔写真 ページ部分だけのもの)

・旦那ちゃんのパスポートのコピー

・Certified された婚姻証明書
(公的機関の認証文が付いている正式な写し)

・結婚生活を証明する書類
(旦那ちゃんの健康保険に加入しているのがわかる書類、出会ってからこれまでに一緒に撮った写真をまとめたもの。旦那ちゃんのお母様とお友達に書いてもらった、私たち二人の結婚は偽りのないものですという内容のお手紙。他にも提出できる書類があればベター。)

・旦那ちゃんの税務申告書のコピー
   ( I-864 に添付する、旦那ちゃんの経済力を証明できる書類)

・私のI−94のコピー
(アメリカ出入国時に記録される情報のこと。以下の税関・国境警備局のサイトで情報を取得できます。

書類作成で悩んだこと

①苗字とミドルネームについてです。アメリカ人ならほとんどの人がミドルネームを持っているので、私も欲しいなと思い旧姓をミドルネームにすることも考えたのですが、すごく悩んだ後につけないことにしました。ラーストネームは旦那ちゃんの苗字に変更することで名前についてはクリアしました。

②細かいことで少し悩んだのが、空欄にN/Aを入れるか問題でした。過去に申請された方のサイトなどを拝見すると、未記入があるといけないから空欄部分には全てN/Aを入れて申請した人たちもいたようですが、最終的に私たちは空欄のままにしました。

③I-693(健康診断・ワクチン接種記録)は提出必須書類ですが有効期限があるので、せっかく病院で作成してもらっても無効になってしまう可能性がありました。調べたら他の書類と同時に提出しなくても大丈夫だとわかったので、申請プロセスが進んでから提出することにしました。

ステータス変更・永住権の申請料金について

$535(I-130の申請料金)
$1,225 (I-485 の申請料金:$1,140  バイオメトリクス:$85)
※ I-765とI-131はI-485と同時申請すると無料。
合計金額:$1,760(コピー代、パスポートの写真代、戸籍謄本の翻訳料金、I-693健康診断関連などの料金は含まない。)

ステータス変更・永住権申請からグリーンカード取得までの流れ

2022年1月31日〜永住権(ステータス変更)の申請書を郵送で提出

すべての書類を3回以上見直して、書き間違いや記入漏れなどのミスがないかチェックした後、ケンタッキー州を担当しているUSCISへ書類を郵送したのは1月31日でした。無事に申請プロセスが進むといいなと思っていたら、2月3日に『移民局から書類が届きましたとの連絡があったよ』と旦那ちゃんから聞いて、ホッと一安心。

2022年2月11日〜書類を受領したとのレシートが届く

この日、I-797C, Notice of ActionとUSCIS Account Access Notice の書類が私と旦那ちゃん宛に届きました。オンラインアクセス用のコードが書かれていたので、早速USCISのサイトでアカウントを新規作成しました。アカウント登録しておくと、USCISから”We have taken an action on your case”というメールが登録したメルアドに届きます。ログインすれば、プロセスがどのようになったかをすぐにチェックできたので便利でした。また、後日郵送で送られてくる書類のPDFもオンラインで確認できたので良かったです。

2022年2月12日〜バイオメトリクスの通知が届く

USCISから、バイオメトリクスの予約日は3月11日ですという連絡がきました。バイオメトリクスとはグリーンカード用の生体認証情報のことで、指紋、顔写真、電子署名を取ることです。予約日に書類に記載されたアプリケーションサポートセンターに行ってくださいとのことでした。持ち物は身分証明書と送られてきた書類の2枚。1枚は "Appointment Notice", 2枚目は "Applicant’s Information Worksheet” というもので、氏名、旧姓、ジェンダー、人種、出身国、国籍、誕生日、目の色、髪の毛の色、身長、体重を記入。

2022年3月11日〜バイオメトリクスの登録に行く

予約時間は2PM。旦那ちゃんと一緒にサポートセンターへ向かいました。私の場合、結婚して苗字を変えましたが、まだパスポートは旧姓のままでした。私のように名前が不一致になってしまう際は、それが証明されるような書類を一緒に持ってくるように記載があったので、婚姻証明書を持っていきました。

サポートセンターの中に入ると、職員さんが3名ほどいて私の前に予約された方がいましたが、すぐに帰られたのでオフィスには私達だけでした。受付の方が書類を確認すると、『指紋と顔写真を撮るから、そこにいる男性のところに行ってもらえますか?』と案内されました。最初に全部の指の指紋採取をしました。その後に写真撮影をして、写真を確認させてくれました。最後に電子ペンで自分の名前のサインをして、受付で予約の書類にスタンプを押された後、『これでおしまいよ』と言われて終了。所要時間は経ったの15分程度でした。指定されたサポートセンターによっては、入口でセキュリティチェックがあったり結構待たされたりするケースもあるようですが、私の場合はサクッと終わりました。

