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根底って小学生の頃から変わらないもので
幼少期〜高校生までピアノをやっていた。
ありがたいことにヤマハの専門的なコースに通わせてもらっていたため、ピアノ曲の練習にとどまらず、エレクトーンでのグループアンサンブル、作曲、ソルフェージュなど、多角的に音楽を学ぶことができる環境にあった。
(当時もっとありがたく感じるべきだったと、大人になった今はとても思う…)
自己紹介でも軽く触れたが、これ以外に学校の部活動でも吹奏楽や弦楽をやっていたため、私の写真表現の根底には大きく括ると「クラシック」が間違いなくあると思う。
※ソルフェージュとは
ソルフェージュのレッスンでは何をするの?
・正しい高さとリズムで歌をうたう
・メロディや和音を聴き取り、楽譜に正確に書き取る
・音楽(楽譜)のルールを理解する
ピアノ曲に関しては、小学生の頃は特に、そのコース生用に作られた教本から毎週5曲くらいを練習していって、先生のOKが出たらまた新しい曲をやって、どんどんレベルの高い曲にチャレンジしていく…というような感じだったと思う。
一番ハイペースにたくさんの曲に触れていたのは小学生の頃だった。
そんな中、あれは中学年だったか高学年だったか…もう記憶は定かではないのだが、教本の中に一瞬で心を奪われた、明確に「強烈に惹かれた」と初めて認識したある曲があった。
メンデルスゾーン/無言歌集 第2巻 「ヴェニスの舟歌 第2」 Op.30-6 U 110 嬰ヘ短調
余談:YouTubeで好みの演奏をする方を見つけた。もちろんこの方のほうがとても素敵な演奏なのだが、当時の私の追い求めた表現ととても通ずるものがあり、こちらを載せさせていただいた。こういう出会いはとても嬉しいもの。
聞いていただけると分かると思うのだが、哀愁に満ち溢れた、あえて簡単な言葉で言ってしまえばとても暗い楽曲だ。
でも、この哀愁や、哀愁の中に一瞬見える救いのような情熱的なパートに、小学生の私は大層惹かれてしまった。
私の心が求めていた曲ってこういうものだったんだ。
根底って小学生の頃から変わらないもので、
メディア(媒体)が違っているだけで、好み・表現したい世界観というコアは20年近く経つあの頃と同じままだ。
きっとこれは、思考を巡らせたりする中でよりコアが明確にはなれど、まったく異なるものにはならない。
昨年写真展という形で自分の表現を出してみて、実は今コアをより明確にしたいという思いがある。
もう少しその作業には時間がかかりそう。
それが明けたら、またポートレートの作品撮りをしていきたいなと思う。
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実際のヴェネツィアも非常に心惹かれる街だった
3泊4日の滞在。後ろ髪を引かれながら、次の街であるパリに向かった
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