阿蘇山:杵島岳、烏帽子岳(2022.4.19)③
下山後の温泉、どこに行くか決めていなかったのだけど、ふと地図上で目に留めた内牧温泉に行ってみることにした。
5つほど立ち寄りで入れるお風呂があり、安いところだと200円から入れる。
あわよくばシャンプーなど備え付けのほうが助かるというのと、営業時間の都合、「宝湯」というお風呂に向かった。
中心部の広い駐車場に車を停めて歩いてお風呂に向かう。
内牧温泉の街は昔ながらの温泉街という感じで、その上で住民の暮らしもすぐ近くにあって、のほほんとした空気が流れていていいところだった(気に入ったのでその後、仕事場とは全然近くないが6月に出張で来た際に2泊している)。
そして温泉が大当たりだった!
「がね政」という割烹に併設していて「温泉割烹」と書いてありその意味わからなさがまずよかった。
普通に割烹の入り口から入って、呼び鈴を鳴らすとおばあちゃんが出てくる。
400円払うとシャンプーとボディソープが入ったカゴとタオルを1枚渡してくれる。タオル付きなのがものすごく有難い。
それから外通路を通って温泉へ。このお湯がとてもよかった!
「かけ流し」とはまさにこのこと、と言わんばかりにドバドバとお湯が流れていて、もはや滝だった。
びっくりして誰もいないのをいいことに動画を撮った。本当に気持ちの良いかけ流しっぷりである。
湯温はぬるめでのんびりと浸かれる。
後から一人地元の方と思しきおばあちゃんが入ってきて、人懐っこく話しかけてきてくれて可愛らしかった。
「このお湯はいいよぉ。ぬるっくてね、ゆっくりできる」。本当にそうですね!
その後も復旧された新阿蘇大橋でカルデラの切れ目(白川が流れ出すところ)を目撃し阿蘇の地形の凄さを実感したり、有名なパン屋に立ち寄って1000円以上パンを買ってバクバク食べたり、COREDO室町で出会った素敵なハーブティー屋さんの南阿蘇本店に足を伸ばしたり、コンビニでノンアルビール(キリンのエメラルドブルー色の缶の、初めて飲むやつにしてみた)を買って、グリーンピアまで行って桜とさっき登ってきたばかりの阿蘇山を眺めながら飲んだり。
午前中に登山もしていたと思えない充実ぶり。しかもカルデラ内の、ほとんど信号がないエリアしか走っていなかったから、満タン返しのガソリン代はたったの500円だった。
車を返しに行くと、昨日のお父さんがまた対応してくれた。「なんだか顔がスッキリしてる」「温泉に入ってきたので!」
おわり。