次の日の3月12日にUSCISからメールが届いていたのでサイトを確認すると、3月11日付けで "We are actively reviewing your Form I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status. Our records showed nothing is outstanding at this time.” とステータスが変わっていて、I-765の労働許可証のステータスも変更されていました。

2022年7月13日〜労働許可証(EAD)についての連絡がくる

バイオメトリクスの手続きが終わった後、まったく連絡が来ないのでどうなってるんだろうと思っていたある日、USCISから私のケースに進展があったとのメールが届きました。確認してみると、"We are producing your new card for your Form I-765, Application for Employment Authorization.”となっていたので、労働許可証が手に入るのかと思って嬉しかったです。

2022年7月16日〜 I-693 Deficiency Noticeのお手紙が届く

この日USCISからの封筒が届いたので、EADの書類かカードがもう届いたのかなと思って開けてみると、 提出書類に必須のI-693が提出されていませんとのお知らせでした。これを見た時、大変だー急いで健康診断の書類作成しなきゃと一瞬慌てました。

しかしお手紙をよく見てみると、現段階では書類を送ってこないでくださいとの記載がありました。面接のお知らせが届いた人はその当日に持ってくるように、また面接不要な方には再度提出するようにお知らせしますとのことでした。

2022年7月18日〜労働許可証を発行したとの連絡がくる 

メールが届いていたので確認すると、以下のメッセージのように労働許可証が発行されて郵便局から届きますのことでした。

"We produced your new card for your Form I-765, Application for Employment Authorization.”
"The Post Office picked up mail containing your new card.” 

数日後ほど経ってから労働許可が下りましたという旨のお手紙と、労働許可証のカードが別々に届きました。有効期限は2年間になっています。

2022年10月20日〜I-130 Petition for Alien Relativeのステータス変更あり

"We are actively reviewing your Form I-130, Petition for Alien Relative. Our records showed nothing is outstanding at this time."

EADカードが届いてから3ヶ月ほど経った頃、I-130 の書類をリビューしていますとステータスが変更されていました。I-131 とI-485の申請プロセスには何の進展もありませんでした。

2022年11月9日〜I-485のステータス変更のお知らせ&I-693と追加書類提出のお願いが届く

USCISのサイトをチェックすると2通のお知らせがあり、1つ目はI-485を現在リビューしているので待つようにとのことでした。

"We are actively reviewing your Form I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status. Our records showed nothing is outstanding at this time.” 

2つ目はI-485に追加で書類の提出が必要ですとの連絡。

"We sent a request for additional evidence for your Form I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status."

ドキュメントタブのところに "Request for Evidence" という名前のPDFが添付されていたので確認すると、未提出のまま連絡待ちしていたI-693と、私たちが結婚してから現在までの結婚生活を証明する書類を提出するお願いでした。提出期限は約1ヶ月後の12月12日だったので、少し急がなければと思いました。

2022年11月10日〜I-693の書類作成の準備と病院の予約をする

以前I-693について調べた時に、USCIS指定のcivil surgeonに健康診断をお願いして書類作成してもらう必要があり、お医者さんによって値段が結構異なるという情報を見たことがありました。また、これまでに日本で受けた予防接種記録があれば、追加で打つワクチン数が必要最低限ですむとのことでした。日本とアメリカの予防接種基準が異なるので、どのワクチンが必要になるんだろうと思いながら、母親に送ってもらっていた母子手帳のワクチン記録を簡単に英訳しました。

以下が私のこれまでの予防接種歴と、かかったことのある病気名です。ワクチン名と打った日付、自分でもわかるように日本語も記入してこちらは準備完了。

Received Received Vaccination ~ ○○(自分の名前と西暦)

・Tuberculin Reaction ツベルクリン反応

・ BCG for tuberculosis (TB) disease

・ Triple Vaccine (Pertussis, diphtheria, and Tetanus Vaccine)
 3種混合-百日咳・ジフテリア・破傷風

・ Polio(acute poliomyelitis)

・ Measles はしか(麻疹)

・ MR Vaccine (Measles and rubella) 麻疹と風疹

・ Japanese encephalitis vaccine 日本脳炎

・COVID-19 (Moderna) 1st dose-July 9,2021. 2nd dose- Aug.6,2021.
 3rd dose -Jan.17,2022

