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騙されていたことに気づいた話

あれは、2年ほど前だったと思う。
某シーターヒーリングのM先生の
単発個人セッションを受けた際、
「あなたの中には”騙されます”という設定が入っています」
と言われた。

「あなたの中には”騙されます”の設定が入っているから、
偽物の愛を引き寄せます。
偽物の好意を見せる人を引き寄せます。」と言われ、
「こういう人は一回騙されたら一生騙され続けるので
気を付けてください。」と去り際にも念を押された。

私は虐待のある家で育った話をしたからか、Mさんは
「例えば、ご両親とか・・・」と両親を引き合いに
出したけれど、セッション全体の流れの中で、
うっすらと「それは夫のことではないか???」と
感知した。

けれども、その時は私にとって世界中で一番大好きで、
大事な主人が私に見せてくれる好意が偽物だという風には
ピンと来なかったし、そもそも「自分が騙されます」という
設定で生きているということ自体が
「ちょっとMさん、失礼じゃない?」と思う程ピンとこなかった。

ただ、私が今まで観測してきたこの世の法則上、
「人から思い込みについての指摘を受けた」ならば
「その思い込みをはずすことが出来るタイミングに来ているよ」
のサインであり、その思い込みについて、或いは設定について
気づくことが出来たなら、それを変えていけるということ。

むしろ、運命がその人に向けて
「気づいて変えていってね」と言ってくれているから、
人から指摘を受ける訳で。

Mさんに、「では、私はその”騙されます”という自分の設定を
解除したいです。その可能性が今示唆されていると思うから」
と言ったのだけれど、それについてはぼやかされたというか、
それ以上のヒントを出されることはなかった・・・。

その後もMさんの継続セッションを受けたりと、
お会いする機会は何度もあったし、別の人のセッションを受けたりもして、様々な指摘を受けたけれども、「騙されますの設定」については、
一つとしてヒントが来なかった。

ただ、どう考えても”騙されます”の設定が入っていて、
偽物の愛を引き寄せるなんて、良い設定なはずない訳で、
ずっとずっと意識の端でそのことが気がかりだった・・・。

1か月ほど前の6月、主人がロンドンに出張になった。
出張期間は2か月。そう、長い!!

ただ、実を言うと我が家では結婚以来ずっと、
主人は出張というと行先は海外で1か月前後行ってしまうのが
常だった。

私は寂しがりな方で、主人が大好きだし一緒にいたいから。
また、子供が小さかった頃は一人で子供の生活を守ることが
出来るのか心配で、主人が出張になると眠れなくなり、機嫌も
段々悪くなるので、出張は全く喜ばしいことではないのだけれど、
今回の出張については
「このお互いに離れている時間はきっととても大事な時間になる。
 この離れている間に自分に集中し、自分との対話を深めることが
出来るから」という予感がしていた。
(正直、出張前にこういった予感を感じたのは初めてかもしれない)

そして迎えた出張期間。

え~、まず石が話しかけてくるようになった?

私は元々一人になると自己対話をする癖があり、
「自分と対話」と言っても階層?は色々。
自分の考えの癖について分析したり、魂と会話をし、
望むことを確認したり、そんなことをしていると、
時々見えない世界の階層にも繋がるらしく、何やら
自分だけど自分でないものの声が聞こえたり?

夏至を挟んだのもいけなかったのだと思うのだけれど、
夏至前ぐらいから石が話しかけてくる事件が連発!

そして、今日はここ数日海外にいる夫と口喧嘩をしていたため、
二人の関係を俯瞰して何が起きているか分析したり、
自分の心の声を聞いたりしている中で、
「私、夫に騙されてるじゃん!」という気づきを得ました!

きっかけは、
「主人が出張に行く度に離れている期間が増えていくほどに、
主人のこと嫌いになるな~。何でだろう?」という疑問でした。

子供が小さかった時は、「主人がいない期間が長いほどに、
子供を守れるかという緊張が高まったから」だったかもしれない、
と思うのですが、今回は20歳の長女は独り暮らししているし、
中1の息子や小3の娘は守れるか?を考える必要はないし。
なのに、主人と離れていると主人をどんどん嫌いになるの何でだろう?
って。

普通なら離れたら相手を俯瞰出来て、
良いところとか見つかるものじゃ
ないのかな?って。

自分のノートには様々な気づきを書き留めたのですが、
平たく言うと、要は私は主人と一緒にいる時は、
主人との関係を壊したくないから、仲良しでいたいから、
本当は心の底で「主人のここが嫌!」って思っていることがあるのに
蓋をしていたり、誤魔化していたんですね。

誰にでも愛情と感じる形というものがあり、
それは人それぞれだと思うのですが、
私の欲しい愛情の形を主人には主張したことがあるけれど、
主人はそれを与えてくれなくって。

その代わり、
主人がやりやすかったり、主人の思う愛情を与えてくれていて、
「ねぇ、良いじゃん。君の欲しいものじゃないかもだけど、
ものはたくさんあげてるんだから。もらえるだけで幸せじゃん?」
って言われてる状態だったんだな。って。

一緒にいる時は行為をたくさん与えてくれるから、
それは「ね?たくさんあげるから。これで幸せでしょ?
 もらえてるのに幸せだって思わないっておかしいよ?」
くらいの乗りで主人がいるので、
「もらってるのに幸せだと思わない自分っておかしいのかな?」
って思っていたのですが、この一人でいる時間に、
心で思っていた本当の自分の気持ちに気づいたというか、
ぶっちゃけ、私怒ってるんですけど!!っていう。

私、虐待のある家庭に育っているので
偽物の愛というものを知っていて。

私の両親は「お金を与えること」「過保護、過干渉すること」
「子供を良くするために暴力をふるうこと」が
愛情だと思っていて。
且つ「罵ったり、馬鹿にしたりして心を傷つけること」が
子供との関係を損なうことだという認識がない人達でした。

両親はとても彼らの信じる意味での愛情を
たくさん私に注いでくれたのですが、
子供だった私には両親に対する不信感と恨みと、
迷惑感、凄く虐げられたという感情が残ったのでした。

主人はそんな家庭から私を救い出してくれた人のように
思えていたのですが、別の形で偽物の愛をくれていることに
なってるな~、現状では、という気づき・・・。

愛情って難しいですね。
相手が本当に望むことを与えるのが愛。
自分が与えたいものでなく、
自分がこれが良いと思うものでなく。

気づいたなら何かを変えることが出来るのでしょうか?
私は自分が心から望んでいる愛情の形を知ったので、
それを探しに行こうと思います。




 





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