♦︎ Past medical history
・ Chickenpox (Varicella)  水痘
・ Rubella 風疹 
・ Mumps おたふく 

そして、USCISの以下のサイトからお医者さんを探し、自宅からほど近い病院を数件見つけた後、予約日や事前に必要なワクチン接種について旦那ちゃんに聞いてもらいました。

自宅から一番近いところだとすぐに予約は取れたけど、診察料が高かったのと、必要なワクチンは当日に病院で打てるけど、追加料金がかかるとのことでした。少し離れていたけど診察料が安いクリニックからは、事前に必要なワクチンをクリニックや薬局などで打っておくと、追加料金はかからないとのアドバイスをくれて良心的に思えたので、11月22日にこちらのクリニックで予約を取りました。

2022年11月12日〜Krogerの中にある薬局で3つのワクチン接種

予約日が少し遠いので必要そうなワクチン接種はすべて済ませておきたいと思った私は、ネットで永住権に必要なワクチンについて調べました。日本で以前に接種したとしても時間が経っているので、アメリカでもう一度接種し直すワクチンや、時期的に追加で必要になるワクチンもあるみたいでした。また、コロナワクチンも必須になっていますが、私は日本で2回とアメリカで1回接種しているので問題ありませんでした。

どこで接種しようかと調べていたところ、近所のKrogerの中にある薬局では1回の予約で3つまでワクチン接種ができるとのことだったので、以下の3つを打ってきました。

・MMRという麻疹・おたふくかぜ・風疹の3種混合ワクチン
・Tdap(破傷風、ジフテリア、百日咳)
・インフルエンザワクチン(毎年10月1日から3月31日のインフルエンザシーズンにグリーンカード申請用の健康診断を受ける場合に必要)

さすがにこの日と次の日は体がだるくてダラダラして過ごしました。ちなみに保険が使えたので、すべて無料でした。

2022年11月20日〜Krogerの中にある薬局で追加ワクチン接種

予約した病院から、Hepatitis B(B型肝炎ワクチン)も必要だから予約日までに打っておいてねと伝えられたので、こちらもkrogerで事前にネット予約しておきました。当日、予約の時間に行ったら『担当の先生が病気で今日はお休みしているので、ワクチンは打てません』と言われてしまいました。連絡くれたら良かったのにと思いながら、この日に受けたかったので別のkrogerに電話をしてワクチンを打ってもらえるのか確認して、その薬局へ向かいました。

受付で書類に記入した後、先生から2回打つワクチンと3回接種が必要なワクチンのどっちが良いか聞かれました。2回のみのワクチンは2017年に承認された新しい種類のものらしく、1ヶ月後に2回目を打つことになっているらしいです。私は新しい方を選びました。この日無事に接種できたのでホッとしましたが、レシートだけで接種記録として扱ってもらえるのか不安だった私たちは先生にそのことを告げると、先生サイン入りの書類(Vaccine Consent Form)をコピーしてくれることになりました。

1週間前に近くのkrogerの薬局でワクチンを受けた時にはレシートしかもらっていなかったので、こちらでも先生サイン入りの書類をもらいに行きました。これで、ひとまずI-693に必要そうなワクチン接種は終わったかなと思い一安心。

2022年11月22日〜クリニックで健康診断を受ける

当日は旦那ちゃんとクリニックへ向かいました。持っていったものはパスポート、事前にパソコンで記入したI-693のフォーム、コロナワクチン接種記録、Krogerで打ったワクチンのレシートと先生のサイン入り書類(Vaccine Consent Form)、自分で英訳した母子手帳のワクチン接種記録、念の為の婚約証明書のコピー(パスポートと申請の名字が異なるため)です。

受付でコロナワクチン接種記録とIDを見せました。そしてI-693に名前などを記入するように言われましたが、私はすでに記入済みだったのでそのフォームとワクチン接種記録の書類を出しました。しばらく待たされた後、診察室に通されて再び待つことに…

ようやく先生が現れると、最初に自分の名前と住所を確認されました。そしてI-693のフォームに関連した質問をいくつかされた後、私のワクチン接種記録を見て『完璧ね』とのひと言をいただきました。提携しているラボがあるから、そこの予約をして血液検査してくるように言われ、メモを渡されました。メモにはラボで受ける必要のある検査項目と、次に来るクリニックの予約日は1週間後と書かれていました。

その日は待たされた時間の方が長かったですが、健康診断はあっという間に終了。身長や体重、血圧など測るのかなと思ってましたが、何にもなくて拍子抜けしちゃいました。自宅に戻り早速ラボの予約を取りました。

2022年11月25日〜ラボへ血液検査に行く

当日はクリニックで渡されたメモと一応パスポートを持って、紹介された Quest Diagnostics というラボへ向かいました。ここではあまり待たされることはなく、お部屋に通されました。メモを渡すとシリンダーのようなものを見せられて、『これ2本分の血液を採取するからリラックスしてね』と言われました。血を抜かれた後は尿検査用の紙コップを渡されたので、おトイレへ行きました。検査用のコップを置くところが見つからなかったので、もう一度採血してくれた看護師さんのところへ戻りました。他の方の採血をしていたので声をかけるのに躊躇しましたが、気づいてくれて『そこのカウンターテーブルの上に置いてもらえれば大丈夫です』と言われたので、指示通りに置き、この日もすぐに終了。

2022年11月29日〜クリニックにI-693 健康診断の結果を受け取りに行く

無事に健康診断のフォームが完成していればいいなと思いながら、再びクリニックへ向かいました。2度目も診察室でかなり待ったので、先生が書類を持って現れたときは嬉しくなりました。『ラボの検査で何も異常がなかったので、書類に署名してください』と伝えられ、ホッとしました。

なぜなら日本人の中には赤ちゃんの頃に結核の予防接種を受けている人たちがいます。私もその一人でした。過去のBCG接種の影響で、本当は感染していないのに陽性反応が出てしまう偽陽性になることも多いらしいです。陽性だとレントゲン検査などをする必要があり、書類提出期限までギリギリになりそうだなと思っていましたが、なんと陰性だったので何の心配もする必要はなかったのです。

書類に自分のサインをした後に、『ちょっと待っててね』と言われたのでしばらく待っていると、先生が封筒に入った書類を持ってきました。絶対に開けないでUSCISに送ってねと念を押されました。これで無事に完成したI-693を取得できました。

2022年12月5日〜I-693と追加書類をUSCISへ郵送する

私たちの場合、I-693の他に結婚生活を証明する書類を提出する必要がありました。送られてきた"Request For Evidence"のお手紙の中には証拠になる例が挙げられており、私たちは以下の3点を用意しました。

①旦那ちゃんの健康保険に私が妻として加入していますと記載のある書類

②旦那ちゃんのお友達に書いてもらった私たち2人が夫婦としてきちんと結婚生活を送っていますという内容の書かれたお手紙

③結婚式や他のイベントで撮った写真

書類をすべてまとめ、"Request For Evidence"の書類とカバーレター添付して指定されたUSCISのオフィスへ郵送しました。

2022年12月6日〜書類が届いたとの連絡がくる

追加書類を提出した次の日にUSCISから書類を受領したとの連絡があり、ここから以下のようにスピーディーな展開となりました。

2022年12月7日 "Request For Evidence”の書類を受領したとの連絡あり

2022年12月14日 永住権(ステータス変更)の申請が承認される

2022年12月24日 グリーンカードが発行される


2022年12月24日 同日に、申請していた渡航許可書については以下のように3つのお知らせがくる

"We closed your Form I-131, Application for Travel Document, because the applicant or petitioner received a status or benefit through other means."

"We completed our review of your Form I-131, Application for Travel Document, and denied your case."

"Case Was Terminated"

2月初旬に申請書を受領したと連絡があってから、I-131に関しては何の進展もなくどうなっているのかなと思っていました。申請書の"Date of Intended Departure”と "Expected Length of Trip”の箇所にTBD 、未定であると記入してしまったので、もしかしたら後回しにされてしまったのかなと思ってますが、これに関しては謎のままです。

2022年12月30日 グリーンカードが自宅に届く 

24日のクリスマスイブにカード発行のお知らせがきたときは、素敵なクリスマスプレゼントをありがとうとUSCISに感謝。旦那ちゃんにカードのことを知らせると、『僕がクリスマスまでに、妻のグリーンカードを作成してくださいってUSCISに手紙を書いたんだよ』と冗談を言ってたのが面白かったです。

弁護士なしで申請準備を進め、2022年2月3日に申請書類が受領され承認されるまで約11ヶ月ほどかかりましたが、無事にグリーンカードを手に入れたので、2023年は安心して過ごせそうです。

最後に、この記事は私個人の経験談なので永住権やステータス変更される方は、必ずUSCISの最新情報や移民法などチェックされてください。

ここまで読んでくださり、本当にどうもありがとうございます。私の体験談が誰かの役に立てると幸いです。

    



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Lady Akiki(レイディーあきき)
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